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新しいトランプ『チェーンバック』を作った理由

前田知洋モデルとして15番目となる『チェーンバック(ブルー)』

前田知洋モデルとして15番目となる『チェーンバック・ブルー』は、イカサマの手口を暴く、ギャンブルデモンストレーション専用のトランプ。プロトタイプ(オレンジ)は、2023年にホテルニューグランドでのショーや「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)、六本木オズマンドのライブでお披露目されました。

ホテルショーなどで披露された14番目のモデル「チェーンバック・プロトタイプ(オレンジ)」
15番目となる『チェーンバック・ブルー』

1ロットの製作費は、車が買えるくらいの値段

いままでのトランプ同様、U.S.PLAYING CARD Co.(以下USPC)で製造されています。1ロットの製作費は車が買えるくらいの値段。なので、そんなに気軽には頼めません。

それでもUSPCにトランプ製作を頼むのは、同社がマジシャンにトランプを供給し続け、マジシャンを育んできた伝統を尊敬し、恩を感じているから。

外箱の色校正用のレイアウトシート

2つのスペードが絡み合う新たなマーク

チェーンバックは名前のとおり、連結された鎖のデザイン。マジシャン、観客、人々が結びつき、(もう少しだけ)仲良くなる願いをモチーフにしました。

僕のトレードマークだったスペードも2つが絡み合うようなシンボルに変更です。

裏面中央の新たなスペード2つがリンクしたマーク

そのトランプを愛しつづけること

「昔に比べて、トランプの質が変わった」なんて、嘆くマジシャンもいます。でも僕は、Nat King Coleの「Nature Boy」の歌詞のように「(使っているトランプを)ただ愛し、相手からも愛され返されることが、一番大切なこと」を少し信じています。

ただ、相手が人間なら、ストーカーみたいになってしまいそうだけれど……(笑)

↑Nat King Coleの「Nature Boy」。短い曲なので、もし聴いたことがなければ、ぜひ

サポートはウェルカムです。いただいたサポートで、若いマジシャンとお茶を飲んだり、一緒にハンバーガーを食べるのに使わせていただこうと思っています。