見出し画像

蘇る絶望事前考察note【HOSアンリミ】

前書き

2024/5/14、現行シャドバ最後のアディショナルカードのトップバッターとして、衝撃的なカードが発表された。

様々な反応があったこのカードだが、個人的には新しいコンボがいろいろ生まれそうで面白そうだと感じた。
そこで、自分が考えた相性の良さそうなカードを雑にまとめていくことにする。


ニュートラル

蘇る絶望から出す候補(力比べなど)は割愛。
各クラスの考察で必要な時に取り上げる。

補助

・因果に抗う者・エレナ
全クラス使える1コストディスカ。
各クラスのリーダーのカードが手札に残るので、蘇る絶望で捨てられる可能性がある点には注意。
ルナやアリサなど軽いカードなら最悪そのまま出せばいいが、そうでなくてコンボの邪魔になる場合は融合を使って処理する必要が出てくる。
ディスカが豊富なクラスなら、無理して採用する必要はないだろう。

・流浪の指揮者
無難な性能のディスカ要員。
ドローを回せるのがエレナよりも偉く感じる。

・新たなる運命
手札を全て捨てるため、一回で複数のコンボパーツを落とせる可能性がある。
蘇る絶望を捨てなければいけない状況も起こる点が気になるところ。

・光の道筋
手札から捨てられた時に1ドローする。

・アイアロンの残骸、楽園への来訪、アズヴォルト、大いなる学び舎、フレイア
2コスト以下の各種サーチカード。
来訪以外は蘇る絶望から出てくる可能性がある。

・旅の調達
カードを融合した時2ドロー。
ドロー要員としてはそこそこだが、その真価は蘇る絶望を使う際に、出て欲しくないフォロワーを融合で処理できることにある。

・穢れし天兵
ニュートラルスペルを蘇る絶望に絞れば確定サーチが可能。
3コスト使うのは重いと思っていたため初版で載せていなかったが、使ってみると案外なんとかなった。

エルフ

まともに使えそうなディスカ要員が冷徹のダークエルフしかなく、必然的にニュートラルに頼らざるを得ない。

また、大量展開して勝つコンセプトで組むと、どうしてもホズミの劣化になってしまいがち。
ホズミとの差別化を狙うなら、ニュートラルフォロワーかアミュレットを活かしたコンボを考えたいところ。

補助

・冷徹のダークエルフ
エルフで唯一実用レベルで使えそうなディスカ。
2コスト1ディスカは若干重い気もするが、どうしても回らなければ採用するしかない。

・女王の厚意
優秀なサーチカード。
ただ、コスト最大のエルフフォロワーを加える条件を満たせる構築を作れるかはやや疑問。

・森の遊撃者
エルフフォロワーサーチ。
エレナをバウンスすることで、捨てたいカードのサーチとエレナによるディスカを繰り返すことが出来るだろう。

フィニッシャー候補

【力比べウィムエル】

変身以外の除去を受け付けない香風の執行者・ウィムエル力比べで守護を付与して鉄壁の盾を作り出す。
これだけではジリジリと負けるだけなので、勝つ手段を別に考えておきたい。

【フェアリーケージ+フィリィ+メリラ+幻獣の遣い】

ケージ設置の隙は無くせるが、自分の手札を捨てるためコンボが不成立になる恐れがある。
フェアリービーストや迷林の大梟で場が埋まるのでバウンスも必要となる。
そう考えると、従来のメリラとのコンボよりも、バウンス用のPPを確保できるラティカの方が相性が良いか。
(それはそれでフェアリーどう退場させるかが問題になるが……)
そもそも本来のケージフィリィメリラの時点で幻獣の遣いでPP回復していたのを忘れていた。

ロイヤル

もっとも上手く蘇る絶望を使えるクラスだと予想している。
部隊の投入という最強のディスカカードを擁しており、フィニッシャーのサーチ手段も十分すぎるほどある。

補助

・部隊の投入
ディスカとサーチを兼ね揃えた最強のカード。

・大安売り
無難な1コスディスカ。手札に歴戦の武具が残り、絶望から出てくる可能性がある。
蘇る絶望軸は、安定性を考えると2-3体で勝ち筋を作れるように組むのが基本になると予想しているので、そこにアミュが1つ増えても問題にはならないと考えている。
どうしても歴戦の武具を処理したいなら、コンパッションドミニオンに融合→気鋭の一蹴やロサにドミニオンを融合すればよい。

