この世界が存在する価値と、現実からのギフトについて。
この体があるから、
痛みや冷たさを感じるんだな
ふと、そんなことを感じた。
いつもなら、ネガティブな感覚に心まで傾いてしまうところなのに、今朝は違っていた。
痛みは不快な感覚だけれど、
この体がなかったら、
不快かどうかもわからないんだよね
ですって?!
どうした、私?
確かに、この体がなかったら、
感覚的な痛みはわからない。
精神的な苦痛があったとしても、
命のとか、愛の状態にとっては、それも一部。
全てある状態が愛なので、あったとしてもなんとも思わないだろう。
一つ一つの感情を細分化して感じることができるのは、体の感覚と、心の感情が連動しているから。それを言語化できる自我があるから。
それが、この世界の価値。
現実を生きるギフト。
ということみたいです。今の私にとって。
これ以上、ネガティブな感情を感じたくなくて、
自分や解釈や価値観を変えようとしてきた。
けれど、ネガティブな感情は本質の片割れであり、なくすことはできないものだった。
全てを受け入れることで、楽にはなれた。
けれど、執着する価値もない世界に、
幸福感なんてあるはずもない。
だからと言って、死ぬ勇気も気力もないし、
そこまで酷い世界とも思わなくなったし、
死ぬ前には生きたいと願うだろう。
最期にこの世界に生きて、
幸せだったと思えるなら、それでいいや。
そう思っていたものの、
とっととこの体を終えて、
ぬくぬく眠っていたい。
それが、本心だった。
そんなやる気のない精神だったくせに、
今朝になって、いきなり、
ぬくぬく眠ってるだけなんて、退屈しないかな?
…なんて言い出すのだから、驚きますよ。
眠っていたかったのは、満たされたかったから。
けれど、満たされていたら、満足も感じられないんだよね。満ちてるしかないから。
満たされて嬉しいは、満たされない状態が存在する現実でしか味わえない感情。
この世界に嫌気がさしていたから、ただ満足していられるなら、それがベストだった。
なのに、今の私は、退屈かもしれないと危惧している。
体や心に感じるネガティブな感覚、感情。
価値観に支配され、増幅される分も含めて、
生きてる間しか感じることができないもの。
もしかして、よく言われるように、
本当に貴重な体験たったりするのかもしれない。
頭ではわかっていたことが、唐突に腑に落ちた。
根底に、ネガティブな感情を感じたくないという強烈な願いがあったのだと思う。
感じるくらいなら、生きていない方がマシと思い込むくらい、どうしようもなく嫌だった。
理由はわからないけれど、その執念が軽くなったら、命を尊ぶとか言いながら、ずっと命を拒絶していたことに気づいた。
執着したくない世界なんかじゃない。
執着したくなるような今を過ごしたかったんだよね、本当は。
それができないから、拗ねて、不貞腐れて、世界を見限りながら、羨ましがっていたんでしょう?
死ぬ前なんかじゃなく、
今、執着していたいんだもの。
別に、今、死んでもいいや。
じゃなくて、
「え?嘘でしょう?なに、私、死んじゃったの?残念すぎる。すごくガッカリなんですけど?もっと楽しみたかったのに。これからいいところだったのに。この世界が大好きだったのに」
そう言いたい。そう言える生き方がしたい。
それが、本心だったみたいです。
この世界から卒業しなきゃならないなんて、
寂しい。ものすごく残念。もう少し居たい。
そのくらいこの世界を楽しみ尽くしたい。
今とこの世界を、
この体と心と偏った自我で、
存分に満喫したい。
心から願ってることって、それ?
もちろん、
世の中の役に立ちたいし、
誰かを笑顔にしたい。
周囲と和やかに過ごして、
穏やかな気分を共有したい。
嘘ではないけれど、最優先ではない。
やりたいことが見つからないのは、
自分と世界を拒絶していたから。
執着したくなるほどこの世界が好きになりそうな予感がする今でも、サクッとは見当たらないけれど…
たぶん、使命みたいなものじゃないのだと思う。
世のため、人のために生きるほど、
立派な魂ではないんだろうな。
モブは、魂さえもモブらしい。
好奇心のベクトルは、自分に向かってる。
まだまだ、この世界に興味津々で、
色んなことを知りたい。体験したい。
なんだろう?
知らないキャラが口を挟んでくるんですけど…
勇気というより、アホみいな好奇心。冒険好き。
実行力はあるけれど、ほぼ失敗する。
失敗しても、ヘコタレナイ。
考えなしなので、むしろ成功する方が奇跡。
考えても結論出せないタイプなもので。
とりあえずやってみて、悔しかったら再トライ。
それほどでもないなら、次のこと。
謝れば、大抵のことはなんとかなる。
愛されて当然だと信じて疑わない。
なんか、強烈キャラが爆誕してるんですけど…
というか、知らなくはない。
むしろ、馴染みがありすぎる。
散々、ダメ出ししてきた私じゃん。
ジャイアン丸出しの無敵の私だわ、これ。
社会に順応するために失ってしまった、と嘆いていた自分って…
こんなにおバカたったっけ?
なんで失敗してもめげないの?
なんて強靭なメンタルなの?
本当に私なのでしようか?
私なんていないんだけどさ、
それにしても、今の自分と違いすぎる。
どっちが本質なんだろう?
なんて考えるまでもなく、ジャイ子。
そういう自分が許せなかったし、嫌いだった。
誰かに言われたとかじゃなく、
自分のことを尊敬できなかったんだ。
考えてもうまくできないし、
失敗ばかりで、おバカで、感情的で、
飽きっぽくて、移り気で…
だから、自分と真逆の人間に憧れた。
策士で、ノーミスで、賢くて、クールで、
粘り強くて、根気があって、
決めたことはやり遂げる。
あー、そうそう。それよ、それ。
それになろうとしていたんだ。
人と比べていたというより、
自分と真逆のキャラになりたかった。
真逆だから、世を儚んだりしたかったのかな?
素がおバカだから、キャラを演じきれないというのもあるけれど、ジャイ子な私には、悲嘆にくれるとかなさそうだもの。
ネガティブを感じたくないと願っていたから、
自分の本質を封じて、別のキャラになり代わろうとしていたのかな。
そして、欲しかったメンタルの強さは、本来の自分のもの。ネガティブを受け入れることが、条件だった。
謎は、全て解けた。
自分を拒否したから、
ネガティブを受け入れられなくなったのか。
ネガティブな感情を拒絶したから、
自分を受け入れられなくなったのか。
原因はわからないけれど、
自分の全てを赦して、愛して、
受け入れようとしてもできなかった理由は、
もれなくついてくるネガティブな感情というオマケを受取拒否していたから。
全ての自分を受け入れるには、
全ての感情と感覚を受け入れる必要があった。
感情の源泉は愛なので、
当たり前のことなんだけど、理解するだけじゃ、解除されないんだよね。呪いは。
とりあえず、今見えてる一番厄介な呪いは、
解けたみたい。
理由はわからないけれど、
ラッキー。ハッピー。ありがとう。
なのです。
with LOVE
fumori
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