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“マダムの韓国むくみ旅”

11/13から11/17までの5日間、半年ぶりに韓国出張に行って来ました。

今回の出張の目的はCIY企画のトークイベントとソウル市内での買い付けです。

トークイベントを企画した理由やここに至るまでの経緯については小山さんが note にまとめているのでぜひ読んでみてください。


私はこれまで買い付けで訪れたソウルの街の事を。

私達が韓国に買い付けに行き始めて6年半、今回は6回目の韓国出張でした。
なんとなくではありますが、少しずつソウル中心部の位置関係や韓国の常識が分かるようになってきたので私達が歩いたエリアの事を書いてみようと思います。

私達の買い付けは初渡韓の時から変わらずに事前に小山さんがピックアップしたエリアやスポットを足でまわるスタイルです。
今回はいつもより一泊多く滞在したので、景福宮(キョンボックン)/ 乙支路(ウルチロ)/ 聖水(ソンス)/ 梨泰院(イテウォン)の 4エリアで買い付け。


◎景福宮エリア

この女子達自撮り慣れしてて素晴らしかった

朝鮮王朝時代に建造された「景福宮」はソウル最大のスケールと建築美を誇る建築物で圧巻の一言に尽きます。
いつ訪れても韓服を着た観光客が溢れている THE・観光地。
景福宮を含む 5つの王宮・正面の光化門をぐるっと囲む塀の北側(山の麓)にはホワイトハウスならぬブルーハウスと呼ばれてきた青い瓦屋根の「大統領府・青瓦台(チョンワデ)」があります。
歴代の大統領が居を構え執務に当たってきた大統領府・青瓦台周辺は、近付くに連れ微動だにしない警備隊が塀の前に整列し、一方でプラカードを持って座り込んで一人デモしてる人がいたりと日本では考えられない緊張感のある場所、というイメージでしたが、今回は警備隊も一人デモもいなくてどこか様子が違っていました。
どうやら去年ユン大統領が就任したタイミングで大統領府は別の場所に移り、旧大統領府は今は一般開放されて観光スポットになっているとか、どうりで空気が平和だった訳です。
景福宮一体を囲む3kmの外壁沿いは国立系の大きな美術館博物館から小さなギャラリーまで一日では回りきれない数の文化施設とスモールショップが点在。
CIY で取り扱っている HALOMINIUM のショップもこのエリア内にあります。
韓国の歴史や政治の気配を感じながら、大小新旧の文化に触れられる景福宮エリアは私的にとても魅力を感じる場所です。


◎乙支路エリア

N/A

当時日本ではあまり認知されていなかった乙支路(ウルチロ)エリアに私達が初めて足を踏み入れたのは2019年11月(4年前)でした。
取り扱っている The Internatiiional のショップがあったからです。
The Internatiiional のデザイナー Sol に乙支路を案内してもらいながら、このエリアは古くから続く小さな町工場(照明・タイル・金属・板金・印刷など…様々な業種の工場)が集まるエリアだという事を学びました。
裏路地を歩くと労働中のアジョシ(おじさん)の姿しかないし、ノガリ(干物)横丁という干物臭漂う場所は夜になると道路にビールケースを広げて車そっちのけで飲み始めるようだし、路上で高級車アジョシ VS 町工場アジョシの悶着の一部始終を目撃した事もあります(町工場アジョシの勝ち)
4年前乙支路を初めて訪れた時、キーンキーンと金属音が響く町工場の中に突然現れるギャラリー「N/A」の白い扉を発見した時の衝撃、そして古い建物をそのまま使って展示しているカッコ良さを目にした時の興奮は今でも鮮明に残っています。
乙支路に限らずですがソウルで見かける若いクリエイターやオーナーが運営する空間は、古い建物にほぼ何も手を加えずアップサイクルしている場所が多くてそれがめちゃくちゃカッコいいです。
「N/A」を訪れるのは今回が3回目、ギャラリーの女性スタッフが私達が半年前に訪れた事を覚えていてくれてとても嬉しかったです。

コロナを挟み今年 5月に 3年半ぶりに乙支路を訪ねた時に Sol から聞いた話になりますが、ここ2〜3年の乙支路は政府が推進する凄まじい再開発計画の渦中にいるそうで実際に高層ビルがいくつも出来ていたり建設中だったりと、街の様子が日々変化しているそうです。
Sol と「N/A」の3階の激狭テラスからボロッボロのブルーシートのかかった街工場の屋根を見下ろし、すぐ近くで建設している高層ビルを見上げ、韓国で生きる事・ビジネスをする事の大変さを聞いた時、いま自分が身を置いている場所がいかに恵まれているかを実感しました。
今回の出張で見た乙支路は、裏路地はそのままですが目抜通りにおいては新しいタワーやビルが聳え立ち都市化がさらに進んでいました。


