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日常生活を学びに変える意識

ただでさえ、子どもの勉強を見る時間の少ない、フルタイム共働き夫婦が中学受験にコミットする場合、机上の勉強サポート以外に重要になってくるのが、日常生活での会話の質と、学びに落とし込む体験の用意だと思う。

平日は3〜4時間程度しか子どもとの時間がないわが家が、日常生活で意識していることをいくつか書き出してみる。これらは息子が小さいときから実践してきたけれど、徐々にその内容をレベルアップさせていく感じで継続中。


1)ニュースなどで時事問題に親しむ

時事問題が出るのはもはや社会に限った話だけでなく、国語でも「AI」がらみの論説文は頻出だし、理科でも「ヒアリ」を題材にした設問が登場したぐらいなので、世の中のトレンドをキャッチしておく必要がある。

今年であれば「仮想通貨」なども出そう。理科や社会にまつわる、NHKのドキュメンタリー番組などもよく息子と一緒に見て、あーだこーだとおしゃべりしている。

TV以外のニュースソースとしては、王道の小学生新聞が気になっているのだけど、毎日読める時間が取れるかどうか怪しくて、決断に至っていない。試しに夏休みだけ購読してみるかなぁ…。


2)都道府県の名前と位置に親しむ

ここは息子の大好きな分野なので放っておいても覚えるのだけど、興味のない子でも、日本地図&世界地図&地球儀をリビング(またはトイレ)にセットするだけで、かなり意識が変わってくると思う。今なら、W杯を見ながら世界の国の位置を一緒に調べるだけでも違ってくるはず。

ポスターだらけで生活感あふれるお部屋になってもやむなし。特に、トイレではぼんやり見ているだけなのに、毎日視界に入ることでいつのまにか覚えていたりするので、効果が大きいのでは?と思われる。


3)季節の花、昆虫、月や星、天気など自然に親しむ

理科はなるべく暗記ではなくて、ホンモノを見たり体験したりするのが、まわり道で大変ではあるけれども、結果として知識が腹落ちすると思う。

散歩の途中でふと足を止めて花や虫を観察するとか、帰り道に星空を見るとか、なかなか時間に余裕がないとできないのだけど、やっぱり親自らが面白がる姿を見せると、子どももノッてくる気がする。「ほら見て!この花の名前はね…」と子どもだけに興味を無理強いしても全然ダメだったりするので。

盲点なのが、「季節」にまつわる知識を体験させるチャンスは意外と少なくて、たとえば「夏の草花」「夏の星座」「夏の昆虫」の実物を見られるのは受験まで今年も入れてあと2回なので(6年生の夏はそんな時間はない)、なるべく外へ出て知識と体験を結び付けたいところ。


ほかにも、一緒に料理して食材について実感値を持つとか、スーパーで買い物をして旬や産地を意識するとか、遠出しなくても体験の方法はたくさんある。

わが家もまだまだできていないことも多いけど、できる範囲で生活の中での体験を充実していきたいね。
#中学受験

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