#15

黙っていてほしかった
君の口から、聞きたくなかった
1度の嘘なら忘れることができたのに
あの晩、君がどこにいたのかは
うすうす、きづいていた
手当り次第、探しまくって
この気持ちを落ち着かせようとした
見つかるわけが無いのに
朝、君からの電話があったときは
少しでも、いつものように振る舞った
何も知らないフリをして
いつものCAFEで、いつものBLACK
今、僕の前に君がいるから
この部屋に、戻ってきてくれたから
なのに昨夜のこと、謝るなんて
愛していたから余計に憎い
黙っていてほしかった
君の口から、聞きたくなかった
嘘をつき通して、ほしかった
1度の嘘なら
いつかは
忘れることが、できたのに

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