ザ・スクエア 思いやりの聖域 (2018.4.28.公開)
今回は
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』です。
http://www.transformer.co.jp/m/thesquare/
リューベン・オストルンド監督作。
現代アートを扱う
美術館キュレーターが主人公の風刺コメディ。
不愉快な状況の作りかたが見事で、
そこが面白い。
群集心理。
これを描いた見事なシーンがありますよ。
リューベン・オストルンド監督の作品には
明確なテーマがあり、
それを脚本化するのがとてもうまい。
ただ今回は
この主軸から外れた部分がやや多かった印象も。
でもこれは
2時間半ほどある上映時間が長すぎる、
という意味ではないです。
むしろ退屈はまったくしません。
リューベン・オストルンド監督は、
脚本作りについて
「まずテーマを決めて、
そこから自分の経験や
知人の経験を付け加えていく。
スタンダップコメディアンの
ネタの作り方に
似ているんじゃないかと思う」
と云っています。
これは作品を観ていると
とてもわかる感じがします。
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』上映劇場
http://www.transformer.co.jp/m/thesquare/#anc-theater
text by ronpe
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?