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スピンドルニューロン??

近年、脳科学の発展により、学習や記憶、思考に深く関わる「スピンドルニューロン」という神経細胞が注目されています。スピンドルニューロンは、睡眠中に活発に活動し、脳全体の記憶を整理し、定着させる役割を担っていることがわかっています。

このスピンドルニューロンは、「おいしい、きれいというプラスの刺激をうけて感動や喜びを共有する」「やりとげた、満たされた気持ちを感じる」「努力やプロセスをほめられる」ことによって、数が増えることがわかっています。

では、学校現場において、どのようにスピンドルニューロンを増やし、児童生徒の学習意欲や思考力、創造性を高めることができるのでしょうか。

1. 体験学習や協働学習を取り入れる

教科書や机上での学習だけでは、なかなか**「感動や喜び」を感じることはできません。そこで、児童生徒が五感を使って楽しめる**ような体験学習や、仲間と協力して一つの課題を解決する協働学習を取り入れることが効果的です。

例えば、修学旅行や校外学習で実際に様々な場所を訪れたり、グループで作品を作ったりすることで、「おいしい」「きれい」などのプラスの刺激を受け、感動や喜びを共有することができます。

2. 達成感を味わえる学習活動を取り入れる

学習において、児童生徒が**「やりとげた」「満たされた」**と感じられるような、達成感を味わえる学習活動を取り入れることも重要です。

例えば、目標を明確にした学習課題を設定したり、小グループでの発表会作品展を開催したりすることで、児童生徒は自分の成果を共有し、認められる経験をすることができます。

3. 努力やプロセスをほめる

テストの点数など結果ばかりに注目するのではなく、学習過程における努力やプロセス具体的にほめることも大切です。

例えば、「最後まで諦めずに取り組んだね」「よく考え抜いた意見だね」など、個々の児童生徒の頑張りを認めることで、「ほめられた」というプラスの刺激を与え、自己肯定感を高めることができます。

まとめ

スピンドルニューロンを増やすことは、児童生徒の学習意欲や思考力、創造性を高めるために非常に重要です。学校現場では、今回紹介したような様々な取り組みを通して、スピンドルニューロンを増やす環境づくりを積極的に進めていくことが求められています。

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