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【EDH】スカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant【2023/07/08】


 みなさんはクレリックというと何を思い浮かべますか?私は断然≪スカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant≫です

デッキリスト

コンセプト

 デッキのパワーレベルは6~7を想定しています、ガチ卓に持ち込んだら速度差でボコボコにされますのでカジュアル卓でワイワイやりましょう。

クレリックEDH界の星

 ≪スカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant≫(以下オラー)の能力を簡単に説明すると、自身か他のクレリックが死亡するとそのマナコストより低いマナコストのクレリックをリアニするというものです。その能力を活かして何度もクレリックをリアニし、粘り強く戦って無限コンボを目指すのが今回のデッキです。
 その性質上、4マナが死んだら3マナ、3マナが死んだら2マナを出せた方がお得ですのである程度マナ域を散らばらせておく方が有利となります。

1マナのクレリック

心優しきボディガード
用心深い殉教者
コーリスの子
魂の管理人
魂の従者
雨ざらしの旅人
の計6枚

 1マナ域は死亡時にオラーで釣れるクレリックが何も居ませんので、最低限の採用となっています。他の候補としてはルーンの母、ルーンの与え手、大霊堂の信奉者などがあります。
 再録や構築実績のあった者の多い中、用心深い殉教者は誰?となる方も多いと思います。

殉教者の召喚ってなんだよ

 現在はオラクルが変更されて種族は人間、クレリックとなっています。除去からオラーを守るのが主な仕事です。下の能力は多分今後500回戦っても使わないんじゃないかな…

2マナのクレリック

オグマの文書管理人
黎明運びのクレリック
残忍な巡礼者、コー追われのエラス
エーテル宣誓会の法学者
堂々たる撤廃者
レオニンの裁き人
レオニンの遺物囲い
悔恨する僧侶
無私の霊魂
古牙の信奉者
影の儀式の司祭
Soldevi Adnate
の計12枚

 もし環境がリアニメイトや踏み倒し戦術に寄っているならば封じ込める僧侶も検討出来るでしょう。自分もとても厳しくなるのでサクリ台の用意は忘れずに。また墓地利用が多ければ古牙の信奉者は抜いた方が良いです。

3マナのクレリック

空輸する従軍牧師
境を歩む者
輝きの乗り手
鼓舞する監視者
古代の伝承の僧侶
悪魔の信奉者
略奪する破戒僧
ギックスの僧侶
希望の死、タボラックス
薄暮薔薇の棘、ヴィト
の計10枚

 境を歩む者は知る人ぞ知るスーパーカード

主要部族には許されないテキスト

 エルフやゴブリンのようにチェインして連続キャストとはいきませんが、有色マナ軽減はかなり強力です。

 3マナ域の中だと古代の伝承の僧侶、鼓舞する監視者の1点ゲイン1ドロー勢が弱そうに見えますが、1点ゲインはコンボ始動の種に、1ドローは後述の無限ループ中にデッキを全部引く役割があるので実は結構有用です。

4マナ以上のクレリック

アカデミーの学長
サングィナリー・プリースト
スランの医師、ヨーグモス
天界の門番
シスター・ホスピタラー
の計5枚

 枚数が少ないので4マナ以上はまとめましたが、どれもこのデッキでは切札級の活躍です。
 アカデミーの学長は主に極上の血を持ってくるのが役目ですが、たまに浄化の印章を持ってきたり、動く死体で足りないパーツをリアニする事もあるスーパーおばあちゃん。
 ヨーグモスはサクリ台、除去、ドローとこのデッキで欲しい事のほとんどをやってくれます。影の儀式の司祭で持ってくるのは主にこいつ。
 天界の門番は5マナ2/2飛行、死亡時に自身を追放して鳥かクレリックを2体リアニするという鳥クレリック界のオリカ。
 サングィナリー・プリースト、シスター・ホスピタラーはウォーハンマーからの登場です。プリーストは他の味方が死亡時に1点ドレインを好きな対象に飛ばすので除去やフィニッシュに。
 シスターはCIPで自身の墓地の生物をリアニし、マナコスト分ライフゲインします。今までCIPでリアニ出来るクレリックは存在しなかったのですが、このカードの登場によりコンボが決まり易くなりました。自身が6マナなのも死亡時にオラーで釣る対象が増えるので良い。


