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そもそも品質工学f 複数プロセスの実験計画(26)

複数の工程を通して、誤差因子を探す実験をする方法
今回は、そんなお話です!

射出成型関連の実験は、化学反応みたいな感じで、交互作用が多いです。
熱を利用する実験は、そういうのが多いかな。

例えば、ペレットを溶かすにも、どういった速度で溶かすか。
どういった温度プロファイルにするのか。
それによって、結構変わります。

さらに、金型って話だと、金型の温度によって出来上がりの品質なんてガラガラ変わります。工場内にあっても、外気の温度湿度の影響もうけます。熱がどれだけ逃げていくかってことですね。

だから、主効果を見つけるのは結構厳しい印象です。
もちろん、目的とする製品の品質レベルによっては、転写性の機能で改善することもあります。

しかし、ある程度の品質レベルに達すると、転写性、つまり寸法測定では改善できません。

そうなると、プロセスの安定化で改善を目指すことになります。
外乱に強いプロセス。温度変化があっても、ばらつかないプロセス。

そうすれば、毎回同じ形のものができます。
後は、目的の品質にチューニングするだけ。

形ではなく、プロセスの安定化をする。
そういうことですよ。

最後に、わたる君が何が気が付いたみたいですね。
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