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三日坊主日記 vol.8 『わんこにも新年の挨拶を』

箕面有料道路(箕面トンネル)を抜けたところに、一昨年亡くなったウチのわんこが眠っている。妻がある意味実子以上に可愛がっていたわんこで、病によって13歳でこの世を去った。

悲しみに暮れながら妻と二人で何件か霊園を見て回った結果、今の場所に決めた(というかここを最後に見たんだけど、一瞬で気に入った)。理由は大きく3つ。まずは合祀ではなく個別で直接土に埋葬する方式、つまり土に還ること。次に山間にあるにも関わらず、一日中陽当たりが良いこと。そして家から結構離れているんだけど、ほぼずっと有料道路が繋がっていること。

今にして思えばどの理由もとて大切で、ここを選んで本当に良かったと感じている。おかげで毎月一回お参りに行くことが妻と僕の習慣になっているし、結構楽しみでもある。通い始めて分かったことだけど、何もないと思っていたこの山間にはいろんなお店(楽しみ)があるのだ。カフェとかレストランとか洒落た家具屋さんだとか。うまい納豆屋とか卵がけご飯屋とかコロッケの美味しい店とか。

昨日も新年のお参りをして、年末に買った家具のメンテナンスの相談をして、カフェでゆっくりお茶して帰ってきた。

ウチのわんこたちが眠っている場所は、花壇のような場所に芝生が貼ってあって、それぞれ割り当てられた場所を係の人がゴルフのカップを切るホールカッターで穴を開け、お骨を入れてまた元の土(切り取った丸い形の土)で蓋をするようになっている。切り取った部分は芝の根が切れているからか、すぐに埋め戻しても数ヶ月は芝が生え揃わない。

ウチのわんこの入っている場所は、既に一年半も経つのにまだ生え揃っていない。近所の穴はとっくに生え揃っているのにだ。妻曰く、この子はしょっちゅう抜け出して帰って来てるからなかなか生え揃わないんだ、とか。なんだかオカルトちっくな話だけど、カワイイわんこだからまあ良いか。

ちなみに去年からウチでは訳あって行き場を失ったわんこ(亡くなったわんこの姉妹犬)が暮らしているが、高齢なんで同じ所を一区画確保してある。


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