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【FORSPOKEN】アクションは面白いけど腕輪との掛け合いが寒すぎてキツい問題作

スクエニの魔法系アクションゲーム。プレイ時間42.8時間。
2,3日積んでたらメタスコアが68点とかいう爆弾を投下されたため急いで(恐る恐る)プレイ。

アクション

移動:操作性よく非常に爽快、腕輪との掛け合いが煩い

本作品の特徴として「魔法パルクール」があるのだが、これがかなり操作感がよく遊びやすかった。オープンワールドは移動が退屈になりがちだが、高速移動の【躍動】や連続ジャンプの【舞踊】、ダッシュの【再動】など様々な移動アクションを組み合わせて走るのが面白い。
一方で延々繰り返される主人公と腕輪の掛け合いはこれだけで脱落する人が出るレベルでうるさい。内容も「スクエニが考えたクールで皮肉の効いたやり取り」という感じでかなりお寒い。評価が悪いとすれば間違いなくこれが原因の一つだと思えるほど。

戦闘:回避性能高くストレスは少ないが、面白くなるまで時間がかかる

通常攻撃のように使えるチャージ魔法と強力だがクールダウンの長い支援魔法があり、エフェクト的にも派手で爽快。
ただ、最初の大ボスを倒すまで地味めで遠距離チクチク中心の岩魔法しか使えず、戦闘があまり面白くならないのが残念。ここで脱落する人も一定いると思われる。
2つ目の近接炎魔法が手に入ったタイミングで移動スキルも手に入りここからが本番。3つ目4つ目の遠距離特化の水魔法、範囲制圧の雷魔法まで使えるようになるとかなり色々出来るようになる。
4つ目の魔法が手に入るのはシナリオ最終盤のため(なぜ・・・)、シナリオが短いことも相まって一気にクリアして探索を楽しむ方が良さそう。

シナリオ:王道の異世界召喚。良くも悪くも普通

物語としては特に尖った部分はなく、ニューヨークで腐っていた主人公が異世界に飛ばされて世界を救う英雄になっていくというもの。
全体的にも短く、王道展開がつづくため特にこれは、という部分はない印象。

その他ゲームシステム

サブイベント

登場人物の掘り下げはあるものの、シナリオ自体が薄味であり数もおおくない。猫を追いかけるイベントだけやたらとあるあたり、工数の削減を感じる。

素材集め・装備強化

素材は一つ一つ拾わなければならず相当めんどくさいので、魔法を取得できる行けるようになった段階で速攻で【魅惑の報酬】の魔法を取りに行くのを推奨。一定範囲のアイテムを一気に取得できるようになる。
装備強化は適当にやっていれば少なくともノーマルでは詰まる部分はないので、それほど重要ではなかった。

マップ・UI

PS5版は、ファストトラベルが数秒で終わるレベルで非常に快適。普通のオープンワールドなら10秒程度かかるところ、これは素晴らしいポイント。
UIについては魔法強化のテンポが悪いなど若干使いにくいが許容範囲。

総評:アクションは爽快、掛け合いに耐えられるか

戦闘を含めアクション自体は85点と言った感じでなかなかのクオリティに仕上がっているが、すべての場面で強制的に聞くことに鳴る掛け合いがあまりにも人を選ぶためあまりおすすめはできない。
これをOFFにするアップデート、すでに要望が出ていると思うので早めに実装したほうが良いですよ、スクエニさん。
(流石にメタスコア68点はないと思うが…。明らかに途中で力尽きているエルデンリングに98点なんてついている時点で信憑性はないということか。)






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