やりたいをそんちようする

中学2年生の息子はオムライスを作りたいと言い出した。
いいね!
その日、冷蔵庫に必要な材料はあり、彼はYOUTUBEを見ながら作り始めた。
途中フライパンを覗くと、少し焦げた材料があり、「こげすぎてるじゃん」いいかける言葉を飲み込んだ。
やりたい気持ちを尊重したつもりが、ついつい過程や結果に対して大人の価値観で意見してしまうことが多い。一つ一つの経験は子供自身が評価すべきだ。
覗きこんだ体をフライパンに背を向けてキッチンを去った。できあがりは見た目はイマイチだけと、味は満足いくものだったようだ。一口もらって『おいしいね、すごい!」と感想を軽く伝えて終わりとする。結局自分の人生は自分で評価するしかないんだ。
この経験をもって、またオムライスに挑戦するか、違うものにトライするか、はたまた料理を止めてしまうかは、結果だけじゃない、過程を含めた経験すべてをどう感じたか、子供が判断するだろう。

親として、ただ見守ることを自身の使命とする。

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