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心が叫びたがっているんだ

昨日テレビで「心が叫びたがっているんだ」のアニメ版映画がやっていた。

ほんとーにザックリ内容を言うと、『主人公は幼少期、家庭の複雑さから、人前で言葉を話すとお腹が痛くなってしまうようになった。(主人公はこれを"卵の呪い"としていた)しかし高校生になり、周りの友達と関わる中で、自分の本当に伝えたい気持ちが溢れ出してきて…』って感じかな。

主人公を見ていてまず思ったのが「この子緘黙だ!!!」ってこと。(教育界の人なので✌︎('ω')✌︎)緘黙とは、言葉の発達の遅れや、喉などに損害があるわけではないのに、なぜか話すことができない症状。不安や恐れなどの精神的なものが原因になってると言われてる。

そんな主人公なんだけど、物語の中で、クラスの男の子に「歌ならば自分の言いたいことが言えるんじゃない?」って言われて、実際にできて、クラスでやるミュージカルの出し物のヒロインになるんだ。

緘黙の子がそんな単純に?と思うところなんだけど、「いや、そんなもんかも」と思った。

主人公は、話せないから学校でも家でもずっと一人でいたんだけど、たまたま関わりを持ってメールを使ってコミュニケーションを取るようになった男の子がいて。で、この男の子も優しいから、主人公のことを気にかけてくれるようになって。主人公はこの男の子のことをどんどん好きになっていくんだよね。

そんな自分にとっての王子様に「歌ならば〜〜」って提案されたら、そりゃ出来るようになるわ。って思った。

多分ね、主人公は「歌だから」話せたんじゃなくて、「好きな人から」だったから話せたんだろうな。

本当の意味で人の心を動かすのは、テクニックじゃなくて、人柄だよなぁ( ˘ω˘ )と改めて思ったのでした。

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