・気鋭の一蹴
・漆黒の残光・ロサ
コンボパーツを捨て終えて役割が無くなったエレナや指揮者を融合し、蘇る絶望から出ないようにする。

この役割を担えるカードは案外少ない。
大抵は融合の条件が厳しかったり構築と噛み合わなかったりして、不要なフォロワーが残ってしまいがち。
その一方で、一蹴は除去やドローとして、ロサはビクブレとのコンボ要員として優秀なので、無理なく入るだろう。
これもロイヤルと蘇る絶望の相性が良い部分。

・優雅なもてなし、わがままな呼び出し、陽だまりの邂逅
指揮官またはロイヤルフォロワーを1コストでサーチする。
部隊の投入と合わせてフィニッシャーを容易に集めることが出来る。
陽だまりの邂逅のみ、重複するとナテラの大樹を手札に加えるようになってしまうので、それが嫌な場合は枚数を減らすのもあり。

フィニッシャー候補

【ビクブレ+ロサ+α】

ビクトリーブレイダーの早期設置が脅威であることは、過去の特殊フォーマットからも証明されている。
ただし、単体で置くだけではヴァンピィなどを筆頭に処理される可能性も高い。
ハンデスでそれらの対策カードを落とせる可能性があるとはいえ、隣に立つフォロワーで補助するのがベター。
以下にその候補を挙げる。

・漆黒の残光・ロサ
6/6守護
破壊耐性・消滅耐性・能力によるダメージ無効と各種耐性を備えており、そこにビクブレのダメージ軽減が加われば難攻不落の要塞が出来上がる。
先述したヴァンピィなどの必殺による除去はこれでシャットアウト出来る。
6/6スタッツは守りだけでなく攻めにおいても大きく、ロサとビクブレが生き残った状態でターンが返ってくれば、ビクブレ進化と合わせて20点を叩き出せる。
融合による手札整理も可能であり、最有力候補。
一度に3枚以上融合すると融合変身してしまう点には注意。

・選別の教員・ヴァイス
お馴染みのファンファーレ封じ。
蘇る絶望のハンデスと合わさり、妨害性能は高い。

・悪魔伯爵・ダリオ
相手がこちらのフォロワーやリーダーを選択する時、必ずこのフォロワーを選ぶ
というなかなか見ない能力を持つ。
これによりグランスエンジェル反転する翼ローズパレスメイジなどからビクブレを守れる。

・セラフィックレオ・ガルエル
ビクブレへの破壊耐性付与。
シェムハザディアボロス・ヘドネスピリットイーターなどからビクブレを守る。
ニュートラルなのでサーチ手段が無いのがネック。

・才気の戦略家
ビクブレとのシナジーは無いが、進化時に加える軍師の妙策により、蘇る絶望で減った手札を補充可能。

【疾走によるOTK】

舞い踊る刃・ディオネ進化とバイオレンスソルジャーで16点。
4点以上の疾走バーンを追加で出せればリーサル。
ただし、極光やダメカどころか守護1枚で止まるのがネック。
アレキサンダーなどの突進フォロワーを出せば守護は突破できるが、4枚蘇生させるのはロイヤルでも安定しないと予想する。

ウィッチ

魔道具専門店という分かりやすく強力なフィニッシャーがあり、注目度が高いクラス。
その他にも開闢の予言者も一部デッキは処理に困るだろう。
優秀なディスカもある……のだが、1コストのディスカがエレナのみで専門店では採用出来ないのは明確な弱点。

補助

・一世の探求
シンプルに使いやすいディスカ。

・でたらめな接合
第二の新たなる運命。
ドローを行うにはスペルを2枚抱えておく必要がある。

・コールチェイン
ウィッチフォロワーサーチ。
結束の魔術でも同じことが出来るが、チョイスが挟まるので操作ミスを招く可能性がある。

・使い魔との契約
サーチしたいフォロワーが土の秘術持ちならば、コールチェインよりもコストが軽いためおすすめ。

・魔法図書館
スペルを2枚サーチできる。
フォロワー主体でデッキを組めるなら有り。

フィニッシャー候補

【魔道具専門店】

蘇る絶望の発表後、早い段階からコンボが考えられていた一枚。
後4や5T目の起動だとPPに余裕が無い場合が考えられるため、PPを回復する手段も一緒に蘇らせたいところ。
ウィズダム・コアがその役割として最適。フォロワーが進化した時にPPを回復し、さらに知恵の光を2枚加えて減った手札を補充してくれる。
星見の望遠鏡の禁止措置が解除されたことで、0コスをより多く積めるようになったため、コアは必須では無くなったかも?
検討の余地あり。

