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色の絵

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見出し画像に色の絵を使っている記事です。どの絵も気に入っているので、見てもらいたいなと思ってマガジンにまとめました。ほんのすこしですがみんなのフォトギャラリーにも上げていますので…
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#なかまたち

呼吸を止める癖を自覚する

言葉は通り道だ。 自分がどこに向かっているのか、どこに向かいたいのかを考えてみた時、使う言葉が分かってくる。何を話したいのか、迷子になった時に、風向きを示してくれる。 大きな声を出す必要は無いのかもしれない。 だけど不意に自分の声を聴いたなら、そこに、風が通る。 声ではなくて言葉かもしれないし、言葉でもなく、音かもしれない。 聴くべきは何だろうか。 ただその空気を切り裂いて、新しい景色が、向こうに見えただろうか。 誰かにその景色を見せてあげるために声を出すことは、できない

生きるから見ていて

「生きているだけで、生きていたい」 僕たちが君にとっての「家」になれるのなら、僕たちはいつだって「ここ」に居るよ。 君の還る場所はもっと奥深くにある。 その「心の場所」を守る「家」でいるから。 君は「ただいま」を言いたいんじゃない。ずっとここにいたいんだ。 君がずっといられる場所を、僕たちが守るから。 君のための僕たちの「家」が、誰かにとって、そうだな、たとえば「楽しいお店」になるといいな。 「見ているだけ」でも構わない。 安心して「見てるだけで楽しい」と思える場所にす

ありきたりな言葉しか出てきてくれないのはなぜだろう

「たまたまそこにいただけだよ」 なんて君は言うけれど、僕にとっては、天使が落っこちてきたみたいだったんだよ。 実際君のほかにいないんだから。 偶然ってことにして、逃げ道を残したいのかな。なんて言ったら少し意地悪かな? それとも、逃げ道を残したいのは僕の方だったりするだろうか。 君しかいないなんて思って、君を自由にしてあげられなくなることが、僕は怖いのかな? 自由を失った君に興味を向け続けられないんじゃないかって。 自分で君の自由を奪っておいて、そうなってしまうんじゃないか、っ

森を駆ける風になる

自分自身の心の奥底を見つめる時、そこには深い森があって、わたしは森を駆け抜ける風になる。さあっと木の葉を揺らしながら、木洩れ日の差す場所を目指して駆ける。森にはあなたがいる。わたしは、あなたという木に、森に棲む、小鳥のような風だと思う。 たぶん、一番深いところを想うときはこのイメージ。森の緑が好きだ。 わたしは留まらないのではなく、何度でもあなたのもとへ帰る。自由に飛び回ることができるのは、あなたという住処があるから。 わたしは森を知っている。どこへ行ってもわたしはあなたと

あなたの声が欲しいんだよ

あなたの声を思い起こす時、岩石の節理のようなものが頭に浮かぶ。わたしの胸には、火を守る灯台になりたい想いがあるから、あなたはわたしの岬になってくれるのかもしれないね。 怒濤のようなマグマのようなイメージが頭の中で混ざり合って新たな姿を形成するのが面白いから、そのエネルギーをもっと見せてよ。 わたしは感情を扱うのが上手くなくて、だけど近頃、感情とはわたしだけのものではないなと気がついた。わたしはむやみな共感を必要としない。だけど確かに自分は存在していいのだと信じるには、そこに

君を包むための愛をありったけ用意しないとね

あなたたちがあなたたちであることを、私は知っている。 あなたたちがあなたたちでなければ、私は私でいられない。 私は水のように、形を持ちながら形でいられない。私を受け止めてくれる器がなければ、私のこの零れてしまう形を、いつも失い続ける。失うことは構わない。誰かのもとへ流れ着くのなら。その生き方も潔いだろう。 だけど私は知っている。 知ってしまった。 あなたたちという、私を運んでくれる優しい愛の世界の存在を、知ってしまった。 私はたしかな流れとなって、美しいあなたたちを映し

わたしたちは生きていたい

体の不調は脳の酷使。 心の不安は体の酷使。 脳の不全は心の酷使。 今日考えてるのはそんなこと。 今、欠けてることは何かな?今、さぼってるやつは誰かな?今、話を聞いてあげられるのは、誰かな?相談しよう。わたしはわたしを機能させたい。それで、聞いてもらいたい話があるよ。見てもらいたい自分がいるよ。どうやったら、わたしのなかみを全部、ここに、あるようにできるかなあ。 「わたしたち」の世界はつながっている。 ここを開いて、もっと他の誰かとも共有できたらとは思うのだけど、ずっと怖

続く君と僕の、煌めきの時間

張り切ってる時ほど回り道しよう。 君はちゃんと自分でたどり着けるよ。 君が自分でできるってこと、ちゃんと見てる僕がいるから大丈夫。 なかまたちといっしょに。ゆっくりでいい。 きっと自分でキャッチするから、投げたボールを落とさないように、トスを上げる。もっと遠くまで届きたいから。 ねえ、あなたが、そのトスを上げてくれることもあるんだよ。 見ていてくれてありがとう。見てるよ、って教えてくれてありがとう。 結論を出すためではなくて、まるで考え続けるために考えているように、語り

「間にもう一人いてくれたら」と思うことがありますか?

雑踏の中で聴こえてきた時、安堵を覚えた音楽を、部屋で寛ぎながら聴こうとするとつらくて聴くことができなかった。助けてもらったのに、わたしは同じところへは行けないことが悲しい。 だからって否定しなくていい。でも、受け入れなくていい。それは、要するに、ただ認識するということ。 同じじゃなくていい。「ここにいるのが平気だから助けてあげられる」わたしにだってそういう場面はきっとある。わたしは、わたしに案内できる場所をちゃんと確認しておくんだよ。 純粋な興味でたくさんの物事にかかわるよ

いないことにしないでよ

心の底から、わたしはわたしがいい。 他の誰も、このわたしを抱えて生きてはゆけないだろう。わたしだから今も生きている。 だけどわたしを支えるわたしを、支える誰かがいる。 ひとりで歩くわたしを、何かが守ることはないけど、わたしの歩く道を守ってくれるひとが、誰か、いる。 そうしてわたしは一人で生きている。 わたしが抱えるべきわたしを、わたしが生きるべきわたしを、わたしにしか生かせないわたしを、生きることができる。 意識は他者とのつながりを避けられない。生き物に組み込まれた社会とい