初めての体外受精 不妊治療④ 〜採卵後の体調 受精卵の話 〜

初めての採卵
採卵を終えて、下腹部の妙な圧迫感は数日続いた
急に立ち上がると、キューッと締め付けられるような痛みが走る

2日目、採卵後初めての仕事
ずっとお腹は痛いし調子もそこまで良くなかった
仕事中、昼過ぎくらいから身体全体がだるくなった
定時で仕事を終え、明日は休むことにし早めに寝たら
夜間に38度以上の発熱
次の日の朝職場に報告し、念のためにとPCR検査も受けたら、、陽性、、、

結果を知るまでは、採卵後に菌が増殖して、無理に働いたことにより身体が疲れて発熱したのかなとか想像していた
チョコレート膿瘍があり、ここにも少し針があたったから、抗生剤が効かないから感染する可能性もあるという説明を受けていたのでそれを1番に疑っていたけど、、、まさかコロナに感染してたとは、、
喉が痛くなり痰絡みの咳があり、発症から4日目くらいにはほぼ症状も軽減した

<前向きに捉えよう>
まず、一つ目、採卵前にコロナに感染してなくて本当に良かったと思う
約2ヶ月近く、薬漬けになり、十数万も払って準備してきたのに、パァになるのはすごくガッカリする
二つ目 薬漬けからの採卵で身体も疲れていたので
贅沢な休養と前向きに思うことにした

<受精卵の結果>
病院の方針で、受精して5日目の胚盤胞まで育てて、全胚凍結するとのことだった
7個取れた卵子の結果を電話で確認した
今回の授精の方法は Splitと言って 通常の体外受精と顕微授精を行う方法である
確率を上げるため顕微授精4個 体外受精3個 で行った
受精の成功自体は顕微授精4個 体外受精2個
その後胚盤胞まで育った受精卵は 4個という結果となった
今回、7個の卵子のなか、受精し凍結できたのは4個という結果
一般的に、受精が成功する確率が80% その後胚盤胞になるまでの確率が50%くらいということなので、上々の結果となった
4つの受精卵は全て胚盤胞 
グレードは全てB以上、AAのものもあった

<培養士について興味を持つ>
今回体外受精を行って、培養士の仕事に興味を持った
どんな機械や培養液を使っているんだろうということが気になった
採卵から培養まで、イメージを持つため、色々と記事を読んでいった
また、本も読んだ 「胚培養士の出番です」
責任重大な仕事だなぁと
特に顕微鏡授精の場合、状態の良さそうな精子を選んで受精させるのだから
言ってみればこれから生まれてくる予定の子供の選択を任していることになる
かなり神経質な夫婦は、そういうことも踏まえて培養士さんのことを調べあげてるかも知れない

<今回の私の体外受精の振り返り>
・受精可能な卵
卵子は女性の体の中の一つの細胞の中で一番大きい細胞だ
卵子の直径は約160μm(0.16mm)  精子は全長60μm(頭部のみは5μm)
エコー検査で卵巣の中を見られているときに、卵胞の大きさを測るがこの卵胞が20mm以上になってきたら、中にある卵子も育ってきているということだ
私の卵胞の数は、採卵直前の検査で14個ほどだったが、実際に採卵できたのは7個ということは、すでに排卵されていたか、卵胞の中に卵子が入っていなかった(空砲)ということになる
今回SPLITと呼ばれる、顕微授精と通常の体外受精を行ったことで、自分の卵のことがよくわかった
受精障害というものはないことがわかった

・異常受精した受精卵
7個受精を試み、1つ異常受精と判断された
卵子の中に複数の精子が入ってしまった状態
通常の体外受精のときにこのようになってしまうことも多いが、顕微授精でも可能性はあるという
一見、複数の精子が入るって、双子とかになるんじゃないの?って思ってしまうが、そういうことでもないらしい
https://www.c-ange.jp/column/?id=1564453620-000652

・双子ができる確率
知り合いの方が体外受精で子供を授かり双子ちゃんが誕生した
最近減っていると聞くが、高齢の患者に対して、2個同時に受精卵を移植する病院もあると聞く
ただ、多胎妊娠は母体に負担がかかるため、このような移植方法は原則なくなっているそうだ
上記のように意図的に2つの受精卵を移植する方法を行わなくても、自然妊娠より2倍双子が生まれやすいという報告がある
様々な原因が下記ブログ記事に書かれており、興味を持った
http://www.kameda-ivf.jp/blog/post_213.html


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