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【追放選挙】久々にクソゲーを掴まされたので感想を書いておく

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これ。3年前のゲームを持ち出して今更何言ってんだ?という話ではあるけど、あまりにも期待外れだったので書きなぐっておく。

ダンガンロンパや善人シボウデスと同じような、クローズドサークル物のADVで、内容は大まかにいえば主人公が妹を殺したメンバーを全員デスゲーム(追放する人間を決める選挙)内で殺害するために立ち回るというもの。

シナリオ:主人公の気持ち悪さ、繰り返される無意味で不快なやりとり、唐突な展開

シナリオ序盤では主人公は一般高校生っぽいのだが、他の参加者が妹を殺した(と本人は思い込んでいる)記憶を取り戻した瞬間に復讐者としての覚悟完了。狡猾で非情な性格に早変わりする。

一方で参加者の信頼を得るために表面を取り繕って接するのだが、このときの心情描写が非情に気持ち悪い。ラノベにありがちなクズ主人公の類型のような「自分は優秀、お前たちは馬鹿」みたいな態度を延々聞かされ続けることになる。

そんな彼にも信頼できる幼馴染がおり、記憶をなくした幼女を保護するのだが、毎Chapter家族ごっこが発生する。が、上述のように主人公には一切共感できないわ、幼馴染は重度の依存系メンヘラだわ、幼女は記憶を失ってあうあうあーだわで完全にうんざり。当然中盤からは未読全スキップということになった。

各Chapterの参加者との会話も、ただ会話シーンが流れるだけで、後述の選挙のヒントが得られるわけでも、友好度が上がるわけでもなく無意味。

選挙ではお題に従って主人公と参加者が議論を行うのだが、この議題も「嘘を絶対につけない社会の是非」「AIによる支配の是非」など、極めて抽象的。その割に結末はいつも「参加者の個人的な欲求をぶちまけたから投票者に失望されて負けました~」というお粗末な展開。

ゲームシステム:ADVパートでヒントを集めることすらできず、たった数ワードで完了する推理パート

このゲームでは前述の通り、主人公と参加者が議論を戦わせ、納得する方の意見に投票し、得票数が少ないほうが追放される、というデスゲームが展開されるのだが、このシステムもあまりにも酷い。

ダンガンロンパのように会話からキーワードを集められるわけでもなく、議論の中で出た数ワードを記憶し、それらを相手の発言にぶつけることで議論を有利に進めていく。

しかしこのシステム、記憶対象のワードがそもそも数個しかなく、毎回3,4回反論したら相手が自滅して終わりというもので、何らゲーム性が存在しない。

一つだけ褒められるとすれば、負けてもすぐ前からコンティニューできること。まああんなものを最初からやらされるならやめているが。

総評:買うな

プレイ時間7時間ちょっと。スキップしまくったため本来なら10時間くらいかかるはず。

1600円位の中古だからここに書きなぐるくらいで済んだが、これをフルプライスで掴まされた日には5chの本スレを荒らしまくったでしょうね。

こんなものをやるくらいなら「ファタモルガーナの館」の完全版でもプレイすれば良かった…









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