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「YouTube の低評価数に関する変更」の価値とは?BAD数の非表示化?

YoutubeがBAD(低評価)ボタンの数字を視聴者に非表示にするということです。
まだすべての動画に適用されているわけではありませんが、順次数字を非表示にするようです。


詳細は以下の動画からご視聴ください。
日本語翻訳を入れると理解しやすいですよ。

これは改良か?改悪か?

さーてと、なかかな面白い話ですね。
過去に私はこんな記事を書きました。
結構多くの方に見られているようで、私の書いた記事の中でも断トツのビュー数です。

この記事の中でも、Badボタンを押すのは心の寂しい人だと書きました。
もちろん、本当にひどい動画にBadの意思表示をするのはありだと私は思っています。

ただ、Badを押す代わりに、「コメント欄で意思表示をしてください」って私は書いています。

何が悪かったのか?
音が大きかった?
間違った情報を流した?

Badだけじゃ、何が悪いのか投稿者側にはわからないのです。
具体的に動画を投稿した人にあなたの思いを伝えてください。
でないと、改善したくても何もできません。

そのBadボタンを押す行動は、意味のない行動で、何も価値を生みません。
むしろ、いやな気持にさせるので、マイナスの価値を生みます。

今回の変更は、動画投稿者、クリエイターを守るためのものです。
視聴者のための変更ではありません。

動画としてクオリティが高いのに、その人が嫌いってだけでBadをつける人が一定数いて、クリエイターのモチベーションを下げてしまうということを危惧しての対応とのこと。

特に、YouTubeを始めたばかりの人、もしくは小規模なクリエイターにとって、Badはとても大きな障害であることもこの動画で触れています。

そして、この変更に対して視聴者の評価はというと…

無題2

おっと、そうでした。(==;
低評価数は見えないでしたね!

でもね、これでわかるんです。

無題

はい、高評価は17%(笑
つまり、
高評価: 9,914
低評価: 約48,000 

…ってことです。

つまり、多くの視聴者はこの変更に対してBad、低評価をつけています。
コメント欄から、いいねの多い(つまり、非表示化に反対)コメントのポイントをいくつか紹介します。

Badが見えないんじゃ、その動画が詐欺かどうかわからないじゃないか!
企業や政府の動画にBadが多いと困るんだろ?YouTubeが忖度してる!
誤報や嘘かどうかが判断できなくなる!
「嫌い」を「攻撃」と扱うようになったのか!
Badボタンをなくしたいって言っているユーチューバーがどれだけいるのか?データを示せ!
とても残念。これはみんなを幸せにする変更ではありません。

ざっとこんなところ。
だから、私は言っている。

コメント欄でBADの理由を書け

別に、Badボタンじゃなくていいじゃないですか。
Badボタンで匿名で攻撃したいだけでしょ?

あぁ、そうでしたね。
コメント欄は投稿者の都合でOFFにできましたね。
スパムコメントと判断すれば投稿者側で削除することもできます。

つまり、コメント欄を見ると良いことばかり書いてあるって状態を作ることが可能です。

じゃぁどうすれば、いい動画か悪い動画かを判断できるのか?
簡単ですよ。

動画の再生数に対するGoodの数の比率

この比率でいくらでもその動画がいいか悪いかなんてわかります。
Good(高評価)の数は投稿者にはどうにもできません。
変えることも、隠すこともできません。

素晴らしい動画だと、再生数の5%がGoodの数。
普通だと1~2%ぐらいでしょうかね。

これで、その動画が釣り動画なのか、いい動画なのかわかりますよね?

なんで上記のようなコメントをする人は、こんなことにすら気が付かないんでしょうか? いや、違うんです。

そう、Badをつけたい人の価値はそこにないのです。
その動画がいいか悪いかを知りたいんじゃないのです。

Badをつけて、攻撃したいんです!

そこに価値があるってこと。

じゃぁ視点を変えましょう。

動画投稿者にとっての価値は?

