キツネの嫁入りの2021年
2021年は、前向きな諦めに襲われながら、走るしかねえの一年だった気がする。
年始にコロナ陽性になりレコーディングストップ。復活して歌録り・オーバーダブの日々。3月にUrBANGUILDでゆーきゃんレコ発。現体制にて改めての初ライブ。
そっからは、毎月リリースに向けたシングルのコーラスやオーバーダブミックス、プロモーションの手配とディストリビューターとのやりとり、MUSICVIDEOの進行と、ずっと何かに追われ続けていた気がする。
FRIENDSHIP.平さん、紹介・繋いでいただいたdownyのロビンさん、本当にありがとうございました。平さんには、これまでのリリースと形態が全然違うところで、多分、相当にめんどくさいだろな〜っという質問を投げ倒していたかと思います。本当にお世話になりました。
一つ目のシングル「dodone」
フレーズが「ドゥダン」って感じだったので、そのまま当て字でつけたタイトルのこの曲。映像に最近の作品を見てこの曲はこの人しかいねえと思った、麻田弦さん、3DCGで見事にこの曲のイメージをスケールしてくれました。いつ見ても最高。オタワ国際アニメフェス上映選出、プラハMUSIC AWARDSのアジア部門でAWARDS頂きました。
あまり露出を好まない弦さんですが、時折作品をあげているTwアカウントはこちら。
二つ目のシングル「swimmingman」
これは映像なしの、配信のみ。ライブでは旧アレンジでちょいちょい前からやってましたが、現体制にて完成感。カメラマン石川耕平氏の写真をデジタルカバーに使用させてもらいました。彼の写真は、どこにでもある風景が角度や切り取り方でこうも印象変わるかねというとても趣があって素敵。
https://www.instagram.com/ground_photo/
三つ目のシングル「考えないバード」
彼の作品はずいぶん前から知っていて、いつかおねがしたいなーとずっと思っていた現在はシール作家の浦崎力(マンマン堂さん)。思った通りのナイス癖の強いニーさんで終始楽しくやり取りさせてもらいました。撮影は遠隔でと思っていたんですが、京都までどうしてもきて撮りたいとのことで、わざわざきて、二条GROWLY上の公○食堂跡地で撮影。予定時間ギリギリまでかけてコマ撮りしてくれました。おかげでめっちゃおもろいシュールな作品にw
四つ目のシングル「loopgirl」
前メンバーのVibraphone佐藤香ちゃんと作った本曲。もちろん彼女にも参加してもらい、美しい曲になりました。映像は、旧知の間柄の浜田淳に頼みました。彼の作品は、「透明感のある実写」という印象がとてもあり、この曲には親和性高そうと思ったためで。キャスティングにコンテンポラリーダンサーの大歳芽里さんに踊ってもらい、これがまたナイスキャスティングで、仕上がりにびっくりした記憶がありまくり。
4つ目のMUSIC VIDEO「standardboy」
2nd ALBUMの「雨の歌」での砂絵アニメーションが素晴らしかった永田ナヲミさんにお願いしました。今回は切り絵のアニメーションで温かくも詩的な作品に仕上げてくれました。何度も見たくなるという思惑通りの作品です。
安定のゲストミュージシャンイガキアキコ
あっこちゃんとはすっかり付き合いも長く納期とイメージだけ伝えたら大体上がってきたやつがほぼ、ままOKでした。dodoneの冒頭のストリングスは
空間が歪んでいくかのようなアレンジでゾクっとしました。素敵。彼女も色々やってるんで要チェック。
なんといってもこの人のエンジニア岩谷啓士郎
3rdからお世話になりっぱなしのエンジニア岩谷啓士郎ことKC。今回もその腕を遺憾なく発揮してくれました。本当にありがとう。
ジャケットは謎のロシアドット絵アーティスト6vcrさん
正直、Google翻訳に120%頼りっぱのやり取りで、実態は謎なばかりですが。インスタでたまたま見かけて一目惚れのイラストは、今回のアルバムのイメージ通りでした。
そんな、アルバムに関する諸々の詳しくは下記LPにまとめておりますので、興味ある方はぜひ、見てみてください
アルバムは下記より各種サブスクにて聞けます。
ちなみに通販はこれからですが、フィジカルには、4曲限定トラックが入ります。以前のタワレコ限定特典用の友人たちによるカバー・リミックス。
狂想2021※
最後の朝焼け(oonoyuukiカバー)※
ブルー、始まりと終わりと(uhnellys キムウェイツremix)※
結局、そう(長谷川健一カバー)※
こちらがマジ最高なんで要チェック。
メディア情報
Mikikiさんにて、おそらくメンバー全員集合の初インタビュー
アンテナさんで私の長編インタビューしていただきました。
総括
おかしい、今年を振り返るのつもりが、アルバムの振り返りになってしまった。今から書き直すのもアレなんで、まぁええか。
ライブは、11月のルロウズレコ発と12月のワンマンの計3本しかやらなかった模様。
しかし、ワンマンに向けて既存曲のリアレンジ祭りで、ドラムのイトチュウおじき、サックス北村さんにしてみれば、新曲やってるようなもんなんで、それはそれは大変やったやろなーと。かくいうアタクシも、15年ぶりにセミアコギターを買ったので、色々脳みその切り替えが大変だった。
総じて楽しい一年であった。
周りの友人や知人がMステでたり紅白でたりと、活躍目まぐるしい今日この頃。
正直アルバム出したからと言って、大きな反響があったわけでもなく、そういえば15年目だったわけだが、覚えている人は覚えている、忘れている人は忘れている、名前は知っているけど最近何しているか知らない人多数。どっちかってと応援してるけど、活動を追うには至らない人も多め。という状況は、微々たる改善にしか繋がらなかったが、それは前向きな諦めといった表現が適切な気がする。
そんな結果は百も想定通りで、かといって我々の歩みに何か影響を及ぼすものでもなく、となると、少なくともメンバー、いや、バンマスである私が、納得いく、満足する作品を、映像作品を、作るというところに全ては集約されるわけで。
という意識だけで一年駆け抜けたように思う。
ワンマンを終えて頭によぎったのは「ようやく始まった」という心境でした。応援してくれている皆様、来年も会いましょう。
そして、キツネの嫁入り、ひさよ・猿田くん・きたむさん・おじき、どうぞ来年もよろしくやったりましょかねぇ
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