「街」と「装い」

Madara vintageの神オーナーことセイヤさんの次番を担当させて頂きます。Madara史上初ロンドン駐在のさつきです。こちらのブログは英国からお送りさせていたいております。

ビッグベン


でもね、あのね? 大体エースの次ってしんどいんですよ。4番でエースがホームラン打った後の5番って誰も気にしてないでしょ。勝ち越しホームランの後の次の打席なんて、紅白の後のゆく年くる年ぐらい誰も見てないんだから。


 あれ、そこの貴方、ゆく年くる年見ながら年越すタイプですか?

ゆく年くる年


 兄妹構成が、姉1妹3の僕は残念ながら、好きでもないジャ◯ーズカウントダウンで年を越させられ、毎年ジャンプしてました。

 そんなことはどうでもいいんです!!
 
 僕はゆく年くる年をなんだかんだ惰性で見てしまう貴方が愛おしい!!なぜなら僕の文章なんてものは、ゆく年くる年よりもどうでもいい暇つぶしでしかないのだから!!

 さて、皆さんの7、8秒を闇に葬り去ったところでタイトルの話をしていきたいと思います。

「街」と「装い」

 なんでこの話をしようかと思ったかというと、トップバッター高田くんの「魅せ方」のタイトルががかっこいいなって思ったからなんすわ。うーん安直。

 質問です。

 行く場所、街によって服装って変えますか?変えるよーーっていう人🙋 

はい僕です。

例えば
 高円寺で気になるあの子と、古着屋巡り、小洒落たカフェでチルデートの時、ピチピチツンツルテンスーツを着ていくとちょっと浮いちゃうと思うんですよ。パパ活だったらありだと思うんですけどね?

これは極端な例ですし、棘があるのでやめましょう🫷。

 つまり言いたいのは、高円寺では、古着っぽい、ビンテージっぽいものを装いに取り入れたいし、青山に行くなら綺麗に手入れされた革靴履いちゃいたい、みたいな事が大なり小なりあると思うんですよ。

 多分高円寺で歩いてる「オシャレ」な人は、僕の地元で歩いていたら浮浪者と勘違いされるでしょうし、僕の地元の「オシャレ」な人が渋谷で遊んでると、田舎のヤンキーだと思われるでしょうね。それぐらいどこで何を着るかっていうのは大事だと思うわけです。

一旦今回の話の軸を整理しておくと、「着るものとしての服」の話をしています。
「モノとしての服」の観点はまた次回時間があるときに僕なりの考えをお話しします。

「洋服を選ぶのに人の目を気にするな」「自分の好きなものを好きなようにきなさい!」という世のおしゃれ番長たちの言説には一部賛成です。ですが、人に見られないのであれば、一生ユニクロのスウェットで過ごしてる方が楽ですし、ユニクロ以外のアパレルブランドなんて全部なくなっちゃえば、毎日の洋服選びの手間も省けるわけです。

 ただ、皆誰かに見られるから服を着るんです。恥ずかしいなと思う部分を覆い隠すために「装い」はあると思うんです。

 この前提で話をすると、その服を着ていくその街その場所というのが常にあるわけです。これは具体的な場所でなくともSNSでコーデを載せるのも同じです。自分のSNSという場所に合わせた服を着ているわけですね。なので、その時その場所に近しい装いをするのも一つ服を着る楽しみだと思うんですよ。

 さっき「恥ずかしい部分を覆い隠すために『装い』はある」と言いましたが、ロンドンでは老若男女問わず乳首を反り立たせて歩いている人が少なく無いんですね。

 バチバチにイケたタトゥーを入れながら、ほっそいサングラスをかけて、ピチピチのTシャツを着て乳首を反り立たせるんです。面白い街ですよね。腰パンで半ケツもいますよ。でもかっこいいんです。日本でももうすぐパンツのゴム部分どころか、可愛いお桃ちゃんのこんにちはが大量発生する日もそう遠くないかもしれないですね。でもそれはロンドンっていう街がそれをイケてるっていう空気感を作ってるわけですわ。

 ここまで何人の人が僕の文章に耐えているかわかりませんが、結局僕が何を一番言いたかったかというと、

いろんな場所にいろんな服着て行こうよって事なんです。

 そこの街の人々の「装い」を見るだけで色々なことを吸収できるんです。そうやってスタイリングの幅は広がっていくと思いますし、服を買いまくる以外にもそういうオシャレの極め方もあったっていいと思うんです。

 「だから僕はマダラが好きなんです。」

 意味わかんない色んな服がいっぱいあって、これ着てどこ行こうかな?って思うでしょ?

 服屋は、それをモノからでもいいし、店員からでもいいし、なんでもいいから提案していかないといけないと思うんです。じゃなきゃ全部ユニクロとしまむらでいいんだもん。

 僕は服に携わる人間として、その精神は忘れちゃいけないと思いますし、そうあり続けたいなと思うんです。

 では本日はこんなところで。次回の僕の番はロンドンで見つけた素敵な服たちのお話しでもしましょうかね。

ポートベッロ

 大切な時間を使って最後まで読んでくれた皆さんのために、すごく深い言葉を残して今回はみんなとバイバイしたいと思います。


「洋服って楽しいネ」

  

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