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エドルグ・ジャパン設立

今までの教育活動をまとめあげる教育ブランドをつくろうと思い、松永さんと話し合い、エドルグ・ジャパンを設立した。

今後10年程度、エドルグ・ジャパン中心にして教育活動していこうと思う。

これは、ざっくり言うと、松永開発の「音読・暗算・作文」メソッドを全国に普及させることが主な目的である。

3段階のフェーズで考えている。
①音読・暗算・作文メソッドの指導者資格養成講座を実施

②松永式道場ネットワークを構築

③音読暗算作文検定を実施

奥多摩で活動している東京ソーヤは、奥多摩古民家限定で「秘密基地」みたいに運営していく一方、エドルグ・ジャパンは全国規模で広がることを望んでいる。規模が全く違うので、今後もそれぞれ別にして活動していく。

それでは、ここからエドルグ(EDORG)について詳しく話していきたいと思う。

そもそもなんで設立する気になったのか?

○問題意識

ほとんどの学校法人に対して通底して感じる問題意識がある。

それは

「どうして教育機関はカリキュラムどおりに授業することばかり考えているのか?」ということだ。

カリキュラム通りに進めようとするのは、結局合理的でコスパがいいからという理由にすぎない。

その方が子どもが成長するという理由ではない。

この現実を仕方がないと多くの人が目をつむっている。自分たちもそうだったからという理由で子どもを学校に通わせる。つまり、ほとんど人は、決して子どもが伸びるからという理由で学校に入れるわけではない。

別に、ただの託児所でしかないと思って預けるのならそれはそれでありなのかもしれない。習い事で各自補完して!と文科省も言ってたし。

学校に多くのことを期待することはできない。
相性のいい人もわるいひともいろんな人がいるんだなぁってことを学ぶために学校へ行くくらいだろう。

○これから学校はどうなっていく?

でも、中には、そうでなくて、真に子どもを伸ばす教育とは何か?と探し、公教育から民間教育に逃げ込む人も多かれ少なかれいるんじゃないだろうか。(最近以下のような本も出版されているわけだし)

本当に子どもを教育するのにいい教育とは何か?と考え試行錯誤する民間の教育機関。そのうち、この本にも書かれている「オルタナティブスクール」がより広がることは間違いないだろう。

オンライン学習が当たり前になり、動画でいい先生の授業を見ればすぐに理解でき、あとは演習するサポートをしてくれるチューターがいる教室で面倒をみてもらう。それから、フィールドワークの時間にはファシリテーターが誘導してくれる。午後のほとんどの時間は、習い事のように道学芸術スポーツ教育を選択制にしておこなう(これはほぼ松永さんが言ってることと同じ)

そんなスタイルの学校がこれからもっと増えてくるに違いない。そして、いずれ公教育でもこの流れに乗る日がくることになるだろう。(ただ、その頃には少し古くなっている可能性もあるが…。)

○私たちができることは一体なにか?

いずれにせよ、そんな未来が待っているとして、私たちができることは何か?

公教育に通うとしても、オルタナティブスクールに通うとしても、学校でさらに生き生きするために学力の土壌を培う役割を担いたいと思っている。

つまり、幼児・児童を育成するのにコアとなる基礎学力の育成を手伝うことだ。花が咲くためのいい土を下ごしらえするように、何を学ぶにしても、これだけは身に付けておいてほしいことを仕込むことともいえるだろう。

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先にも言ったが、教育も生き物のように移り変わり成長するものだと思う。そして教育は、子どもによってさまざまにカスタマイズされるべきだ。

「基礎組織」は最低限にして、子どもも教育システムも成長できる仕組みにはじめから設定する。というと分かりにくいだろうか。

簡単にいえば、読み書きそろばんみたいなのがコアにあって、あとはその子の素質に合わせて、提示する教育を変えていく。そんな、教育が、今後現れてくると予見している。(というか上の本にあるようにすでにその兆しはみえている)時間はかかるかもしれないが、公教育もいずれそうなっていくだろう。

では、そんな教育を支える「読み書きそろばん」のようなコアとなる基礎学習とは一体何か?