コアを起動させるためのフォロワーの候補は以下のものが良いと考えている。

・御伽の姫・アマリリス
進化した状態なら、スペルやリーダーが与えるダメージを+1する。
「リーダーが与えるダメージ」は魔道具専門店のバーンも含まれている。

・ピースキーパー・ヴィンセント
進化時のリーダー付与能力により、条件付きで全体3点バーンを飛ばせる。
相手フォロワーを除去し、魔道具専門店のバーンを相手リーダーに飛ばしやすくする。

・セブンズフォースソーサラー
スペルをターン中に7枚プレイすることで相手リーダーに20点を飛ばす。
一見火力が過剰なように見えるが、相手の盤面が強力な場合、このカード無しでは相手を倒しきる前に制限時間かデッキが切れることが予想される。
3コスト以下のスペルのコストを0にする進化時効果も偉い。

・キャットマジック
ライトニングキャットを2枚手札に加えるスペル。
これにより、でたらめな接合のフォロワー除去を発動できる。
専門店起動後も、これ1枚で10点分の打点を叩き出せるため相性は良い。
蘇生するフォロワーが他にいる場合でも、上記のシナジーから採用を検討する価値はあると思う。

・巡りの大魔術師・レヴィ
土ウィッチベースで組むならこのカード。
進化効果の6点バーンが普通に強力。
執筆開始時点では使い魔との契約で軽くサーチ出来る点にしか注目していなかったが、星見の望遠鏡の解禁により土ベースで組むメリットがより大きくなった。

・神託の妖童・アルルメイヤ
進化効果で6枚になるまで手札を補充する。
検証していないが、アルルメイヤの手札補充を行ってから、ウィズダムコアで知恵の光が加わり、手札8枚からスタート出来るはず。

・開闢の錬金術師・カリオストロ
・清澄の蒼・テトラ
・究明の魔術師・イザベル

自前でPP回復を持っているため、最悪ウィズダムコアが欠損してもPPの余裕を作れる。
ただし手札の細さは解消できていないので、絶望で捨てられたカード次第では後がつながらない可能性がある。
基本的にはウィズダムコア前提で、コアが無くてもワンチャンある程度に留めた方が良いか。

【開闢の予言者+α】

選択不可・破壊耐性・20/20スタッツの開闢の予言者を出して、次のターンに殴りに行く。
これを普通に処理出来るのはAFネメシスかテイカーネクロくらいだろう。
攻めとしては強力な一方で、守りの性能は一切無いので隣に出すカードでなんとか命を繋ぎたい。
候補は以下の通り。

・力比べ
開闢に守護を付与し、特大の盾とする。
相手の守護を剥がす手段が無いと2T耐える必要が出てくるのが難点。
流石に2Tもかけると開闢を普通に処理される可能性が高くなる。

・封魔の術師
・彷徨の詩人・エルタ

スペル/ファンファーレ封じ。環境次第で選択。

・氷塊のゴーレム
・渾然の双極・フラム=グラス

6/6選択不可守護。
コールチェインによってサーチ可能なゴーレム、出た時のアドがより大きいフラグラといった感じか。
ちなみに、氷塊のゴーレムの土の秘術はアクセラレートについているので、使い魔との契約でのサーチは出来ない。

・アーマードスノーマン
8/8守護+ラストワードで2/2守護を3体出す。
消滅や変身などに弱いが、ヴァンピィやヘドネなどには上記の選択不可守護よりこちらの方がまだ耐えらえる。

