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アラフォーフルタイム勤務の母。毎日定時で退社し男児2名の世話に追われるただの人。起業し…

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アラフォーフルタイム勤務の母。毎日定時で退社し男児2名の世話に追われるただの人。起業してない、マーケティングするつもりもない、雑談です。たまにはそんなゆるいnoteがあってもいいじゃない。自分と、読んでくれる方がいるとすれば、その方の癒しのために書きます。癒し効果は一瞬です。

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家族構成

2歳年上の夫、会社員。泊まり勤務あり。酒呑みだけどそのほか金のかかる趣味はなく、目下家族で出かけるキャンプ用品の収集に全力投球中。 私。看護師。今は夜勤がない人間ドックや健診専門のクリニックにフルタイム勤務中。定時で上がれるこの職場、同年代の子育て世代が多くて居心地が良いので気がついたら社歴も12年め。趣味は本を読むこと、推理小説中心に雑食系。漫画も大好き。長年のMr.Childrenファン。今後の生き方に悩む、そんなお年頃。 ムスコ。長男、10歳小学4年生。徒歩1分の地

    • リュックに祈りを

      我が家の末っ子、6歳男児はひと昔前まで「賢いジャイアン」という異名をとっていた。 昔から年齢のわりに語彙と好奇心が豊富で頭の回転が早く、そして生来の負けん気の強さと貪欲さによって我が子ながら手強い存在であった。 大人の誤魔化しは瞬時に見抜き、一度聞いたことは忘れない。幼い頭脳をフル回転させて目的達成を最短距離で目指す。俗にいうイヤイヤ期の頃は何度サジを投げたか分からない。 そんな彼も、もうすぐ小学生だ。信じがたい。 大好きな兄の背中を追いかけて上へ上へと憧れを抱いてい

      • 桜の花びら咲くころは

        さて、この10年間をどう表現したらいいものか、最近ふとしたときに考えている。 結婚して子どもが産まれて働く母となり、次男坊を空に見送って自分も危うく送られそうになったところを間一髪助けてもらって、そのあとに末っ子が産まれた。 その間も淡々と日々は過ぎていて、当たり前だけれど一瞬たりとも時間は止まらず、とにかく目の前のことをコツコツ乗り越えていたら10年が経っていた。えらそうに言っているが、要はただ日常をとにかく回していた、それだけである。 相変わらず、今日も私は働く母だ

        • 秋の校庭

          小学校4年生の長男は、私にとって少々不思議な存在と言える。 多くを語らず、特定の仲良しというよりは男女問わずその場にいる子と過ごし、好きなことは半年前に始めた競技スクーター(キックボードの競技版)と戦車のプラモ作り、漫画や本を読むこと、あとゲームも少し。どれもこれも一人で楽しめるものである。 と言いつつ友達と遊ぶのも好きなようで、近所の友達とは日替わりで色んな子と遊ぶし、かと思うと「今日は家にいる〜」と断ったりする。なんというか自分の心に素直に生きている、それを周りもなん

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        家族構成

          この世の理に救われて

          山あいのキャンプ場は、日が昇るのが遅い。 山のてっぺんが薄ぼんやりしてきたなあと思うと次第にそれが力を増してきて、徐々に山の下のほうに向かって朝日が伸びていって、気がつくと自分の足元にも影ができている。 明け方、あまりにもヒグラシが大合唱するものだから早々に目が覚めてしまった。日が昇る前とはいえあたりはもう充分明るいのだが、子どもたちも友達一家もまだ夢の中である。 肌寒いのでお湯を沸かしてカップスープを飲みながら世界が朝を迎えるのをひとりぼんやり眺めていたら、ものすごく

          この世の理に救われて

          当たり前の、最初の日

          長男に初めて怒った日のことを、ふと思い出すことがある。まだ生後数ヶ月、とてつもなく尊く、そしてかわいい時期である。 夏だったとかたまたま夫が近所の薬局に出かけていたとかどうでもいいことは覚えているのに、長男の何に対して怒ったのかまったく思い出せない。 まあともかく長男0歳、私が母親0歳のころの話である。 外ではやかましく蝉がないていて、夫がふらっと部屋を出ていったあとのこと。 無垢な双眸に溢れんばかりの涙を溜めて、我慢して、それでも堪えきれず大泣きした彼を眺めていた私は

          当たり前の、最初の日

          日々是好日

          よく晴れた今年のGW。 我が家は今シーズン初のキャンプに出かけた。 いつもはシーズンラストのキャンプが11月なのだが、去年はたまたま9月のキャンプが大雨の撤収作業になり、テントやタープを乾かして畳んだらもはや出すのが面倒になってしまい、子どもたちの都合もあってそのままおしまいになった。 ということで半年以上お休み。からの今回のキャンプであった。 今年は我が家の兄弟も小4と年長。 立派な戦力である。 ちょろちょろする子どもたちを視界に入れながらああだこうだと飛んでくる要

          日々是好日

          こうでなきゃ

          お布団を干すのに最適な一日です! とキャスターが声高らかに宣言した先日、長男は遠足に出かけた。梅干しがふたつ乗っかったお弁当↓を持って。 何事もそこまで感情が表に出てこない長男だが、珍しく「遠足楽しみ!」とずいぶん前からわくわくしていた。今の担任の先生やクラスメイトは長男にとって居心地がいいらしいので、その影響もあるかもしれない。 それはもちろん嬉しいのだが、今のクラスもあと半年か…と終わりを考えてしまうのが大人の悪い癖である。この先いろんな問題が起こってくるんだろうな

