非営利団体収支報告

ざっくりですが、東京ソーヤ1期の収支報告します。


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光熱費など未払いがありますが、それを差し引いても少し黒字で終わることができました。

2021−22年度の運営予算

さて、それで何度かオンライン社員会を開き、収支決算を報告。
9月からはじまる2期目の予算について話し合いました。

2期目を運営するのに、ざっと見積もると125万円必要です。

内訳(年間)
・家賃 36万
・維持費のローン 24万(フローリング張替え・屋根修理・薪ストーブ代)
・光熱費 15万
・車両費 20万(車検込)
・雑費 5万
・法人税 7万
・積立金18万

現状の会費設定は正会員3万円、一般会員5000円。全会員数は、60名(正会員9名一般会員51名)。
引き続き皆さんに登録していただいたとしても、会費を計上すると57万円なので、寄付金50万円以上必要ということになります。

これが果たして可能なのか。それが今月何度か開いている社員会の争点でした。(現在もなお話し合い中)


1期で集まった寄付金は30万未満です。1期が2020年12月末からはじまり8ヶ月だけでしたが、そうはいっても、12ヶ月で50万寄付金が集まるというのは簡単なことではありません。

どうしてこの金額に会費を設定しているのか?

一般会員の会費設定は、2年前まで松永さんや僕が個人で開催していた頃の1回の参加費に設定しています。
実際、焚き火の会に1年に1回しか来ない人もいます。そういう方々の負担を減らそうと、会費を5000円に設定しました。

また、非営利組織であることを徹底するため、焚き火の会で参加費はいただいていません。会費と、各自の寄付によって成立させています。


どうやって寄付金を集めてきたか。

寄付金の多くが、継続して焚き火の会にいらっしゃる方の協力で集まったお金です。2回目3回目以降、参加費がかからないので、可能な範囲で寄付金のご協力を呼びかけています。その結果8ヶ月で30万円集まりました。(1期目だったので8月31日まで)それでもだいぶ偏りがあり、そのほとんどは、7、8月最後のほうに集まったものです。

しかも今期は12ヶ月。寄付金50万円を最低でも集める必要があります。

このままの会費設定でいいのか?

そこで2期目以降の会費設定が適切かどうか、その点を社員を中心として話し合いました。

会員限定のslackで会議の動画を配信していますので、そちらを見ていただけると詳しい議論の様子が確認できます。(会員でないけれど、登録する前に確認したいという方は僕にご連絡ください)

そこで出たアイデアをまとめると

①会費設定そのまま。50万円の寄付活動がんばる!

メリット:社員たちが自分たちでどうにかしようと主体的に活動する。
デメリット:集金すべき金額が多いので実現が難しい。

②一般会員会費10,000円に上げる

初めての方は初回半額納入。引き続き参加する場合残金納入として初動の負担を減らす。

メリット:25万円の寄付金を含めて運営費が集まる。
デメリット:一律会費を上げると、1回試しに来てみようという方が登録を踏みとどまる。

③初回登録者5000円のまま。2年目以降会費15000円。

メリット:このまま参加者が継続登録してくれることが前提ではあるが、会費だけで50万の寄付金も含めた運営費全体をカバーできる。
デメリット:2期目参加する各家庭の初期費用が多くなる。

④焚き火の会常連は一般会員15000円。年間1、2回焚き火の会参加の人は賛助会員5000円で参加できるようにする。

一般会員(今までと同じように毎月焚き火の会参加できる)
賛助会員(年1、2回焚き火の会に参加する)

③案を修正したアイデアです。
ほぼ毎月開催している焚き火の会は、毎月のように参加する方々と年1、2回参加の方と2分されています。そこで、それらの需要に応えるために、一般会員と賛助会員の特典を変更し、両者にメリットがあるかたちにするということです。
デメリット:常連の初期費用が高くなること

以上の3つのアイデアのうちどれを採用するか審議しています。

会議参加者の声

会議の参加したある父兄が「どうせ寄付を渡すのだから、最初から会費を高く設定してもいい。それだけの価値があると1期参加し続けて感じた」とおっしゃっていました。

ありがたい話ですが、もし会費を上げるのなら、他の方の意見も必要ですし、もう少し話し合いを続けていくつもりです。

社員たちの活動の広がり

また、一部の社員たちは、会費をそのままにして寄付金をがんばって集めようと躍起になっています。彼らはまだ中学生ですが、非営利団体においては正会員つまり団体の社員という位置付けです。

そもそもこの非営利団体の社員のメリットは議決権を持つということだけでなく、自分たちで古民家を運営していくために、古民家で自由に企画することができるということです。
彼ら自身でさまざまなワークショップ(チャリティー活動)をおこない、そこに参加した子供たちに団体への寄付をお願いする。社員はそれによって自分の能力開発になり、そして団体の寄付金も増える。
企画がどんどん生まれ広がっていくか、それが今期の課題です。

最終目標:塾に代わる民間の教育機関となること

僕としては、「塾に行かなくても非営利団体に参加すれば、実学も学べ、受験にも合格する」という非営利団体となることを目指しています。

中高生自身が自分たちの学びたいことをワークショップにする。それによって自分たちは能力を高め、参加者に寄付の協力を求める。また、学びたい教師を自分たちで呼び、生徒も集めて一人当たりのレッスン料の負担を軽くして授業してもらう。学びたい欲さえあれば、自分たちの学びたいように学べる場所として機能させたいのです。


次回の会議は火曜21時を予定しています。会員以外の参加も可能です。
ご興味ある方はいつでもお声がけください。

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