・輪廻の女神
シンプルにデカい7/7守護に加えて、7回復により相手のリーサルを遠ざける。

ドラゴン

ディスカドラというテーマがあることから、蘇る絶望のサポートとなりそうなカードも多い。
手札をガンガン回せるので、安定性は高いだろう。

補助

・銀色の清純・アルジャンテ
2枚ディスカにPPブースト、条件を満たせば3枚ドロー。
破格の性能を誇っている。

・蛇竜の契り
・砕石竜
・オーブキャンサー

シンプルなディスカ要員。

・竜の魔女・リリウム
これ1枚で3枚ディスカを保証できる。
ドローを回せないのが残念なところ。

・竜人の吐息
・ドラゴニュートの怪力
捨てられると1ドロー。光の道筋の互換。

・未知との邂逅
ニュートラルではフレイアで行うしかない自然サーチを、ドラゴンは1コストで可能。
波濤のプレシオサウルスがサーチ候補筆頭。

・ドラゴニックコール
コスト最大のドラゴンフォロワーをサーチ出来る。
オーブキャンサーを採用しにくくなる点には注意。

フィニッシャー候補

【疾走によるOTK】

大いなる調停者・ゾーイ、新旧ジェネシスドラゴン、アジ・ダハーカ、ガンダゴウザなど高火力の疾走バーンを多く揃えている。
やはり守護で止まるのが難点。
インフィニットフレイムドラゴンで解決できそうだが、4枚コンボは要求値が高い。

【ゼルダゴン】

深海の覇王・ダゴン風読みの少年・ゼル/風を知る者・ゼルで疾走させる。
コンボパーツが2枚で済み、守護も2体までなら突破可能。
ただし、疾走付与は覚醒状態でないと出来ないという弱点がある。
この条件がかなり重い。

【リュミオール+竜少女+プレシオサウルスOTK】

金色の威信・リュミオール、荒牙の竜少女、波濤のプレシオサウルスを出して、新たなる運命でOTKする。
手札9枚から蘇る絶望をプレイ(手札6枚)→波濤のプレシオサウルス進化で2+1点(手札7枚)→新たなる運命で12+6点で、合計21点出る。
光の道筋系のカードを捨てれば手札8枚からでも可能だし、追加のディスカを使うPPが残っていればそれでも良い。

疾走と違い守護で止まらない一方で、肝心の新たなる運命が蘇る絶望で捨てられる可能性がある。
こればっかりは祈るしかない。
また、最速で使おうとすると手札枚数もPPも足りない可能性がある。
PPについてはドラゴニック・コアで解決できなくもないが、コンボパーツが増え要求値が高い。
アルジャンテや託宣で6PP以上までPPブーストするのが無難か。

パーツは増えるが、竜爪の首飾りを採用するのも面白いかもしれない。
プレシオ進化で5点、手札6枚での新たなる運命が17点になるので、OTKに必要な手札の枚数が1枚減る。

ネクロ

ディスカが死門の開通という癖の強いカードしかない。
葬送でドローを回しながら後からまとめて捨てられる、と書けば強く見えるが、死門の開通が手札に無い状態でキーカードを葬送するのはかなり勇気がいるだろう。
ディスカの質が悪いため安定性が低く、既存の構築より優位な点を探すのがなかなか難しい。

補助

・死門の開通
先述した通り素直には使いにくい性能をしている。ハマれば強い。

・百鬼夜行
ネクロフォロワーサーチ。
コルネリウスOTKのようなニュートラル主体のデッキで輝くか。

・冥河の流葬・カローン
デッキ内のコスト最大のネクロマンサー・フォロワーを破壊する。
死門の開通とのコンボ前提ではあるが、サーチと葬送を兼ねているようなものなので悪くない。

フィニッシャー候補

【屍病の街】

相手の蘇る絶望へのメタ。
デッドソウルテイカーやホズミなどにも刺さる。
先に展開されているフォロワーは変身させられないため注意。
そのため、ヴァンプ全般や進化ネメシスなどのアグロには全く無意味。
耐えているだけでは屍病の街が消えた瞬間負けるので、全死の裁定者、輪廻の統治者・ゼラエルなどの変身効果が効かないフォロワーを同時に出しておきたい。
屍病の街の妨害性能により攻め込みやすいはず。
屍病の街の左側に出たフォロワーは変身効果を受けないので、運が良ければ上記のフォロワー以外も出せる可能性はある。

【コルネリウスOTK】

屍術王・コルネリウスと、アルティメットバハムート、イスラーフィールなどの大型ニュートラルフォロワーを並べて疾走させる。
ディスカの質の悪さからくる安定性の低さもさることながら、魔海の女王と違って蘇る絶望では墓地を3枚しか稼げない。
そのため、最速だと墓地10に届かないケースも起こり得る。
後4起動は難しく、守護やダメカアミュも突破できないため、魔海ララに勝っている点が無さそう。

