報われる向上心と、無駄な努力。

自分のことを好きになれたら、
私の問題は、ほぼ解決する。たぶん。

今の私は、未来を選べない状態だ。

人生に失敗はないと言えども、
これまでと同じ基準で未来を選んだら、
数年後には同じ思いを味わうことになる。

やっとそのことに気づいたので、
新たな基準を探しているというわけだ。

人の性質は、変化。
できることなら、よりよく成長したい。
私なりに前向きなベクトルを選んできた…
はずなのに、努力が報われたとは思えない。

向上心であれば、結果が伴わなくても、
経験は無駄にならないはずなのに、なぜ？

報われる向上心と、無駄な努力。

同じ努力をしても、
受け止め方が違うのは、なぜだろう？

たぶん、現像を否認しているかどうか。

辻褄が合わなくなるから、
現実を否認するしかなくなるのだけれど、
否認しても実際にある現実は変わらないから、
拗れた未来がやって来る。

そもそもの理屈が間違っているのだから、
辻褄を合わせたって意味がないのに、
無意識に浸潤した自己欺瞞は、
鮮やかに私を騙す。

本当の理由に気づかせないように。
知ってしまったら、都合が悪いことがある。
心の奥底に隠したパンドラの箱。

自分が嫌いで、
自分や他者を信じられなくて、
自分なんかいなくていい。

自己嫌悪。不信感。存在否定。

私は、自分を認めない。拒絶かな。
それが、本心。

現実を認められないのは、
認められない自分がいるから。

現実と自分。
世界の両極を拒絶しているのだから、
今に溢れる恩恵を受け取れるはずがない。

豊かさは、今ある命と共にある。
今、あるがままに生きるなら、
今あるだけで豊かに生きられるし、
自分が成長した分、誰かのためにもなる。

等身大の自分を認められないと、
理想と現実のギャップが広がる。
達成困難な目標を、やれると思い込み、
不足を補うための努力は修行と化す。

しかも、成功したのに、努力を認められない。
認めちゃったら、好きになっちゃうからね。

＂自分を認めない＂
という信念を貫くために、無駄な努力をするよう
プログラムされちゃってるわけですよ。

よりよくなろうとすればするほど、
失敗が増えてゆくシステムなので、
努力がほぼ無駄になってしまうし、
認められない自分に成り下がってゆく。

努力するほど、
自分を嫌いになり、
信じられなくなり、
いないほうがいいと思うようになる。

報われない努力とは、そんな恐ろしいループに
無自覚にハマっているという合図。

そこから抜け出したいのなら、
等身大の自分を認めてしまえばいい。

なるほど。どうやって？

原因はわかっている。
自己嫌悪。不信感。存在否定。

だだ、わかっていたとしても、
それらを解消できるとは限らない。

赦すと、愛すると決めても、
赦せなかったし、愛したりできなかった。
言霊なんかでは、解消しない。

自己欺瞞を見破り、
問題の対極を実行する。

目的は、現実を否認しないこと。
原因は、自分を認められないこと。
対策は、等身大の自分を認めること。

最低な自分
モブの自覚
望まない才能
良心に従う
過ちを認める

5つの具体案は、
自己嫌悪、不信感、存在否定をこねくり回して
たどり着きました。

が、今の自分を好きになれたら、
理屈なんかいらないんだよね。

身の丈に合った未来を選べるようになるし、
自分を嫌いにならない選択もできる。
辻褄も合うから、
自分も現実も肯定できる。
間違いを認められるから、成長になる。

少しづつ今日を変えた先に、未来はある。
現実のドタバタは、運不運。
実力じゃないから、翻弄される。

逆に、自力で積み重ねた未来は、揺るがない。

毎日、少しづつ、
自分を好きになれそうなことをしてゆこう。

好きになれそうな自分になるのではなく、
好きになれそうなことをする。

嫌いな自分から、
好きな自分へ変わろうとせず、
好きなところも、嫌いなところもある
今の自分に好きを加算してゆく。

そうやって、日々を重ねてゆけたら、
未来にいる私は、きっと今より
自分のことを好きでいることだろう。

自分を好きになれそうなことを選ぼう。

 fumori