医師国家試験

 もうだいぶ昔のことになるのですが、国試を受けた時の話を書いてみます。勉強のやり方は人それぞれなので何かの参考になれば。

 全然勉強しなくて合格しましたー!的なのは無理だと思います。そういうのは期待しないで下さい。

 国試を意識したのは6年生の6月ごろでした。とりあえず3日くらいかけて受験生正答率85%以上の問題を全部やりました。意外とできました。

 それからは卒業事件があったり、部活が忙しかったり、ネトゲにはまったりさまざまな出来事のため、うだうだしていたところ気がついたら残り3ヶ月でした。模試をやるのも面倒だったので30分くらいで全部解いて送ったら偏差値33というしばらくネタにできそうな数値をいただきました。マジでおいしい。

 模試の成績が悪くて教授に呼び出されて怒られましたがいい大人がこんなつまらないことで呼び出されることに衝撃を受けました。マイナスにこそなれ、いいことなんかないに決まってるじゃないですか。とりあえず予定通り残り2ヶ月から始動する準備を始めました。Question Bankっていうみんながやる問題集を開いて難しい問題以外を全部猛スピードで解きました。立ち止まったら負けです。それから正解できなかった問題を全部ノートに写します。解説が分からなかったら教科書で調べました。これで1ヶ月使いました。睡眠時間は削るとアホみたいなことになるので8時間キープし、筋トレとランニングも欠かさないようにしました。ネトゲも。

 2週目をやるとできない問題はだいぶ減って、半分くらいになっていました(注:難問はやってません)。ここで病態生理の本をさらっと読みました。あーあれとこれとこれと繋がってるんだなーと実感したらやっぱり2週目で間違ったところだけをまたノートに写しました。ネトゲはそろそろ卒業しようと思いつつ3週目を同じように行います。病態生理の本で読んだところが思い起こされる感じがした気分になりました。やっぱり間違えたところだけ書き写しました。

 ここまでやると残り1月になりましたのでジタバタしても仕方ないと思い、とりあえず1週間ゴロゴロしました。ノートだけを見直して覚えてないところをまた書き写しましたが量が少ないので楽勝でした。

 最後の2週間は転んで骨折してしまったので1日2時間に絞って暗記ものをひたすらやりました。試験後は知りません。

 当日もやっぱり骨折の痛みがあり、気になりましたが逆に短時間で集中する覚悟ができました。退室可能な時間までに2週解いてさっさと退室、体力の回復につとめました。試験が終わったら直前情報とかは無視して朝まで頑張って寝ましたかまー眠れませんね。でもできない問題はみんなができていないはずだと信じて最後までやりました。泣いてる人もいたらしいですね。

 ギリギリかなぁとおもったら結果は意外にも高得点でした。そういやCBTもなんだかんだで高得点だった気が。。学校のCBT対策(のつもりだったと思われる)試験は散々でしたけど。まあ、序盤からマークが一つズレていたので参考にはなりませんが(もちろん教授室に呼び出されて知らない人に長時間怒られました)。

一応、4年になってから毎日簡単な教科書を読んで全体の流れとつながりを意識するようにしていたので全くゼロからのスタートではないことを強調しておきます。研修医になって困りそうなこととか雑誌で読んだりするくらいのことは負担のない範囲でしておりました。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?