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「渋谷中学高等学校」学校説明会に行ってきた

3校目は、都内屈指の人気を誇る共学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校、通称「渋渋」の説明会へ。息子は今のところ共学が良いと言っているので、この学校の説明会は外せない。というか、都内の私立で共学って、本当に数が少ない…。

今年から学校説明会にもWEB事前予約制を取り入れたとのことで、あらかじめ予約していったのだけど、当日は雨だったせいか玄関に入場待ちの長蛇の列ができ、予約制は初めてにせよなんともオペレーションの悪さを露呈していた。

これについては、学校長からもお詫びがあり、そのお詫びがとても真摯であったことから逆に好印象となったわけだが、生徒数1200名規模の学校に、その3倍の保護者が来てしまったものだから、完全にキャパオーバーだったようだ。説明会の座席はあるものの、廊下や階段の移動で大渋滞、終了後に1階から外に出るにも30分かかるというありさまで、来年はもっと1回の人数を減らしてほしいと思った。

以下、備忘録として印象の良かった点と悪かった点を。あくまでいち保護者の感想なのであしからず。

印象の良かった点

・学校長の、穏やかでいて芯の通った話し方、話す内容を聞くにつけ、その人となりが素敵だと思った。the 教育者という印象。生徒の発達段階に合わせた校長講話が6年間で35回あり、都度推薦図書などを引用したりして、生き方や人生哲学を学ぶのだそう。親以外に、こういう先生が身近にいることって、子にとってとても貴重じゃないかな。
・学校紹介の映像では学校生活の様子がコンパクトにまとまっていてわかりやすかった。生徒たちのコメントも複数入っており、渋渋大好き!という気持ちが伝わってきた。帰国子女も多いせいか、生徒の個性も強く、多様な感じ。
・副校長からは学校の設備面やクラス、学習面の話があり、その中で「(グラウンドがないこととも相関があるのかもしれないが)男子が比較的大人しく優しい子が多い」というコメントが。おっとりとしたタイプの息子には合っているかも?
・渋渋生は社会を広い視野で見られるようになる。それは、たとえば遠い外国での事件や出来事も、クラスには色々な国からの帰国生がいるので「友だちの友だちの国の出来事」という意識になり、恒常的に興味関心を持つから、とのこと。

印象のイマイチだった点

・学校の設備では、やはりグラウンドがない点。また、9階建てのビルということもあり、学校というより企業のビルのような印象を受けた。あとは雨だったので校内が暗い印象。「光あふれる学園キャンパス」という感じがない。
・理科室や音楽室なども見学したが、三田国際のように取り立てて「すごい!」という設備はなかったように思う。が、これは逆にいえば、小手先のツールにとらわれていないということかも?

その他雑感

・入試問題の傾向説明では、2/1、2/2、2/5の3回の受験日で、どの日が一番入りやすいか?という話があって、中受初心者のわたしには大変参考になった。
・入試問題4科目の傾向も説明があった。先日の海上中学と同様、知識や計算力は前提として、論理的に考え、「説明ができる」「表現ができる」ことが肝になるよう。
・説明会では再三、「今日はボランティアで生徒が100名程度来ているので何でも聞いてみてください」とアナウンスがあった。確かに校内には中1、中2の生徒が案内役でいたのだけど、こういうときに何を聞いたら良いのか…。単に「学校はどう?」と聞いても唐突すぎるかなと思い、聞けずじまいで終わってしまった。せっかくのチャンスだし、あらかじめ質問を考えておかないとね。

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