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そもそも品質工学 第123話 ミニ耐久試験の目的とは?

あなたの会社では、出荷後の抜き取り検査ってありますか?
じゃぁ、その検査の目的は?

「心配だからやっている」ってだけってことはありませんか?
問題が何かわからない状態での検査ってことですね。

そもそも、何か心配なのか。
その検査にどういった意味があるのか?

今回は、そんなお話です!

問題ないよねって言いたいだけ。
自社でも検査していますって言いたいだけ。
無駄な検査なら、無駄を最小にするだけ。
そういうことですね。

さて、製品の評価ですが、システムそのものは、フイルムに熱をかけて送るだけ。ただそれだけ。

機構的には簡単ですが、かなり条件設定は難しそうです。
そもそも、送り機構だって簡単ではありません。

え?ローラーで挟んで送るだけだって?

まっすぐ送るのが、どれだけ大変なことか。
ローラーが完全な円ならば遅れるのかもしれません。

しかし、ゴムローラーなら圧力で潰れます。
完全な円筒でもありません。
絶対にかかる力が均等ではないので、右か左にずれていきます。

そこに、熱までかかります。
熱によって、フイルムの硬さが異なります。

さらに、そのフイルムだって、自社製品だけではありません。
他社製品だってあるのです。
摩擦力なんて全然違います。
ヒーターの熱のかかり方だって…

こういった複合要素が多く絡む中、どうやって評価するのか!?
つとむ君はどういった彼なりの答えを出すのか?

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