【力比べダークアリス】

力比べ設置の隙を無くせる。
絶望側からすると細いハンドをトップ解決しやすくなり相性が良いが、ダリス的にはニュートラルのディスカが圧縮後も残るので相性が悪い。

ヴァンパイア

ディスカ関連カードは多い部類だが、渇望やハンドレスというテーマを支えるために癖の強いものが多い。
ルーゼン+リリムのコンボを考えたが、ラブリーサキュバス・リリムの効果はファンファーレで付与するので泣く泣くお蔵入りとなった。

補助

・棘の吸血鬼
・ショーダウンデーモン
1枚で2枚ディスカ可能で、コンボパーツを落としやすい。
新たなる運命よりは扱いやすいだろう。
ドローに時間差があるのと、これら自体がフォロワーなため捨てると蘇る絶望から出てくるのがネック。

同じくハンドレスでよく採用される底無しの契約、ルームサービスデビルは絶望をメインプランにする場合は使いにくいので選外とする。
うまいこと両立できる構築が出てくるかもしれないが。

・殺意の塗布
光の道筋の互換。ドローに時間差があるのが使いにくそう。

・バフォメット
攻撃力5以上のヴァンパイア・フォロワーをサーチする。
独特なサーチ範囲を持つ面白いカード。

・悪夢の始まり
フォロワー2枚サーチ。
ネタデッキとして使うなら良いがガチ環境では重いと個人的には思う。

フィニッシャー候補

【レイナ+モノOTK】


アークエンジェル・レイナの進化効果により悠久の真紅・モノを進化させて、モノの効果でレイナにも疾走を付与して11点。
残りの9点は進化後の攻撃力が9以上のフォロワーであれば何でも良い(ゼラエルは除く)(昏き底より出でる者を含む)が、酔狂の大悪魔、鏖殺の大悪魔がアクセラレートでドローが出来て取り回しが良いだろう。
また、月下の狼王・ヴァルツならば9/9スタッツで3回殴れるので、守護を2体まで突破出来る。

【疾走によるOTK】

モノレイナに頼らずとも、プルソン、イモータルペイン、酔狂の大悪魔、アビスドゥームロードなど高火力の疾走は多い。
鏖殺の大悪魔、昏き底より出でる者もバーンを飛ばせる。
殴れる相手フォロワーが必要になるが、逆に言えば守護がいても1体なら突破できる。

モノはアイアロンの残骸でサーチ可能というメリットがあるが、こちらはOTKが決まらなくてもイモータルペインやアビスドゥームロードで守りを固められるのが利点。
このあたりを出せれば必ずしもOTKする必要は無いので、ハンドレスとのハイブリッドも検討の余地あり。

【アビスドゥームロード】

ファンファーレの自傷を踏み倒し、進化効果の無敵バリアだけを利用できる。
シンプルにめちゃくちゃ強い。
追加の打点をどう出すか・手札をどう補充するかは考えておく必要がある。

ビショップ

ディスカが1種類しかないが、その1種類が割と高性能なのでエルフネクロよりはマシなはず。
どちらかというとフィニッシュ手段に悩むクラス。

補助

・友愛の翼
ビショップ唯一のディスカ。
1コストで1-2ドローに回復もついており、ディスカとしての性能は高め。
さらに、蘇る絶望から出てきた場合も手札を補充することが出来る。

・宝石の輝き
・ジュエルシャイン

1コストでアミュレットをサーチ出来る。

・不退転の乙女・キーラ
4コストのビショップフォロワーorアミュレットサーチ。
サーチ精度が高い。サーチしたいカードはあまりないが。

・シトリンラビット
攻撃力2のビショップフォロワーを2種サーチ出来る。
サーチ精度は高いが、3コストと重いのが気になる。

・封じられし法典
なんかナーフ解除されて0コス1ドローになった。
シンプルに強い。

フィニッシャー候補

【ジャンヌ+ホーリーセイバー+α】

ヴァンプのモノレイナOTKに似た感じで、神託の旅立ち・ジャンヌによりビショップフォロワーを進化させてOTKを狙う。
モノと違って元から疾走があるフォロワーを並べないといけない点には注意。
その相性の良さから、ホーリーセイバーは確定で入るだろう。
残りの8点を、火力の低めなビショップでどう補うかが課題となってくる。

