足元から、ちょっと先へ目を向けて。
ミスの指摘を受けることが増えてきた。催促されることも増えてきた。否定されることも、マウントを取られることも増えてきた。
自分の怠惰が招いたものなのだろうと反省させられることが増えた。自宅勤務なのに、趣味の時間も寝る時間も減っていってた。
近頃では、同僚と話していると僕のイメージはどうやら意識高い系で、メンヘラで、自分のこうあるべきを相手に求め、こうすべきと主張する人。のようである。やばいやつだ。でもこれが職場での分人なのだろう。
自分ではそういうつもりはないのだけれど自分はそう見えていて、そういうやつなんだと思えば、かけられた言葉に違和感を持たなくなる。ちょっと危ない。心が壊れてる感じがしてる。でも抜け出せない、そんな最近をぐるぐると過ごしてた。
かつてはそんなことを言われることが特になかった。いろんな相談を受けたり、ボタンをかけ違ったらしい2人の間に入って同じ方向に向かって歩き直したり、「あなたのようになりたい」と後輩から憧れられたり……昔から失敗することは多かったが、否定されることは数えられるほどしかなかったと思う。
学生時代が永すぎたのかもしれない。18歳から27歳まで大学生活がありながら、何も成し遂げずに違う分野に逃げて今を過ごしている。27歳からは会社員になり小売や卸、製造について肌で感じる場所が増えた。
大学時代は学生、先生(教授とか講師とか)、大学内の事務の方、OBとか同窓会に名を連ねる人々とか、論文を印刷する業者、教科書を販売する業者、学食で美味しいご飯を作ってくださる方、清掃してくださる方。大学病院の警備員さん、駐車場の警備員さん。他にもあると思うが僕のみた世界にいた登場人物だ。何気ないことをよく話し、よく学び、よく笑った。
会社に入ってから、小売りだと店頭で販売するスタッフがいて、本部スタッフ、仕入れ担当者、メーカーさん、海外ブランド製品の代理店さん。ECサイトの直営であればサポート窓口のスタッフ、制作を担当するスタッフ、コーディングとかフロントだけでなく基幹システムを作って動かす開発のスタッフ、物流のみなさん。決済関連や広告運用やSEOを担当する代理店さん、ツールを提案してくださる営業さん。モールであればそれぞれの窓口になる営業さん。
卸売りであれば問屋さん、本部の方、販売店さん。OEMは担当外。製造になれば、プロダクトデザイナー、工場の方、版元のみなさん。
今は店頭販売を経て「営業」という何でも屋さんをやっている。主な担当はECサイトの運営。よく学ばせてもらえているが、よく話し、よく笑うことは少ないのかもしれない。
「ありがとう」という言葉が好きだ。店頭にいた頃は、スタッフにもお客さんにも本部スタッフにも商業施設のフロア担当さんにも、皆とありがとうを交わすことが好きだった。吐きそうになりながら自店だけ売れなかった時代を乗り越えることもできた。そういう環境にいれたから、売上も前年を超え続けた。気づけば達成店舗、達成エリアになっていた。
もちろん退職するスタッフもいたし、クレームを受けることもあったし、合わない担当さんもいた。ただ、ありがとうの方が多かった。
「すみません」「申し訳ございません」という癖があるスタッフには「ありがとうで終わるようにしよう」とやりとりをしてきた。
さて、今はどうだろう。自分が「すみません」の人になっているようだ。
そういうわけで、冒頭の話に至る。
悪いことばかりだったわけではない。良いことがあったから、今の場所にいるのだとも思う。能力を認めてくれている人はいる。ただこの2〜3年、毎年見えてくる新たな景色では否定とマウントにまみれた時間が多かった。価値観を分かり合えた仲間は1人、また1人と辞めていった。ただただ、苦しかった。詳しくは…思い出したくない。から書かない。笑
さて。この数週間。
撮っている写真が綺麗だと褒められることが少しずつ増えてきた。
もっと最近。新しく参加した場所は、未知の領域だけれど、中にいる人を否定することがなく、褒める環境。教える環境。参加しているみなさんもストーリーが濃そうで、興味は尽きない。
何も始まってないのだけれど、甘い考えかもしれないけれど、前へ進もうと思っているのは久しぶり。
20代の自分が見たら何とも情けなくて、「大人になりたくなくなるやん、しっかりせぇよ。」って言わせてしまいそうな30代前半を過ごしてしまったけれど。
何だかまとまらず、ぐだぐだと書いてしまいましたけど終わり!
自分で自分の機嫌を取るのも、うまくならなきゃなぁ。
一つずつ、先のことを考えながら。
一歩ずつ進んでいこうかね。そろそろ。
トップの写真は、週末散歩を始めた頃に由比ヶ浜にふらりと1人で行って撮った時の一枚。映っている女の子は、実は右側にいるお母さんと海ではしゃいでいました。2017年、紫陽花が咲く頃でした。
ここまで読んでくださりありがとうございます! サポートしてくださった分は、ひとりの再スタート準備に。