帯揚げをもっと着よう!

着物コーデ、着こなしで、スカーフを帯揚げにして楽しんでいるオシャレさんはけっこういる。しかし、その逆はあまりいないようだ。

私は帯揚げをスカーフ代わりにまとうことがけっこうある。着物に合わせる頻度が少ない帯揚げは年に1、2回しか使わないこともあるので、スカーフにでも使わないともったいないとも思う。

例えばこんな感じ。マフラーでは野暮ったく感じる秋から冬に変わる時期。薄手だけど絹のぬくもりが心地よく感じる。
真っ赤な帯揚げは着物コーデであまり登場せず、むしろ洋服の時に活用することが多い。どんより曇りの日や、元気が足りない日などは、パッと華やかな赤いスカーフが良い栄養剤となる。

「色を着る」のはとても大切なこと、美輪明宏さんも言われていた。着物は喪服以外は色がある。昔から日本人は色をまとっていたのだ。

冬になると黒を着る人が多くなる。景気も悪いし、日も短いから、街も全体的に暗くなりがち。そんな冬こそアクセントに色を取り入れて、着るビタミンから栄養をとると良いと思う。

ちなみに帯揚げの洗濯にはムクロジを使っている。昔ながらの天然洗剤で、絹にもやさしい。ムクロジのお話はまた改めて。