マーケティング効果測定の定石、「傾向スコア」分析とは?【因果推論③】
正しく効果を測定するための方法論として、注目を集める「因果推論」。本連載では、マクロミルのデータサイエンスチームが、その考え方とマーケティングへの応用を解説します。前回は、効果測定にバイアスが生じてしまうケースにおいて、正しい効果を得るための2種類のアプローチを紹介しました。
今回は、2つのうち、同質化させたい属性や要因が、個票データとして入手できる場合のアプローチ、「共変量をバランスさせる手法」について解説し、マーケティングで応用する際のポイントもあわせてご紹介します。