パーツが足りずに決めきれなくても、ホーリーセイバーの回復とジャンヌのダメージ無効付与で守りはそこそこ固められる。

・ジュエルシュライン
ジャンヌとホリセの打点を1ずつ上げてくれる。合計2点
火力上昇という意味では地味だが、絶望から出さなくても火力補強に繋がってくれる点が大きい。
なんなら普通に使う方がドローもついてて取り回しがよい。
これで出すべき火力は残り6点となる。

・烈風の大鎌
こちらも打点補強。
打点を上げるのに条件は無いが、シュラインと違って捨てる必要がある。

・ゼウス
・荒天の雷神

ビショップフォロワーではないのでジャンヌによる自動進化は出来ないが、ジュエルシュラインのバフ対象にはなるので、20点に届く。
雷神の方が結晶やアクセラレートが使える分優先されるか。

・雷導の神鳥
シュラインの効果は載らないが、純粋に6点出せる疾走。
他にも双極の生命・フラム=グラス聖域の執行者など6点以上出すだけなら候補は多いが、他の候補は役立ちそうな結晶やアクセラを持っていないので、その差で神鳥を抜粋した。

【封じられし熾天使】

蘇る絶望をプレイしたターンで勝つにはPPが足りないため、速度的にはペンデュラムラピス終焉ガルラと大差ないだろう。
絶望のハンデスにより廃滅のスカルフェインを捨てられる可能性がある点で安定性では劣ってしまっている。

差別化するなら安息の領域不可侵の教会、絶望の安息・マーウィンなどを同時に出して隙を潰せるようにしたいところ。
天命の執行者も候補にあがる。光輝ドラゴンも面白いが、耐性が無くあっさり取られかねないのが気になるか。
減った手札を補うために、友愛の翼を捨てる/事前に設置することも考えておきたい。悠久の絶望の採用もありか。

【ヘヴンリーイージス】

体力デバフでしか対処出来ないため、処理されることはまずない。
これ単体では防御がスカスカなので、上記の封じられし熾天使の項で挙げたカード達を同時に出したい。
出してからリーサルまで時間がかかるのが痛い。

ネメシス

ディスカの質はそこそこ、手札を回せるカード多め、強力なフィニッシュ手段ありと相性はかなり良い方。

補助

・バレットテイカー
・ガジェットユーザー
癖のないディスカ。

・ファイアバラージ
条件の緩い融合カード。
これにより手札を一気に圧縮し、蘇る絶望+コンボパーツ+バラージという手札に出来れば、道中で捨てられなかったパーツを確定で捨てられる。
5PP以上あればバラージを使用して手札をパーツ2枚+絶望にすることも可能。
このカードがあるため、ネメシスはニュートラルのディスカを採用しない選択肢もある。

他のクラスにも融合は色々あるが、条件と噛み合う構築を組める・融合後が軽量スペルなので邪魔になりにくいというのはこれと気鋭の一蹴くらい。

・カイザーインサイト
手札を1枚残して総入れ替え。この手のコンボデッキとは相性抜群。

・機器による設計
・空間の開錠
・生命の培養
・コンセントレイト
知恵の光。

・メカニカルガンナー
アーティファクトサーチ。
優秀ではあるがサーチしたいアーティファクトは限られている。

・勇気の少年・カシム
・次元の超克者・ユアン

手札入れ替え。
蘇る絶望との相性は別に良くないが、上記のカード群が共鳴を動かしてくれるのでパーツが揃わなかった時やアグロ対面を誤魔化せる可能性がある。

フィニッシャー候補

【パンドラOTK】

災厄の匣・パンドラの進化時効果により相手リーダーの体力を8にし、残りを一緒に蘇らせるカードで削り切る。
2通りの方法を考えている。

・アブソリュート・トレランス

9/9疾走であるこのカードで削り切る。
捨てるパーツが2枚で済み、安定性が高いのが売り。
守護は1体(ファイアバラージを使えるなら2体)しか突破出来ない点には注意が必要。

・ゴッドバレットゴーレム+セレスティアルアーティファクト

ゴッドバレットゴーレムの効果により8点バーンを飛ばす。
守護や極光の天使で止まることは無いが、コンボパーツが3枚となり安定性ではトレランスに劣る。

試運転した感想

ソロプレイで「ロサ+ビクブレ」「ゼルダゴン」「リュミオールOTK」「魔道具専門店」「パンドラOTK(2種)」「力比べダリス」「コルネリウス」を試運転してみました。
(ヴァンプとビショの疾走OTKも面白そうだと思うが組む時間が足りなかった。)

