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プロ野球3チームによる「3カード日本シリーズ」

阪神タイガースが日本一の栄冠に輝き、阪神ファンの私としてはうれしい限りです。
その一方、私はかねてクライマックス・シリーズ(CS)に批判的で、
その代案として「3カード日本シリーズ」を唱えている。
以下に述べます。

■■ プロ野球3チームによる「3カード日本シリーズ」 ■■

私は以下の理由で今のクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズに不満を抱いている。

(ア)リーグ戦1位のチームが日本シリーズに出ないケースがある。
(イ)CS後半で1位チームに1勝のアドバンテージがあるため2・3位チームがシリーズに出場しにくい。
(ウ)CS後半の2・3位戦勝者と1位の対戦が6試合もあり長すぎる。

ついては、以下の「3カード日本シリーズ」を考案した。
この新案は前座の「2・3位トーナメント」、3チーム総当たりの「3カード日本シリーズ」から成る。

▲1▲ セパ両リーグのリーグ戦1位チームは無条件に日本シリーズに出場する。
一つをAチーム、もう一つをBチームとする。
--- これにより上記(ア)を解消。

▲2▲ 2・3位トーナメント
セパ両リーグの2・3位、計4チームが3試合ずつのトーナメント戦を行い、勝ち残った1チームが日本シリーズに出場する。
たとえば、セ2位とセ3位が3試合戦い、パ2位とパ3位も3試合戦う。それぞれの勝者がさらに3試合戦い、その勝者が日本シリーズに第3のチームとして出場する。
これをCチームとする。
--- 上記(イ)(ウ)を解消。

▲3▲ 3カード日本シリーズ

A、B、Cが総当たりで3試合ずつ戦い、勝ち越しカードの数が最も多いチームが日本一になる。勝ち星の数ではなく、勝ち越し【カード】の数です。たとえば・・・

(3-1) A対Bカード3試合: AとBが(AまたはBの本拠で)3試合対戦する。〔★1〕
いま仮にAが勝ち越したとする。

(3-2) B対Cカード3試合: (3-1)で負け越したBが(Bの本拠で)Cと3試合対戦する。

---「負け越した」にご注意ください。(3-1)でAが負け越した場合はA対C3試合を行う。理由は(3-1)で勝ち越したチームが2カード連続で勝ち越すと6試合以内でシリーズが終わってしまうから。〔★2〕

(3-3) A対Cカード3試合:(Aの本拠で)3試合対戦する。

--- (3-1)(3-2)(3-3)の各カードで2チーム間の優劣がつかない場合(たとえば1勝1敗1分け)、そのカードは引き分けとする。

(3-3)まで終了し、勝ち星ではなく【勝ち越しカードが】最も多いチームが日本一となる。
具体的に言うと・・・
(カ)2カードに勝ち越したチームは日本一となる。
(キ)引き分けのカードが2つある場合、残る1カードに勝ち越したチームが日本一となる。

▲4▲ 同点決勝戦、同点決勝トーナメント

(3-3)まで終了し、(カ)または(キ)になれば、すんなり優勝が決まる。
しかし、勝ち越しカードが最も多いチームが複数になる場合が3つあり、この場合、さらなる対戦が必要になる。
(4-1) 引き分けカードが1つあり、残りの2カードで別々のチームが勝ち越す。
(4-2) 3カードすべて引き分け。
(4-3) 3チームとも勝ち越し1カード、負け越し1カードの「三すくみ」

これらの場合、さらに戦う。

(4-1)の場合、勝ち越した2チームが「同点決勝戦」1試合を行う。
(4-2)(4-3)の場合、3チームによる「同点決勝トーナメント」2試合を行う。

「同点決勝トーナメント」2試合は以下により行う。
(5-1) 第1試合: Cは無条件に第1試合に出る。2・3位トーナメントからの勝ち上がりなのでハンディをつける。
もう1チームは(3-1)で負け越したチーム。〔★3〕
(5-2) 第2試合: 第1試合の勝者が残りの1チームと第2試合を行い、その勝者が日本一となる。

--- 2・3位トーナメントからのCには、自分の本拠で戦えない(3-2)(3-3)、「同点決勝トーナメント」でシードされない(5-1)のハンディをつけた。

以下は★注です。
〔★1〕 同年のセパ交流戦の直接対決で劣位の成績を収めたチームの本拠で1試合、優位の成績を収めたチームの本拠で2試合を私は考えているが、ほかにも様々な方式が可能。
〔★2〕(3-1)のA対Bカードが引き分けに終わった場合、同年のセパ交流戦のA対B直接対決で劣位の成績を収めたチームがCと対戦する方式を私は考えているが、ほかにも様々な方式が可能。
〔★3〕 ★2に同じ。

3カードの勝ち越し、負け越しにいろいろなケースがあるため一見複雑だが、要は勝ち越しカードの数を競い、それが同数の場合は決勝戦を行うという発想です。

写真は日本野球機構ウェブサイトより。

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