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mRNAワクチンや注目製薬メーカーなど「薬」を深掘り!
今回は「薬」をテーマに掘り下げていきます。
mRNAワクチン
薬の歴史は古く起源は紀元前4000年メソポタミア文明まで遡るそうです。
日本に薬が伝わったのは7世紀頃。中国から伝わってきたようです。
薬には様々な種類がありますが、まずは最近よく耳にする"ワクチン"について掘り下げてみます。
ワクチンは下図のように毒を弱めたものを摂取し抗体をつくるものと言えるようです。
![スクリーンショット 2021-06-01 17.04.29](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53623582/picture_pc_b76f3c2040303b05bc5ab40403870850.png)
さらにワクチンは下図のように分類することができます。
![スクリーンショット 2021-06-01 17.09.10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53623944/picture_pc_9b7f9ecc3c597daaba32fcd0e08de3b9.png?width=1200)
その中でももっとも話題になっているのがmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンですね。
mRNAワクチンの仕組みについて、わかりやすい動画が政府から出ていたのでよかったらご参照ください。
日本でワクチンができない理由は諸説ありますが、「mRNAワクチンの研究開発を打ち止めしていた」「感染症そのものへの危機感が他国より薄かった」などが言われているようです。
特許とジェネリック
ワクチン特許についてのニュースは最近多く見られますが、そもそも特許とはどのようなものでしょうか。
下図の通り、特許を申請すると、20年間は保護されますが、逆に特許が切れた後には、ノウハウを公開する義務も発生します。
そのため永久にノウハウを世に出したくない場合は、特許を申請せずに隠し続けることが最善の策となります。
具体的には、コーラやケンタッキーのレシピは公開されておらず、特許申請もされていない秘伝のレシピとなっています。
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特許が切れた後にノウハウを得てつくられる薬をジェネリック医薬品と呼びます。
ジェネリックは研究開発のコストが低いため、安価で売られており、国も使用を推進しています。
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ジェネリック医薬品のメーカーとして有名な沢井製薬によると、ジェネリックによる医療費削減効果は1.8兆円にのぼると言われており、医療費の増大が国の課題となっている現代では、積極的に推進するべきものと思われます。
製薬メーカー/中外製薬
次に、製薬メーカーについて見ていきます。
みなさんはどれくらい知っていますか?
国内の売り上げランキングを見ると、1位は武田薬品工業で、大塚ホールディングス、アステラス製薬が2,3位に続きます。
各社の財務分析をしてみると下図の通り、中外製薬が非常に興味深い数字を出しています。
※ROE:経営効率(投資効率)=稼ぐのがうまい
※PBR:投資家からの期待
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次に営業利益率を見てみます。
日本の平均の営業利益率は8%と言われているので、製薬業界の収益性の高さがわかります。その中でも先ほど登場した中外製薬や塩野義製薬は非常に高い収益性を誇っているようです。
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中外製薬を調べてみると実は世界一の製薬メーカーであるRoche(ロシュ)が61%の株式を保有しており、Rocheと中外製薬は親子関係にあることがわかりました。
バイオ医薬品とは何でしょうか?
バイオ医薬品とは、生物の持っている機能を応用して、遺伝子を組み替えたり、微生物や動物細胞に培養させて作るタンパク質を有効成分とした高分子の医薬品のことで、研究開発コストは高いものの、少ない副作用で高い薬効が期待できるほか、これまで治療薬のなかった病気や、従来の医薬品では十分な治療を行うことの出来なかった病気への効果が期待されています。
バイオ医薬品の今後の発展にも注目ですが、やはり、中外製薬の飛躍には、Rocheとの提携と役割分担が功を奏しているようです。
中外製薬は創薬や研究開発に特化しており、その後の臨床試験やマーケティングはRocheに任せる体制を取っており、それが高収益体質に繋がっているようです。