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本当に苦しい時にかけられて嬉しかった言葉。

「どうでもいいですよ」で知られるピン芸人のだいたひかる。

4年前に乳がんになってしまい、再発したものの子どもを作る為抗がん剤を止めて不妊治療再開、というネタを朝の情報番組でやっていた。

がんネタは多くの人の関心事なので、視聴率をとれる優良コンテンツなのだろう。ワイプに映る芸能人が涙を流している姿を見て「は?」と思うこと度々。

またがんを食い物にしてるのかと思いながらも眺めていると、だいたひかると旦那さんのエピソードが紹介されていた。

病気になってつらい中で迎えた誕生日に、旦那さんが家の壁中にある言葉を大きく書いた紙を貼りまくり、それがとても嬉しかったとのこと。

その言葉とは「きっと大丈夫」

▼だいたひかるの旦那さんのブログ

それを見て、ハッとした。

僕も本当に苦しくて仕方がなかった時に妻が何度も何度も言ってくれた「広哉は大丈夫。絶対大丈夫」という言葉に救われた。

よく何かを頑張ってる人に対して「頑張って」とはあまり言わない方が良いと言われる。
まぁ、これは頑張りの程度の問題だと思うけど一理ある。

僕は体質がたまたま抗がん剤に強かったみたいで副作用はそこまでではなかったけど、それでも目眩、吐き気、下痢、便秘、味覚異常、手足の痺れなどは結構キツかった。
それ以上に身体の中にステージⅣの癌を抱ながら10人いたら9人が助からないという現実に対して向き合わなきゃいけない恐怖心が半端じゃない。

頑張るとか越えちゃった中にいる時の妻の「大丈夫」は唯一の希望だった。根拠があったわけではないと思うけど本当にそう信じて言ってくれてるのが伝わったから。

もしもこれを読んだあなたの近くにいる人が本当につらい状況にいる時は「きっと大丈夫」と言ってあけてください。

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