運とか期待で選ぶから、人生が傾いているのかもしれない。
欲得に流され、お金で後悔を買うことになった。
本音を譲ったつもりはない。
本音を安く叶えられる可能性を選んで、賭けに負けたのだ。
可能性なのだから、失敗もありえたことなのに、やたら後悔しているのは、なんとかなると期待していたから。根拠もなく。
あるとすれば、運のよさ?
そんな思い込みでうまくいくこともあるから、こんな風に生きているわけだけれど、ふと思った。
これが不幸の原因かもしれない。
判断基準が、運とか期待って、どうなの?
運良く期待通りに行けば、費用や労力は少なくで済む。お得は嬉しい。とても嬉しい。
反対に、失敗すれば、とんでもなく悔しい。
これって、ギャンブルなのでは?
人生を賭けてる。ある意味、投げてる。
ずっと現実の成果を求めてきた。
選択には、リスクもあるし、状況的にウェルカムでない場合もある。本音と欲得は主張を曲げないし、考えることが面倒になってしまった。
それでも、現実である限り、行動しないことにはなにも得られないわけで、運任せでも何もしないよりはいいのだろう。失敗も経験だ。
そう思っていたのだけれど、行動の目的を結果の先にある感情にしてみたら、考えなければならないことが激減した。
選ぶのは、嬉しさか、悔しさか。
ではなく、両者のセット。その振れ幅。
得をする嬉しさ or 失敗した時の悔しさか。
損する悔しさと、本音を選んだ清々した気持ち。
とてもシンプル。
欲得は、見返りもダメージも大きい。
起伏の激しい人生が好みなら、伸るか反るかも楽しめるだろうけれど、私は人並みならぬ小心者。基本的には、安定していたい。
運や期待に任せて選んでいたら、心が休まる訳がない。人生に疲れているのは、非現実的な判断基準で未来を選んでいるからじゃなかろうか。
運と可能性は、別物。
可能性だと思っていたのは、期待。
楽をしたいという信念のせいだろうか。
あまり大声で言うことではないけれど、
最短で、要領よく、お得に生きたいのです。
クズですみません。
加えて、自己肯定感が低く、承認欲求を満たしたくてたまらないものだから、欲得に都合のいい現実を率先して選んできた。
本音が邪魔だった。
よくないと規定した事ばかり要求するから。
無視したり、懐柔したり、力技で押し込めた。
そんな結果が、この現実。
なら、このままではヤバい。
後ろ向きな未来しか選べない。
本音をないがしろにすると
欲得まみれになるの法則。
とは言え、本音で生きる勇気はない。
現実的に破綻しそうで、怖いもの。
適度な欲得は、社会的な選択でもあるしね。
勇気を出して本音を選ぶか、
人生のために、敢えて欲得を選ぶか。
欲しいのは、決断のための基準。
運でも、期待でもなく、欲得の誘惑に呑まれない現実的な判断。
欲しい感情を得られる現実を選ぶ。
自分を好きになれそうな方を選ぶ。
この2つは、前提と最優先基準。
現実でなく、得られる感情を選ぶ。
これは、前提。
感情を生み出すのは、対比。
本音と情報。思想と欲得。
決められないほど迷うのは、本音と欲得が対立した時。
ちなみに、良心は別格。
裏切ると最大級の負の感情で攻撃してくるので、打ちのめされないよう、勇気を出して従う。
最優先の選択基準は、良心に歯向かわない。
自分を好きになれそうな方を選ぶ。
それでも、迷うとしたらなんだろう?
欲は満たしたいけれど、
デメリットは引き受けたくない。
本音を選びたいけれど、勇気が出ない。
良心に従ったら、損をする。
やっぱり損はしたくないからね。
良心に関しては、背いたら100%裁かれるからな。自分に。確実に嫌な気分を選ぶ覚悟をするかな。
欲得が練りにねった「リスクや労力最小限のプラン」で失敗したら、現実も気持ちも報われない。
たまったものではないけれど…
うん。考えるから、失敗した時のダメージが上乗せされるんだよね。成功した時のリターンも。
なら、考える前に行動したら、案外、メンタルなダメージは少ないのかも。
現実的な成功は減りそうだけど、やるたいことがやれた本音の気は済む。
この現実は、成功する嬉しさより、失敗した時の悔しさを避けることを選んだ成果。
ネガティブな気分は、安定の対価。
現実的なリスクが少ないなら、やってみる。
なら、現実的なリスクが大きい場合は?
これは、感情や欲得を慮ってしまうと、
決められなくなるパターン。
なので、現実ベースで決める。
引き受けられないリスクなら、やらない。
悩みすぎて、本音がどれかわからなくなってしまった時は?
欲得が本音を飲み込んで一体化してしまうと、決断できなくなるので、先ずは分解してみる。
それぞれの選択肢がもたらす感情を書き出す。
その感情を、欲得と本音に分ける。
問われているのは、得×欲。損×本音。
どちらを選ぶか?
これまで、欲得を選んで来たのなら、逆を選べば人生は変わるだろう。
本音のために、損を選べるか?
勇気を出せるか?
さて、ここが、本題。
損をしない選択がネガティブな気分をもたらすのなら、現実の損は、ポジティブな感情で還元される。
お金も、労力も、
取り返せる範囲なら、損をしてみる。
けれど、時間や信頼は?
時間の対価は、経験。問題は、信頼かな。
これは、失ったら絶たれるかもしれない。
全部の信頼を獲得し続けなくてもいいとは思うけれど、失った信頼の価値って、その時点ではわからないし、なにより、私を信頼してくれている人がいるとすれば、すこぶる貴重だ。
なので、
現実的に取り返せないなら、やらない。
良心に背くのも、これかな。
取り戻せるなら、やってみる。
戻せないなら、やらない。
よし。できた。
欲しい感情が得られる現実を選ぶ(前提)
自分を好きになれそうな方を選ぶ
(良心に背かない)
取り戻せるなら、現実的な損を選ぶ
(本音優先)
取り戻せないなら、やらない。
(現状維持を選択)
決めてしまえば、迷わない。
迷えば、欲得に押し切られる。
心理的なダメージが積み重なる。
目的は感情。
決断を情緒に頼らない。
あとは、震えながら勇気を出すだけ。
がんばれ。
fumori
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