私たちは、それが、音読・暗算・作文であると思っている。

○現代版読み書きそろばん「音読・暗算・作文」

「音読・暗算・作文」20年以上前、教育現場での実践から松永暢史が提唱した3つの基礎学力で、松永はこれらの学び方に関するメソッドも開発している。彼の本を読んだことがある人はご承知のことだと思うので、詳しい話は省略するが、私たちはこれらの基礎学力を向上させる松永式の学習メソッドを使って3つのミッションをかなえたいと思っている。

(3つのメソッドについて詳しくは松永さんの書籍か、以下のサイトより確認できる)

ミッション1教科書の読める子に育てる

私たちは言語教育に力を入れている。特に、日本語音読を大切にしている。この国ではほぼすべての学問が日本語で書かれている。日本語がよくわかる人に育てば、自分でどんどん独学していくことができるだろう。

ミッション2イメージ力のある子に育てる

数理能力について高校数学以降もぐんぐん伸ばすために大切なのは、数字をイメージする力があることだ。私たちは子どもたちのイメージ力を育成する暗算メソッドを教えていく。

ミッション3クリエイティブな子に育てる

私たちは、作文メソッドによって、子どもたちの書く能力を育成する。また、それだけではなく、さまざまな芸術表現の育成にも力を入れる。子どもたちが自分の表現手段を見つける手助けをしたいと思っている。

エドルグってなんじゃ??

これからの時代を予測する中で思いついたのがエドルグEDORGという名前だった。由来は、EducationとOrganicを組み合わせた造語。先もいったように、基礎的な学び以外は、ひとによって、教育も有機的に(オーガニックに)変化させていこうというメッセージを込めている。

現状の公教育では、学習指導要領や授業カリキュラムを軸にしすぎるがあまりに、子どもの素質に合わせた教育を提示できていない気がしている。

だから私たちは、その子に合わせて、ゆるやかに健やかに、生き物のように変化し、他のオルタナティブの教育と共鳴している。特に、私たちの仕事は、それらの有機的な教育を支える音読・暗算・作文といった基礎学習を子どもたちに届け、社会全体のボトムアップを図りたいと思っている。


EDORGのヴィジョン

エドルグ(EDORG)は、以下の3つのフェーズで成長する。書道教室のモデルに近いと思う。

フェーズ1指導者資格養成講座

2022年度から始まる養成講座。日本語音読を中心として、3つのメソッドを体得する指導者を全国規模で応募する。

養成講座で資格取得後、自分で開業できる。フランチャイズ展開とは異なり、本部への手数料はかからない。

(以下の記事に詳しい)

松永のnoteにも記載している。

(※一期生は応募者多数のためすでに締め切っています)

フェーズ2松永式道場ネットワークの構築

指導者が各地で音読道場・サイコロ道場・作文道場を開設したら、それらをサイト上でネットワーク化して、生徒保護者が最寄りの道場へすぐに通えるようにする。

フェーズ3音読・暗算・作文検定の実施

道場に通う生徒が増えたら、子供たちのレベルをチェックする、モチベーションを保つために検定試験を実施する。検定合格者は、EDORGの会報にて通知。


民間との連携

私たちのメソッドは、子どもだけではなく、大人たちにも効果があると思っている。民間企業と連携して、より広範囲の人たちにもメソッドを体得してもらうつもりだ。

コラボ① 海外日本語学習者への日本語音読指導

日本語を学びに、やってくる留学生や現地で日本語を学ぶ学習者に日本語音読を指導していく。日本語学校や海外支援機関の方々がいたら是非とも問い合わせてほしい。日本語を学ぶ前に音読を教えると、その後の日本語学習がより効率よく学習することができる。

すでに日本語教師の方も指導者養成講座を受講予定である。留学生も教師も習得すると、きっとその効果を感じるはずだ。

コラボ② シニアへの日本語音読普及

とある80代の女性が私たちの音読メソッドをやるうちに、耳の聞こえがよくなったと言っていた。口を大きく開けて、口腔内に音を響かせるから、シニアの眠っている能力を呼び覚ますのかもしれない。

シニアへの日本語音読の普及活動も積極的におこなっていくつもりなので、興味のある教育機関、施設関係者の方はエドルグまでコンタクトしてほしい。


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