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2023年11月の振り返り

相変わらず映画館に通った東京支部メンバー🎬
鑑賞した11月公開作品で、まるゆ的「この1本!」という作品をご紹介します。

映画祭つづきだったことを言い訳に、
今回は11/26に観た
東京フィルメックス:特別招待作品

ワン・ビン監督

『青春』(副題「春」)です。

中国の10代後半から20代の若い世代と、衣料品製造の中心地である浙江省湖州市の織里鎮という町での彼らの反復労働の日々に焦点を当てた作品。

喧嘩しながらも、ものすごいスピードでミシンを動かす若者たち。
過酷な労働条件の中だからこその、彼らのオフシーンや恋愛模様が微笑ましい。その反面、賃金交渉のシーンでは現実に引き戻される。

彼らの逞しさとその影
永遠に観ていられる/観ていたい

上映後Q&Aでの監督の回答に、会場からどよめきと同時に笑いが起こる。
この作品は三部作の構想で、現在、鋭意編集中。で、なんと9時間半(わたしの記憶が確かならば笑)の作品になるとか。

王兵(ワン・ビン)監督
覚えやすくてカッコいい名前

ワン・ビン監督が審査員だったこともあってか、『黒衣人』とあわせて2作品も観られるというしあわせな11月でした。

過去作の『苦い銭』を観ている方はより楽しめると思います。残念ながらわたしは未見なので、第一部の一般公開(2024年4月予定)にあわせて上映してくれないかなぁと密かに期待してます!

⭐︎⭐︎おまけ⭐︎⭐︎

matsuさんの「この1本!」は、
北野武監督

ビートたけし節が全開!
中盤以降のペーソスが加速していく感じ。
信長よりも中村獅童演じる
「茂助」のキャラの濃さよ。

ronpeさんの「この1本!」は、
ケリー・ライカート監督
ファースト・カウ
(@最速試写会:一般公開は2023.12.22)

この人の表情と声と話し方に惹きつけられる
ライカートの新作での演技に要注目!

早いもので2023年もあとひと月。
年末年始で帰省する前の、東京での劇場鑑賞の締めくくりは決めてあります。
年間ベストもぼちぼち考えないとですね。
(まるゆ)

#映画
#東京フィルメックス

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