見出し画像

いつのまにやら、自由な世界に到着していたみたいです。

悩んでいる時は、読書がいいらしい。
確かに、迷いの中で出会った本は、格別だ。

このままでいいのか?
何かしなくては…

人生に焦り始めたのは、5年くらい前のこと。
手がかりがないまま3年が経ち、
やっと出会えたと思った一冊。
「違うことをしないこと」吉本ばなな著

寺社仏閣は好きだったものの、宗教やスピリチュアルは、洗脳の一種と思っていたので、あまりにもスピ寄りすぎる内容にドン引きしていたこともまた事実。

けれど、私が探していたものは、
本質というものなんだろうな、と感じた。
揺るぎない自分になりたかった。

そして、去年のこと。
不要な価値観を取り入れたくなくて、読書欲は薄かったのだけれど、思考がシステムであることを肯定し、自分自身が存在しない可能性に気づかせてくれた一冊。

「反応しない練習」草薙龍瞬著

私自身が幻想なのかもしれない。
凝り固まった価値観に風穴を開けてくれた本と著者と推薦者のレビューには感謝しかない。

本との出会いによって、
私は命であり、光であり、
今に全てがある愛である
なんて、不可思議な結論に至っております。

自分でも後退りしたくなるほどスピリチュアルな発想ですし、確証もなく、ただの感覚でしかないので、なんとも心もとなかったのですが…
ついに見つけたかもしれません。

「ニューアース」エックハルト・トール著

ただ今、注文中につき未読ですが、まとめ動画を見た限り、コレっぽい。
私の感じたことに、とても近い気がします。
同士な匂い。

ずっとよくわからなかったエゴの概念が、
わかりやすい気がする。

エゴは、アイデンティティを構築し、
補強し、存在しないはずの私を創り出すもの。
価値観をコピーし、善悪、いい悪い、好き嫌いをジャッジし、望み通りの感情を呼び覚ます。
考え方を変えても、消すことはできない存在。


私がこれほど迷い、悩んでしまうのは、悩むことが好きという性質の他に、確立すべきアイデンティティを思春期に確立できなかったことが原因だと思っていた。

なので、アイデンティティを確立すれば、揺るぎない自分になれる。

そう思って、アイデンティティのとっかかりとなる価値観を拾い出してみたのだが、どれもこれもがあやふやで、気分や状況次第で変わってしまうものばかり。
安定した頼れる信念みたいなものはなかった。

なす術がなくなり、全てを受け入れるしかなくなって、やっと自己受容に繋がった。

全部が裏目に出てたんだよね。

自分のフリしたエゴを自分と思っているうちは、考えるほど本質から遠ざけられてしまう。
気づかれたら存在できなくなるから、エゴが妨害してくるんだけれど、エゴと同化している私は、それがさも最適解のように感じてしまう。

悩むのが趣味だと気づいたのは、もうずっと若い頃で、どうでもいいことをあんまりにも悩むから、おかしいと思って考えて考えて、たどり着いたのが、趣味という結論だった。

エゴのアイデアなので、悩むことから抜け出せない答えが出てくるし、同化している私もそれを納得してしまう。

今考えたら、あり得ない結論なんだけれど、エゴに根負けした私ときたら、納得できる答えが出たことで、霧が晴れたような気分だったんだよね。
救いようがない。

今もまだ、エゴはいるし、見分けもつきにくい。
ただ、命が光だとしたら、エゴは闇になる。
地球には、昼と夜、青空と夜空がある。
けれど、宇宙にある太陽は、光そのもの。
太陽の光が届く範囲に地球があるから、
世界には影ができる。夜が来る。

命が光だから、地球に闇が生まれる。

そういう考え方もできるわけで、そうなると、光はポジティブ、闇はネガティブに振り分けることもできる。

光である命は、なにもなければポジティブでしかいられない存在だとしたら?

ネガティブな感情は、必然的にエゴが引き起こしていることにならないかしら?

命をには全部あるから、ジャッジしようがない。
だから、全肯定。圧倒的にポジティブ。

ないと感じるから、比較とジャッジが生じる。
優越感、または、劣等感。
優越感はポジティブに感じるけれど、
一時的。比較によって失われるもの。

ネガティブは、エゴ。
比較さるエゴがなければ、ジャッジもない。
ジャッジさえしなければ、私たちには全部ある。

私たちのデフォルトは、スーパーポジティブ。

完璧主義っぽい結論になってしまったけれど…
だからといって、全部あるからと現実を全肯定してたら、都合のいい人にならないかしら?
騙されたり、利用されたりはしないのかな?

これもエゴなのかな?

エゴと共存するためには、理屈じゃないなにかが必要で、スピリチュアルに抵抗があるのは、エゴとしては避けたい方面なのかもしれない。

毛嫌いせずに、読んでみよう。
内容を信じるというより、私がこれまで考え、感じているものがないか探してみよう。

精神世界のことは、なんでもありなので、合ってる合ってないではないけれど、それでも、私がたどり着いた場所と同じ景色を見ている人がいたら、嬉しいし、安心できる。

結局、心細いのかな?
それは、エゴかもしれないけれど、どうかな?

自分を信じるって、難しい。
たった一人で、決めて、選んで、結論を出して、それがいいかどうかもわからない。

それだけ自由な世界にやって来てしまった。
いつのまにやら。

望んでいた世界を堪能するためにも、
精神を豊かにしよう。

豊かな精神で、現実を悠々と生きよう。

 fumori 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?