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そもそも品質工学 第130話 一石全鳥
一石二鳥ってことわざ、ご存じですよね。
「一つの行為で二つの利益を得ること」
さて、化学反応の評価編、最終回!
結果はどうなったのか!?
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この話、元となった事例があります。
本当に数億円のコストダウンになったんですよ。
始めた当初は、環境の視点でした。
ガスの無駄な使用を減らすってことで。
むろん、できたらコストダウンもという目論見はあったと思います。
で、実際にやってみると、メインのガスだけではなく、反応促進ガスも実はそんなに入れなくても、結合しているじゃん…ってことになったのです。
これまでは、しっかり反応促進させるために、多めに入れすぎてたってことなんですね。
そんなこんなで、排ガス減らす、入れるガスを減らす、コストも下がる、環境に良い、反応スピードもUP。
どうですか?
本当の技術的に欲しいものを追い求めたら、まさに一石全鳥。
品質工学のいう、社会全体の損失の低減です。
マンガの後半部分は、社内で指導していたり、コンサルタントっぽいことをしている人向けの話です。
教育において、人に教えるというのは、目的ではないのです。
教えるのが終わった瞬間は、教える人と、教えられた人の時間を浪費しただけです。ここで止まると、ただコストがかかっただけで、アウトプットゼロです。
教育のアウトプットは、実際に使ってもらい、そして効果を出すこと。そこを踏み外していらた、教えた時間はムダです。
アウトプットを出し続けてもらうにはどうすればいいか?
それを考えて行動しないといけません。
そういう意味では、このマンガは教えっぱなしで終わってますねw
このマンガをどう生かして、使ってもらうとこまで持っていくか。
何事も、インプットとアウトプットを考える。
これが、品質工学から得た最大の学びかもしれません。
というとで、次回からは新章ですね。
人間をどう評価するかって話です!
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