「Win-Win Smile 生活を豊かにする夫婦のパートナーシップ」を築くことについて考えてみる~「7つの習慣」をもちいて~

結婚とは―人生でひとりの人とパートナーシップを築いていく決意をすること。
人生の中で寄り添うパートナーは複数の場合もあるけれど、少なくとも結婚した時にはこの人と長い人生を一緒に歩もうと考えているよね。
けれどまったくの他人とずっと一緒にいて、ずっと楽しく笑顔でいられるってなかなか難しいものだと思う。
仕事上のパートナーや友人であれば、そりが合わないと感じれば離れることも、距離を取ってみることもできる。
けれども夫婦は、(一般的には)常に一つ屋根の下に共に暮らし、毎日顔を合わせるものだ。
その夫婦間のパートナーシップに行き詰まると、自分の日々の生活そのものが崩壊しかねない。
毎日顔を合わすのに、顔を合わすたびにいやな気持になってしまったら、自分の日々の幸福が吸い取られてしまう。自分のもやもやした感情に、生活すべてが吞み込まれてしまうのだ。そんな経験ありませんか?

だから、夫婦のパートナーシップを良好に保っておくことは、自分の歩みたい幸福な人生の基盤になる。毎日笑顔であいさつを交わすことが、生活の彩を豊かにできたら素敵でしょう!
そんな夫婦間のパートナーシップをどんな心持ちにすれば築けるのか、考えてみた。

まず前提に・・・「人を変えることはできない!」相手にこうなってほしい、こうしてほしいとは一切言わないこと。できることは「自分の心の持ち方を変えること」

夫婦間つまずき要素の分解

夫婦のパートナーシップを考える上で、つまずきそうな要素を分解して考えてみる。
🔶お金・・・収入の差は夫婦の上下関係を生むことにもなるよね。パートナーが「自分の方が上だ」と思っていてもいなくても、常に相手を尊重して、生活できるのはあなたのおかげということを伝えることは大切。

🔶家事・・・「時間」がある方がやることになる。けれども家事には得意・不得意があり、またしないことで気になるか、気にならないかという点も異なる。とりあえず自分が好き・得意な家事は引き受け、しなくても特に気にならない家事はしないでいいのでは?「気持ちよく家事ができる」ということを目指す。相手が好き/得意な家事は相手がするし、相手がしないと気になるという家事は相手に任せればよい。

🔶仕事・・・「お金を稼ぐため」自分の時間を差し出すことが仕事だと考える人に、「好き」を仕事にして社会貢献がしたいというと(その仕事の収入が低い場合は特に)趣味と捉えられてしまう。仕事に対する価値観こそ、十人十色だし変化していく。家族の生活の基盤を考え、(相手の仕事には時間も余白もないということもあるので)自分の仕事の目的を考えてから、時間にも心にも余白のある仕事を選択したい。

🔶時間・・・お互い好きなことをする時間を平等に持つ。子どもが小さい間は特に、いくら子どもがかわいくても、育児をしない自分の時間は必要だよね。自分の時間が欲しいときは、相手の行動を観察し、相手と自分の余白が平等に保たれているか意識して切り出すこと。

🔶夫婦の時間(や会話)・・・もちろん作った方が良い。今は時間を作るのが難しくても、子供が巣立ったあとの家庭は二人だということを念頭に置き、楽しい未来を語り合おう(ここで語り合えなければ、一生のパートナーにはなりえない)

🔶価値観・・・異なるのは当たり前。自分の価値観を分かってもらおうとしない。夫婦間に必要なのは、ただ「お互いに楽しむこと」「お金を分け合い、二人で使えばより互いに豊かさを感じるモノ・時間に使うこと」

🔶家庭を取り巻く環境・社会・文化・・・ジェンダー的役割がまだ根付く日本社会の構造の中で生きているので、ジェンダー平等が成り立っている欧米のような文化と比べても仕方がない。その中で、「Our family’s culture」を築いていく。取り入れたい考え方を共有し、納得してもらいながら、他と比べることなく独自の家庭内文化を築いていくこと。