コンボの成功率としては、
ロサビクブレ=パンドラトレランス>(後4成立の壁)>リュミOTK=パンドラゴッドバレット=魔道具>(先5成立の壁)>ゼルダゴン>ダリス、コルネリウス
という感じでした。

ダリスとコルネリウスについては自分がネクロメインで使っているから一応試しただけで、まあ普通に組む方が強いです。
ゼルダゴンも覚醒にならないといけないのが重すぎる。

コンボパーツが3つ必要なリュミOTK、魔道具専門店、ゴッドバレットゴーレムは先5は実現できそうでしたが後4はほぼ無理に感じました。
ただ、専門店に関しては星見の望遠鏡が帰ってくるので、ひょっとすると安定感が向上するかも?
また、リュミオールに関しては新たなる運命を捨てられる可能性は考慮してないので実際はもう少し下だと思います。
素直に疾走の方が良いかも。

ロサビクブレ、パンドラトレランスは後4も半分以上は決まりました。
ただ、ロサビクブレに関しては隣にヴァイスも並べようとすると、途端に最速での起動は安定しなくなりました。

やはり、パーツが3枚以上では後4に間に合わせるのはかなり難しいというように感じます。
パーツ2枚で勝ち筋を作ることが出来る、あるいはパーツを落としながら5-6Tまで耐えられる構築が蘇る絶望軸の目指すところになるか?

後書き

ここまで「蘇る絶望でやりたいことを通しやすいか」という点を中心に考察してきましたが、実際の対戦では「コンボ成立まで相手の攻撃を耐えられるか」も課題となってくるでしょう。
特に、今回のナーフ解除で全体的にリーサルが速くなる方向で強化されたので、蘇る絶望が間に合うかは結構怪しいようにも見えます。

しかし、デッドソウルテイカーもOTK型がここまで強くなると予想していた人は少なかったです。
もしかしたら画期的な構築が何か見つかるかもしれません。
この記事が誰かの刺激となって、良い構築が生まれてくれれば幸いです。

答え合わせ編

実際に蘇る絶望が追加され、予想とだいぶ違った構築が強かったので、流石に追記していくことにする。

【疾走ドラゴン】
【疾走ヴァンプ】
蘇る絶望に関して、事前評価の段階では「決まった2-4種のカードのみを落としてコンボを成立させる」ものだと考えていた。
しかし、冷静に考えると疾走に関しては代わりが効きやすいので、フィニッシャーを7種類以上も積むことが出来る。
種類を散らすのが大きなポイントで、リーサルに必要な疾走3種類を落としやすくなる上に、万が一ディスカ要員の小型フォロワーが捨てられたとしても、蘇る絶望から出てくる確率が低くなるのである。
これにより絶望デッキのなかでは随一の安定性を誇っており、後4リーサルが多発している。

複数枚の守護やダメカで止まるという弱点はあるものの、止めた側としては、手札を2枚捨てさせられたうえで、盤面処理するかリーサル決めるかしないといけないのでかなり苦しい展開を強いられる。

【セブンズ専門店】
思っていたよりは安定した。
セブンズ+専門店+コアの3枚コンボデッキだと思っていたが、実際はセブンズ+専門店の2枚だけでも繋がる可能性があるデッキとなっていた。
もちろん、コアがあった方が安定するのでそちらが理想ではあるが。

これに関しては純粋にセブンズフォースソーサラーの経験値が足りてなかった。
とはいえ、魔道具のサーチが無かったり、蘇る絶望がハンドにあると運命や接合を使いにくかったりするので、ドラゴン・ヴァンプよりは少し安定感が落ちる印象。

【ロイヤル、ネメシス】
高めに評価していたが、より安定感の高いドラヴに初日は押され気味であった。
しかし、ロイヤルは君臨する猛虎のアクセラレートや曙の乙女・セラによる守護の多面展開で耐えつつ絶望を撃つコンセプトが、ネメシスはパンドラトレランスを狙いつつも虚数物体永久の盾・シオンの守りで延命を図るコンセプトが生まれつつある。
今後の研究次第では、上位に食い込める立ち位置にいると思われる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?