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●15年前の石坂啓と『日刊ゲンダイ』編集長・二木啓孝の北朝鮮拉致コメント。偽物を見分ける為の著作権法32条❮著作権法32条を支持する会❯

★漫画家の石坂啓氏が、安倍元総理暗殺犯称賛映画『REVOLUTION+1』で、「事件の第一報を聞いて私はでかしたと言った」「夫と共に家では“山神様”と呼んでいる」(石坂啓の夫は小学館の編集者であり、現在は取締役である立川義剛氏)など唖然とする発言を連発したことで“ネット上”で激しい批判を受けている。

なぜ“ネット上”と書いたのかというと、地上波TVで石坂氏の発言は一切取り上げられていない。地上波どころか、活字メディアも取り上げていないのだ。

石坂氏が発言した『REVOLUTION+1』の上映会&シンポジウムは、活字メディアはしっかり取材している。東京新聞のスター記者(❓️)望月衣塑子氏もその場にいて大いにノリノリになって発言していた。オリジナル動画のURLと、このシンポジウムに対して異論を述べた自分の動画の両方を貼っておきます。

◆2022.9.26_安倍元総理銃撃事件の映画を「国葬」前日に公開!足立正生監督作品「REVOLUTION+1」上映後のトークイベント

2022年9月26日ロフトチャンネルがオリジナル動画だが、現在は見れない。

此方↓がIWJというチャンネルにアップされているロフトのシンポジウム動画

そして、自分の動画
❮安倍元総理暗●を「世直し」「でかした❗️」と絶賛する宮台真司と石坂啓(前・後編)❯
(前編)

(後編)

しかし全ての活字メディアは、石坂氏の発言、あるいは登壇者による安倍元総理暗殺犯称賛コメントは全く紹介していない。勿論、望月衣塑子氏が勤めている東京新聞も一切報じない。いつもの「報道しない自由」ではある。自分がこのシンポでの発言を知ったのは、ビメオという動画投稿サイトを見たからだ。その動画の一部を公開した。

と言うと、「それは著作権法的に問題があるのでは❓️」という指摘がされるかもしれない。当然の指摘だが、自分は問題無しと確信している。

言うまでもないが、著作権者の承諾なくして著作物を無断公開は出来ない。だが、著作権者の承諾なくてもその人物の著作物を無断公開出来ることを許した条項が著作権法には存在している。それが著作権法32条なのだ。

❮第32条第1項❯ 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

映像の無断引用が、著作権法32条の範疇に入るのかどうかは解釈が別れるようである。しかし、著作物を無断引用するときは必ず「著作権者」「公開年月日」「著作物名」(映像メディアの場合は)「番組名」を明記して(放送年月日が分からない場合は、「放送日不明」と明記する)公開するのが無断公開の最低ライン。

「いつ」「どこで」「誰が」「何を喋ったのか」をはっきりさせ、番組を検証するのが目的なのだからこの最低ラインは歓迎すべきなのだ。そして今から六年前、著作権法32条を全面に押し出した上映会&シンポジウムが開催された。

2016年東京・下北沢で、❮イスラエル映画『サンダーボルト救出作戦』を無料上映&拉致被害者救出の有料シンポジウム❯を自分は開催した。

『サンダーボルト救出作戦』上映会&シンポジウム 

その時、資料映像として石坂啓氏と『日刊ゲンダイ』編集長・二木啓孝氏が出演した番組のビデオを公開した。YouTube上にもそのビデオ動画をアップロードしたが、著作権法32条を公開合法の根拠とした。此方のシンポジウムで公開したTV番組のビデオは今から15年前の番組である。

第1次安倍政権でアメリカが北朝鮮のテロ支援国家リストを外し安倍総理が危機に陥ったことを番組は報じていた。その時の石坂啓氏と二木氏のはしゃぎっぷりには大いに唖然とさせられた。そして、二木氏は「拉致は後回しにして核問題を解決しますと、安倍総理が拉致被害者家族に言えるかどうか」との解説する。更には、「核より拉致を優先させたら、六者協議から出ていかなければならない。そうなったら鎖国するしかない」という、およそ理解不可能な言説を垂れ流したのが15年前。それから9年後、全く同じ番組で二木氏は北朝鮮の水爆実験を解説する羽目となった。

北朝鮮に対して怒りを表し、どうしようもない国と罵り、有り得ない「クーデターしかあの体制は崩壊させられない」と激昂する。因みに、水爆実験をしたときの北朝鮮のトップは金正日から金正恩に交代しており、安倍晋三は再び総理に返り咲いていた。つまり、二木氏や石坂氏の言ってきたことは全て間違っていたのだ。

二木氏は今もTVに出演し、石坂啓氏が安倍元総理暗殺に際して北朝鮮大絶賛番組に負けず劣らずはしゃいだのは御存知の通りである。そしてこの御二人の過去の言動を殆どの人は知らない。ワイドショーでの発言など、多くの人には忘却されていく。だが、ここまで間違い続ける人間達の話を聞く必要があるのだろうか。

そしてワイドショーのコメンテーターは、自治体や大手メディアが主催する第三者委員会の委員を依頼される時がある。しかしここまで間違い続ける人間、更には殺人を「でかした」と絶賛する人間を自治体やメディアの公職に関わらしてもよいのだろうか。

SNSでの腹立ちまぎれの発言ではなく、公共の電波に載せた発言を不特定多数が検証するにはどうすべきか。

(TVの)発言を記録する為にはビデオがある。記録した動画を拡散させるには(SNSであれYouTubeであれ)ネットがある。記録を残し、拡散させれるインフラは整っているのだ。では、著作権者の承諾無しでそれらの番組を公開出来るにはどうすればよいのか。合法的に無断公開する根拠法が著作権法32条である。

この条項を多くの人が知ること、場合によってはより強化する為に改正することが、異常な人間を公職から排除することに繋がっていく。少なくとも、「TVに出る人エラい人」という常識は消えてくれる。

尚、『サンダーボルト救出作戦』上映会&シンポジウム には、長年拉致被害者救出運動に取り組まれてきた評論家の三浦小太郎氏、ジャーナリスト大高未貴氏、そしてイスラエルと日本の掛け橋を長年努められてきた中東研究者である滝川義人先生の御三方が御出演されておられます。

是非、本編も見て下さい❗️

◆参考資料

『サンダーボルト救出作戦』上映会&シンポジウム 

(9分35秒頃~57分まで資料映像公開)

『TVタックル』
2008年放送(放送年月日不明)

『ムーブ』
2007年2月14日放送(関西ローカル番組)

『おはようコール』
2007年2月15日放送&2016年1月7日放送(関西ローカル番組)

※全てテレビ朝日系列

此方、2つの自分のYouTubeチャンネルのURLです。宜しければ、チャンネル登録お願いします。

記事作成 スカラマンガウシオ

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