「7つの習慣」を当てはめる

「自分の心の持ち方を変えること」そうすることで相手は変わってくる。
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」を思い出し、腑に落ちた!
家庭生活において「7つの習慣」を身につけること。
豊かな心の基盤ができ、社会においても信頼され貢献することができるようになるんだ!​

以下、ひとつひとつの習慣をパートナーシップに当てはめてみます。

第1の習慣 主体的である
夫婦の会話の中で、感情が出てきそうなとき、もしくは出てしまった時、一度立ち止まりたい。自分に「一時停止ボタン」を押す。感情が鎮まるまで停止したままにする。そして冷静になったとき、どうして嫌な気持ちになったのか考えてみる。偏った見方をしていなかった?自分に問いかけてみる。相手はどうしてその発言や行動をしたのか考えてみる。自分にパラダイムシフトを起こして、納得してから、相手と向き合うという習慣をつくろう。

第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
どんな夫婦でいたいか、はたまたどんな家族でいたいか、自分の中の軸を決めておくこと。相手とすり合わせてあればなおいいよね。(わたしと夫の間では「うれしい、楽しい、大好き!(ドリカムです♪)」が結婚当時のふたりのテーマ)声掛けや行動がその軸に沿うものかきちんと確かめることを習慣にする。

第3の習慣 最優先事項を優先する
良好なパートナーシップを築き続けるというのは、緊急ではないけど重要なことの第2領域に入るのではないかと思います。パートナーの喜ぶことを考えてすること、また夫婦間で今のお互いを理解し合うことは優先度の高いこと。そのために、子どもを信頼できる人に見てもらうことも必要なんだと思う。意識的にパートナーのことを考える習慣をつくる。

第4の習慣 Win-Winを考える
夫婦間で、また家族間で何かを決めるとき、変化を起こしたいとき、夫婦Win-Winになるように考える習慣をつける。自分はこうしたい、と勇気をもって(そしてなるべく論理的に)言う、そして同時にパートナーの立場からもこんないいことがあることを提案する。家族みんなが気持ちよくなるような選択・決断・変化を起こしていこう。

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
自分が家族に影響を及ぼすような変化を起こしたいとき(転職や離職、進学など?)、パートナーの意見が違ったら?まず、パートナーの意見を「共感」しながら聞く、に徹する。「自叙伝的反応」(自分の過去の出来事を交えて、アドバイスしたり評価したりすること)をしない!!そのように自分を信頼してもらってから、分かりやすく自分の意見を言うことを習慣にする。

第6の習慣 シナジーを創り出す
1~5の習慣ができていれば、シナジー―お互いにとってもっと良い選択肢が生まれてくる。1~5の習慣を踏まえたうえで、信頼し合い、協力的なコミュニケーションを取ることを習慣にする。(だいぶ高度になってきたぞ!!)

第7の習慣 刃を研ぐ
自分の資産となる能力「からだ」「心」「知性」「人間関係」をバランスよく磨いていくことは、良好なパートナーシップを築いていくためにも重要。健康を意識し、心穏やかに、学びを深め、そして関わる人に思いやりをもって優しく接する。常に意識したい習慣。総まとめだね!

家庭内でこそ、この習慣を意識したい。この7つの習慣が本当に習慣になったならば、社会の中でも、わたしの人生もあなたの人生も満ち足りるものになるんだね。

色々書いたけど・・・最後に。
自分の心を磨くことで、きっと家庭内も磨かれていくはず!(7つの習慣を信じてやっていこう!頑張ります)
そして、家庭のルールはその家族ごとに決めるべき。価値観の異なる夫婦がシナジーを起こしたとき、どんな空間が生まれるのだろう。
パートナーや子どもの得意なこと、好きなことを認め合い尊重し合える家庭を築いていきたいですね。

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