そもそも品質工学f L18多水準(71)
3水準じゃなく、もっと多くの水準を割り付けたいなんて時もありますよね。2水準系を使って4水準とかつくれますが、多くの列を消費してしまい、結局全組み合わせと変わらないなんてことも。
今回は、そんな多水準のお話~
L18の自由度の余りって、意外と知られてないんですよね。
だから、L18の結果を分散分析すると、AとBの繰り返し誤差のようなエラーの効果が計算できます。
それが、6水準だとあまりなくすべての自由度を使い切ってしまいますので、エラーの自由度が0となります。
マンガの中でも触れていますが、これが意外と便利で、繰り返しの再現性がありそうか無さそうか、確認実験前にわかります。
分散分析をして、エラーの寄与率が大きいと、あー実験ミスったーってのがわかってしまいます。
確認実験の答え合わせの前に、結果がわかってしまう感じのガッカリ感はありますね。
なので、普通にA列を2水準、B列を3水準として実験するのをお勧めします。
ただし、AとBの交互作用がありそうな時、わざと6水準でも計算できるように割り付けることがあります。
計算方法を変えるだけで、A列を2水準、B列を3水準として計算してもいいし、AB6水準として計算もできるような割り付けです。
まぁ、小手先の話なので、とりあえず機能と誤差、計測をしっかりしていれば、こんなのはどうでもいいんですけどーw
次は新しいテーマの話ですね!
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