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オトシブミたちの作る葉っぱのゆりかご

山道を散歩していると、あちらこちらで葉っぱがくるくると巻かれていることに気づきました。

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これは、「オトシブミ」という虫が、卵を産みつけた葉っぱをくるくる巻いて作ったもの。
最終的には、巻いた部分を切り、地面に落とします。

この落ちた姿が、わざと地面に落とした手紙「落とし文」のようだということで、この虫の名前となったのだそうです。

このオトシブミたちの作るゆりかごの形は、さまざまな種類があるのだそうです。
形状は、実はオトシブミに寄生する蜂の種類によって変わるのではないかという研究結果もあるようです。
詰まるところ、オトシブミたちは、寄生する蜂から幼虫を守ために、ゆりかごの構造を変えている…と。

東北大学大学院生命科学研究科2015 年 4 月 28 日プレスリリース:https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20150428_01web.pdf

まさしく、くるくると丸められたこの葉っぱは、新しく生まれてくる生命を外敵から守ためのゆりかごなのですね。

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