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ローラーとバイオリン

今回は
『ローラーとバイオリン』
です。
https://www.imdb.com/title/tt0053987/

1965年日本公開のアンドレイ・タルコフスキー監督作。

今作が第3回屋根裏シアター作品として上映されました。
http://yamakae-dolls.blogspot.com/2018/05/3.html?m=1

屋根裏シアターは、
映画サークル 谷中映画部 さんが企画されている上映イベント。
谷中の美容室ドールズの屋根裏での上映。
今回で第3回とのことですが、
こんな上映が行われたのですね。

先日、池袋シネマ・ロサへ映画を観に行った際、フライヤ置き場にあまりに気になる手作り冊子を発見。

上映作品も面白そうだったので行ってみたのでした。
(シネマクティフ東京支部メンバーである まるゆさんはイメフォで同冊子を発見したとのこと!)

この日の上映には喫茶デザインをされている
デクノボー喫茶さん
が来られていて美味しいお茶を飲むことができました。
自分はアップルティーコーヒーをオーダ。

『ローラーとバイオリン』作中には、
少年の半ズボンのポッケにも入る
小さなかわいいリンゴが出てきます。

キャパは10人ぐらいでしょうか。
椅子だったりクッションだったりが用意されていて、まるで友人宅での映画鑑賞のようです。

さて『ローラーとバイオリン』。
大学生であったタルコフスキーの卒業制作作品とのこと。
バイオリンを習っている少年サーシャ。
どうやらちょっと良い家の子供のようだけど、近所の子供たちからは「音楽家!」などと呼ばれからかわれている。
そんな少年を助けたのは整地作業用のローラー車を引いている若者。
少年の若者が交流をする一日の話。
まさにローラーとバイオリン。
不勉強ながらタルコフスキー作品はほとんど観たことなかったのですが
これは楽しめました。
短い上映時間の作品ということもあり長回しもまったくなし。
Blu-ray上映でもとても綺麗な映像。
雨上がりの水たまりに反射する陽の光。
水たまりに反射した陽の光が少年と若者を照らすキラキラしたシーン。

同じ旧ソ連時代の子供の映画というと
去年観たヴィターリー・カネフスキーの
『動くな、死ね、甦れ!』
を思い出したのですが、作品の印象はまったく違いました。

映画上映後は皆さんと少し感想をお話ししたり。
谷中映画部さんは、もともとこうやって映画を観たあとに感想を云いあえる場があると良いなぁと思いこの上映をはじめられたようです。
素晴らしい。

帰りにはお土産として
『ローラーとバイオリン』にちなんだ
オリジナルなお菓子をいただきました。

バイオリンのケース型なのですが、素敵な仕掛けが!

次回上映作も決まっているのようなので、また行きたい映画上映イベントです。

text by ronpe

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