見出し画像

キャベツの袋

パート先の職場におそらく20代後半から30代前半の男性がいて
背の高い物腰の優しい彼は
私とお昼の休憩時間帯が同じで
パート初日からびっくりさせられた

基本若者が多い会社なので
お昼は近くのコンビニで買ったものやスーパーで買ったものを食べている人がほとんど(全員に近い)
お弁当を持参しているのは私のみ

その彼のお昼ご飯がなかなかパンチがあった

コンビニのキャベツの袋が昼食だった
私は二度見した
キャベツの袋の中に箸を突っ込んで
もしゃもしゃと食べる姿を
何度も気が付かれないよう見ていた。

なぜキャベツ?サラダのカップじゃだめなの?(だってコンビニだし売ってるよね)
そのキャベツってお家でお皿に乗せて
なんか野菜を足して食べるものでは無いの?
頭の中でグラグラする(自律神経乱れちゃう)

そしてそのキャベツのお供が
5本位入っているスティックパンとおにぎり…
あっ、栄養の偏りのためキャベツなのかな?とか
毎度毎度の食事のたびに
同じラインナップを見て飽きないのかなぁと思っていた。
ある日同僚の社員の女性とトークしている内容にまた驚いたのが
なんと彼はご結婚されている…とのこと
嫁は洗濯機を回すが干さないから俺が干すんです
とか
料理しないんすよ
とか

あっ、今の時代の結婚ってこんな感じなのかな?リアルは
と思いました。
実際、同僚の女性も既婚者でお子さんもいますが食事はネオロール…

私よりもひとまわり以上の年下と関わる毎日は
私の普通は
ぜんぜんふつーでは無いのね!と再認識
ひたすら寡黙にもくもくと仕事をして
敬語を使う毎日に徹しています
歳を重ねて働き始めると
若い頃思っていた事の葛藤や
こだわりが無くなって
かなり気が楽です
しかもパートなのでガツガツと会社に貢献しなくても良いのかホント歳を取るという事なんだなぁと学んでます。
会社も決められた日に決められた時間に来て決められた事をする人が欲しいのでしょうから

使い勝手の良い人になりきり
自己主張せず
聞き流し
距離を取る
そんな
年配の人になろうと再認識した次第です
そんな会社から
フラワーバレンタインとして
お花をいただきテンション上がりました


仕事も多様性
生き方も多様性
いろんなことが認められる世の中であれば良いなと思う



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?