愛するに値しない世界は、愛されるに値しない自分。

この世界には、ニーズがない。
いてもいなくても、どっちでもいい。

そうやって拗ねていた。
承認されたかったから。

たぶん、必要としていなかったのは、私。
いつかの私が、この世界を愛せなくなった。

愛するに値しない世界と切り捨て、
愛されるに値しない私になった。

世界を呪わば、穴二つ。

愛するに値しない世界に、
愛されるに訳にはいかない。
結果、望んでいることとは逆の
選択に誘導される。

愛されないための選択を
続けに続けて、今に至る。

現実が辛いのも、理不尽なのも、
当然の結果なのでした。

間違えたのは、私。
選択ではなく、世界観を間違えた。

愛するに値しない世界と
愛されるに値しない自分。

そんな哀しい世界観を前提にしていたから、
幸せになろうとしているのに、
そうはならなかった。

いつだって、今の自分に不満だった。

過去の決断を悔いていたけれど、
選択そのものは、その時の最善。

幸せになれない前提があっても、
今日まで大病もなく、
命を繋いでいるのだから、
むしろ、大正解なくらいだ。

今が、思い描いた未来でないのは、
予測が甘かったとか、怠慢のせい。
そうなる理由に、
愛されてはいけない自分や、
夢が叶わない世界観があるのかも。

選択を疑ってはいけない。

過去の選択を疑うことは、
思い描いた未来を疑うこと。

後悔は、自己不信を募らせる。

自分を信じられなければ、
とめどない不安に飲まれてしまう。
叶うはずの未来は、消える。
後悔した通りの現実がやってくる。

これからは、自分を信頼し、
存在を肯定する前提にしよう。

愛するに値する愛すべき世界。
愛され、肯定された世界。
ここにいていい世界。
否定されない世界。

何者でもなくても、何の才能がなくても、
この世界にの役に立っていると思えなくても、
今ある場所にいていい世界。

全ての命は、否定されていない。
生きていることが、その証。

命は、条件ではなく、今に存在するもの。
生きているなら、命は肯定されている。

他者と比較し、違いに怯えることもない。
個性のままでいながら、互いに安心できる。

命が尊いのは、あるがままを否定せず、
互いの命を肯定し合えるからかもしれない。
自分で肯定し続けるには、人生は長すぎるから。

命を裏切らず、生きられますように。

愛するに値しない世界へ

酷い世界をサバイブさせて、ごめんなさい。
人生を辛くしてしまったこと。赦してください。
そんな世界を生き抜いてくれて、ありがとう。
最善の選択をし続けてくれたことに、感謝します。

愛されている世界へ

十分、与えられているのに、
不平不満ばかりで、ごめんなさい。
まだ本音に寄り添えないこと。赦して下さい。
素直になれない私の居場所を、ありがとう。
お導きに、感謝します。

 fumori 

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