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三日坊主日記 vol.132 『映えスポット、中之島バラ園』

大阪中之島にバラ園がある。そしていま見頃を迎えている。


東西に長い中之島の東の端に近いところ。京阪電車の北浜駅の辺り。市の職員さんが年中世話をしていて、色とりどりのバラがキレイに咲いている。


先日、天満橋で打ち合わせを終え、次の梅田での打ち合わせまでに一時間もあったので、歩いて向かうことにした。天満橋から土佐堀川沿いを西へ歩き、天神橋を途中まで渡って中之島に下りる。少し歩くとバラ園が見えてくる。


東から歩いているので、バラ園の奥に中之島公会堂が見える。つまり、公会堂をバックにバラが咲き誇っているのである。映える。映えスポットだ。平日の朝にも関わらず、にわかカメラマン(失礼)が大勢集まっていた。中には超望遠レンズでワンちゃんを狙う人もいる。


バラの木と木の隙間でワンちゃんを台の上に座らせて「待て!待て!待てよ〜」と叫びながらカメラポジションへ走る。飼い主も大変だが、ワンちゃんも大変だ。いいね!がたくさんつく映え写真は撮れたのだろうか。


このバラ園には約310品種、およそ3,700株のバラが咲いていて、大阪で最大のバラ園らしい。バラは手が掛かるし育てるのが難しいとも聞くが、この日も何人もの職員(職人?)さんが熱心に手入れをしていた。うちのベランダのつるバラ(ローズゴジャールという品種)が、なぜ一年に一輪しか咲かないのか不思議でたまらないので、なるべく仕事の邪魔にならないように職員さんに聞いてみた。


僕は肥料の問題かと思っていたんだけど、職員さん曰く、肥料ではなく病気があるんじゃないかと。バラは肥料も大事だけど病気や虫がつかないように予防するのが大切で、バラ園でもしょっちゅう薬を与えているらしい。


そうだったのか。というか、色々と知らなさ過ぎるなぁ。ちゃんと勉強して来年こそは二輪以上咲かしてみせるぞ。と、職員さんにお礼を言ってバラの花を見物していて次の予定を思い出した。時計を見ると約束の10分前。中之島から梅田の目的地まで、10分ではとても着かないのであった。


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