          こうでなきゃ

          わくわくボックス

          先週、末っ子が年に2回の「お弁当の日」だった。 もともとは「春の遠足」「秋の遠足」として電車やバスにすこし揺られてあちこちの公園に出かけてシートを広げていたのだが、このコロナ禍によって「お弁当の日」になったものである。 年少になったとき既にコロナの流行下にあった末っ子は、幼児組(3〜5歳児クラス)限定のイベントであった遠足を、そもそも知らない。遠足どころかイベントというイベントが中止されてきた世代である。 そのなかで、名前や中身は変わったものの唯一脈々と続いてきたのが、

          わくわくボックス

          そこにあるのは

          随分ご無沙汰してしまった。 が、なんとか生きている。 なんとか、というのは、資格試験とかPTAの仕事とか本来の仕事なんかが積み重なって多忙を極めていたからである。 昔から忙しさを自慢するのはあんまりかっこよくないと勝手に思い込んでいるのでこれはただの愚痴なのだが、自分の蒔いたタネとはいえどうして資格試験を今年に持ってきたんだとかPTAの周年行事がなぜ今年にあたってしまったんだとか嘆きながら、でも後悔している暇もないからとりあえず目の前のことやりますハイ、みたいな。そんな

          そこにあるのは

          そのときはくる、突然に。

          我が家の末っ子、5歳児。 赤ちゃんのころから通っている、年間パスポートを所持している水族館&遊園地で、今日初めて、バイキングに乗った。 それがどうした、だと思うのだけれど、バイキングだけは違うのだ。 この記事にも書いたように、バイキングは長らく末っ子の憧れの乗り物であった。 いつも兄が楽しそうに何度も乗りに行く乗り物。 大きくならないと乗れない乗り物。 最近ようやく身長が110cmを超えた末っ子は、年間パスポートに「110」のシールを貼ってもらい、いざ身長制限11

          そのときはくる、突然に。

          ミメカタチとこころの話

          幼いころからぽっちゃり体型で過ごしてきたおかげで、自分の容姿についてはコンプレックスの塊である。というか、もはやコンプレックスしかない。 夫に出会って生活スタイルが変わったのをきっかけに体重が落ちて、それ以降はややぽっちゃりですねーくらいの体型で生きているのだが、油断するとすぐ戻る。しばらく食べ物に気をつけて体重を落としては、油断して戻る、の繰り返しである。 ただ、油断、と言っていいのかは大いに迷うところで、私はとにかく食べることと、呑むことが大好きな人間なのだ。 それ

          ミメカタチとこころの話

          空に届けと、願うころ

          毎年この時期になると、思い出す人がいる。 それはまるで夏が来ましたよ、これから暑くなりますよ、と知らせるかのように、私の心のなかにふわりと浮き上がる。 高校を卒業して看護学校に入学したとき、同じクラスには少し大人びた雰囲気の、色白の女の子がいた。留年したんだ、と笑うふーちゃん(仮名)は、基礎的で正直なところ退屈な一年生のどんな授業も真面目すぎるくらい真剣に聞いていて、学年の9割が追試になるような難しい試験も一発でクリアしていた。 少し斜に構えた世の見方をするわりに、ふー

          空に届けと、願うころ

          末っ子@5歳(私信)

          末っ子が5歳になった。 我が家では末っ子と呼んでいるが、次男はお空なので傍目には単なる下の子である。それはこの際横に置いておくとして、この末っ子はひとことで言うと、非常に手強い。 私を筆頭として夫も長男もわりと感情表現がニュートラルな人間なのだが、そこに彗星の如く現れし末っ子はとにかく感情表現が豊かである。濃淡くっきり。ネガポジがくるくる入れ替わる性質の持ち主である。 私を鍛えてやろうと神様が遣わしたのだな…と思い込まずにはいられない。長男が落ち着きがなく目を離せない、

          末っ子@5歳(私信)

          平凡なアラフォー母の、やっちまった話

          やってみた、というよりは、やっちまった、のほうがしっくりくるような出来事は、曲がりなりにも四十年近く生きていると、それなりにある。 幼いころから集団生活が苦手で、だけど周りから浮くのは嫌で、薄っぺらい笑顔を顔面に貼り付けて常に人の視線を気にして生きていた。誰もそこまで自分のことを気にしちゃいない、と思えたのは、つい最近のことだ。 周りにあわせて言葉を選び、行動を選び、そのどれかひとつ間違えば不安になり、そもそも間違いってなんだ、人を傷つけたりしない限り間違いなんてあるのか

          平凡なアラフォー母の、やっちまった話

          5月の残像

          職場の増築工事が、ひと段落した。 工事自体はGW明けに終わったのだが、システム関係の整備やら備品類の発注やらやることがごまんとあって奔走していた。ちなみに、上層部の意向で通常通りお客さんは受け入れながらの作業である。不可能ミッションすぎる。 設計段階からメジャーを片手に飛び回ったかと思えば見積もり書とメーカーのカタログをうんうん唸りながら見つめたり、もはや自分は何者なのかよくわからない。医療職なんだけど、という疑問はとりあえず横に置いておくしかない日々であった。 並行し

          5月の残像