◎聖水エリア

この店最高だった

話題のショップやカフェがオープンし続ける人気エリア聖水(ソンス)。
6年前に初めて行った時とは街の様子も歩いている人種も大きく変わっていました(日本人女性のグループがすごく多かった印象)
私達は目星を付けたショップで収穫があったので次のエリアに移動しましたが、オフで行くならソウルフォレストぶらぶら歩いてカフェでお茶してショッピングしていくらでも楽しめるエリアだと思います。


◎梨泰院エリア

坂道と階段と路地と良い感じのshopに出会えるエリア(私の梨泰院のイメージ)

梨泰院も6年ぶり!
6年前はまだスタッフがいなかったので小山さんと二人だけで初渡韓、当時はまだ取引先もなく韓国人女性の知人が一人だけいたのでその女性にソウル市内を案内してもらいました(その時に訪れたのが景福宮・聖水・梨泰院です)
梨泰院は日本でいうと六本木なんだそうです。
街を歩いていると確かにそこに住んでいると思われる外国人や多国籍料理店が多くて、他のソウルのエリアとは少し様子が違います。
私達は、梨泰院クラスのタンバムや歩道橋・悲しいハロウィン事故・クラブといったメイン梨泰院(緑莎坪駅側)とは真逆のエリア(漢江鎮駅側)にしか行った事がないのですが、私達が歩く梨泰院は路地の道幅が狭くて坂や階段がとにかく多い!!
そして、その坂や階段の途中途中に興味深い小さなお店が定期的に現れるので、なんだここは?と中を覗いて寄り道しながら結果的に長時間ぶらつく事になってしまいます。
正直疲れます、けどもう少し開拓してみたいなと思う魅力があるエリア。
まだ梨泰院の全貌がわかっていないので、いつかメイン梨泰院側にも行って来ようと思ってます。

それぞれのエリアの特徴を私なりの視点でまとめてみました。

ちなみに宿泊地はアクセスの良い東大門周辺が今のところ買い付けベースで考えるならベストかなと。
今回は「東大門駅」の一駅隣の「東大門歴史文化公園駅」付近のゲストハウスに初宿泊したのですが、とにかく地下鉄のアクセスが良かったので次も宿はこの辺りを狙おうと思っています。

4泊 5日で 7万歩!!
今回の買い付け出張は本当に本当によく歩きました。
最終日は私の身体がお婆さんのようになり使い物にならずみんなから遅れをとる場面もしばしば。
アヤさん小山さんに沢山フォローしてもらって申し訳なかったので次の韓国出張までに体力をつけます!ごめんなさい。
地下鉄で空いている席を探して私を誘導する時や荷物を支えてくれる時のアヤさんの小さな手がそれはそれは優しくて…良い子だなぁと感心していました。どうもありがとう。

小山さん・私と続いた韓国レポート、残すはアヤさんの回です。
帰国後のミーティングで出張の感想を発表し合ったのですが、アヤさんの着眼点は素晴らしかったです!
今回の韓国出張でたくさんの気付きと学びを得たようなので公開をお楽しみに。

◎追記
出張中、今ちょうどソウルで短期の語学留学をしている前スタッフのオハナに会ってきました。
人が変わったかのようにイキイキと韓国語を話しソウルの街を自由に歩き躍動するオハナの姿が本当に眩しかったです!
自分の力でひとつ夢を叶えて進んだオハナの輝く姿に刺激を受けた感慨深い韓国出張でもありました。

そして、仕事を通して他国に行ける事・外国人の知り合いがいる事、これらは全て CIY があるからで、その CIY を創っている小山さんがいるからだなと改めて。
お店に来てくれるお客様・私に刺激や見た事のない世界を見せてくれる人達にお返しができるように私ももっと頑張ろうと思った韓国出張でした。


あと、今回顔も身体もやたら浮腫んだんですけど原因が分かる方いらっしゃいますか?
単純に食べ物・水分不足・寝不足ってだけかもしれませんが、対策を考えて次に備えたいのでもしご存知でしたら教えてください笑

帰国日の早朝見た日の出、ご褒美すぎる🥹

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