オラーが居れば自身が死ぬと3体に増える
クソ重そうな装備を脱いで5マナになって欲しい ついでにタフネスも1にして欲しい

主なコンボルート

 このデッキの主なコンボは2種類です。どれもクレリックが絡みますので、除去には気を付けましょう。

極上の血+略奪する破戒僧or薄暮薔薇の棘、ヴィト

 極上の血は相手がライフを失うとその分ライフを得る。
 略奪する破戒僧とヴィトは自分がライフゲインすると相手がライフを失う。
 これらが場に居れば自分がライフを得るか、相手がライフを失う事をトリガーに無限ループが発生して相手のライフを0に出来ます。ヴィトは対象を取るので最近流行の一つの指輪相手には1ターン凌がれてしまうなど、略奪する破戒僧の方が基本的には強い。
 全員を同時に倒せるコンボという訳ではないのでもし誰かが死んだ段階で相手がコンボを妨害してきたりコンボを始めたときは、再度自分のライフゲインや相手のライフルーズにより上からコンボを再開出来ますので覚えておきましょう。

オラー+屍賊の死のマント+供犠台ルート

 場にオラー、屍賊の死のマント、ファイレクシアorアシュノッドの供犠台、場か墓地に1~3マナのクレリックが最低1体ずつ必要です。
 供犠台でオラーを生贄に捧げた際に4マナ以上残せればコンボが始動出来ます。メジャーでは無いので手順を詳しく書きます。

ファイレクシアの供犠台を使った場合
①.オラーを供儀台の能力で生贄に、屍族の死のマントの能力により4マナ支払いオラーをリアニメイト
②.オラーが死亡した際に3マナのクレリックを蘇生
③.3マナのクレリックを生贄に2マナのクレリックをオラーでリアニメイト(残り1マナ)
④.2マナのクレリックを生贄に1マナのクレリックをオラーでリアニメイト(残り2マナ)
⑤.1マナのクレリックを生贄(残り3マナ)
⑥.オラーを供儀台で生贄(残り4マナ)、死のマントでオラーをリアニ(残り0マナ)
以下②~⑥を無限に繰り返すことが出来ます。アシュノッドの供犠台ならばループごとに無色4マナ浮きますし、両方の供犠台があれば有色無限マナになります。

 オラーと1~3マナ域のクレリックが場と墓地を永遠にグルグルするだけのコンボですが、横にコー追われのエラスが居れば無限ライフゲイン&ライフルーズになりますし、ギックスの僧侶が出入りすれば黒無限マナ、1点ゲイン1ドローの3マナ域2種もデッキ分ライフゲイン&ドローなど大体勝てます。準備に時間がかかるコンボですので、何も無くて何も起きないという事はほぼ無いです。
 ちなみに死のマントは種族をゾンビに変更してしまうので気を付けましょう。オラーは自身がクレリックでなくとも死亡時にちゃんとリアニ出来ます。

ボーラスの城塞+師範の占い独楽

 主なコンボルートは2種類と言ったな?あれは嘘だ。これ自体がフィニッシュする訳ではないのでサブの位置。
 ライフゲインが多いのでボーラスの城塞と師範の占い独楽が揃えば大体デッキ全部唱えられるので、先述の2つのコンボを揃えましょう。とりあえずボーラスの城塞を置いてお祈りスタートする実質1枚コンボになる事が多い。霊気貯蔵機を入れるかはお好みですが、今のところ欲しかった事は無いです。

動かし方

 キープ基準は太陽の指輪か魔力の墓所、またはそれをサーチ出来るカードがあるのがベスト。英雄たちの送り火がセットであれば複数のマナ域のクレリックを墓地に用意出来るためオラーを強く使えます。
 装備品サーチは基本的に頭蓋骨絞めを持ってきます。サクリ台の様に扱えるのも強い。
 妨害手段はクレリックで出来るのが一番良いですが、その場合自身にも影響がある事を忘れずに。統率者自身は追加のカードを引っ張ってくれたりしませんので、自分の動きを優先したキープをしましょう。
 オラーで粘り強く戦い最低限の妨害で相手を牽制し、可能ならば沈黙を使うか、堂々たる撤廃者を置いてコンボスタート出来るのが理想です。

 サクリ台があれば除去に対応してガチャガチャやってれば避けれたり、全体除去もオラーが居れば盤面の数があまり減らないなど見た目以上にしつこいデッキです。墓地対策だけは勘弁な!

終わりに

 オラーのデッキリストはネット上にはあまり数が無く、自分のレシピもまだまだ調整の途中です。
 コンボルートに貢献しないとはいえ狂気の祭壇は本当に抜いて良いのか、サーチの数が少なくないか、単体のクレリック弱すぎだろ、もっと可愛いクレリック増やせよ等考える事は多いです。
 普段EDHで見かけないカードが多いですが、汎用性の低い高額カードもアカデミーの学長くらいですので組みやすいのでは無いかな?と思います。
 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。みなさんも是非オラーを組んでみてくださいね。

 


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