正直、炎上系でない限り、投稿者にとってはいいことしかありません。

動画投稿初心者は、たった1つのBadで落ち込むんです。
それを見るたびに、動画投稿をやめようとか思ったりするんです。
Good(高評価)が10ついていたとしても。

ちなみに、見えなくなるわけではありません。
奥の方に隠しただけで、投稿者側からBadの数を確認することは可能です。

見たくないときは、見に行かなければいい。
見たい人は見にいけばいい。
それだけ。

動画投稿者が集まるコミュニティサイトでは、おおむね好評な評価になっています。

ほとんどは動画の評価ではなく視聴者の気分や好みでつけてるからYouTube的にそれは要らない意見っぽいね。それに自分が好きなチャンネルがアンチによって低評価つけられてるのみるのも不快でしたし良い改善だと思います。
嬉しい機能ですね!低評価ボタンを隠せるなら、ストレスは随分軽減されると思いますし、嫌がらせ行為に悩まされている方のためにも本当に良い措置だと思います。
無差別に低評価を押しまくる
アンチが減ると思うから低評価非表示には賛成です

こんな感じ。
動画の評価としてつけもらいたいのに、攻撃に使われている。
これはYouTube運営側の意図した使い方ではないってことです。

再生回数が0回なのに、Badが10回とかついてたりする動画もあるみたいですからね。

YouTube運営側にとっての価値は?

正直、迷ったんでしょうね。

トライアルで攻撃する回数が減ったなんて言ってますが、評価尺度はそれだけじゃない。
低評価を非表示することで、再生回数が減るかどうかを、実験で間違いなく見ています。専門用語でいうとABテスト。

簡単に言うと、1つの動画を、あるユーザーは低評価非表示に。
ほかのユーザーは表示にした。

この2つのグループで、動画の再生数に違いが出るかを見たんだと思います。

パソコンからだと見える、この17%ってやつ。
今現在、私はこれが見える動画と見えない動画があります。

無題

これも表示するかしないかを検討中なんじゃないかと予想してます。

実験の結果、再生回数は変わらなかった。
再生回数は、CMを見てくれる回数ですからね。
大事な収入源です。

収入源が減らないなら、非表示でもいっかーって感じでしょう。

そして、もう1つ大事なこと。
YouTube運営にとって、コンテンツ数は大事です。

ようは、動画の数です。
もし、将来素晴らしい動画をつくってくれる投稿者が、初期段階でBadの数で心が折れたらどうでしょう?

動画投稿してくれなくなります。
これは、YouTube運営側としては売るものが無くなる状態です。
これは絶対に避けたいです。

今現在も、投稿者が増えたとはいえ、1年以上Youtubeに動画投稿し続けられる人ってのはかなり少ないです。
そのぐらい動画投稿し続けるってのはキツイことなんです。

動画投稿クリエイターを育てる。
これはとっても大事なこと。
YouTube側には大きな価値があります。

まとめ

・視聴者側:Badボタンの数字が見えないから、YouTube動画を見ないですか?見ますよね?YouTube運営側にとって、Badボタンを押す人の意見なんて、何の価値もないって実験でわかったんです。

・投稿者側:ポジティブないい情報が真っ先に目に入る。悪い情報は奥に行かないと見えない。楽しい気持ちで新しい動画を作って、さらに投稿を続けることができる。低評価数を見たい人は、設定で見ることはできるので、表側で非表示でも実際問題にならない。

・YouTube運営側:動画の再生数は減らなかった。投稿者への攻撃が減って、クリエイターのモチベーションが下がるのを抑えることができた。

結局、YouTube運営側の価値なんです。
いい動画を数多く用意し、多くの人がその動画とCMを見てくれること。これがYouTube運営側の求める価値です!

そう、あなたはYouTube運営側の価値に踊らされているだけなのです!

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<余談>
コメントにのBadボタンの押された数も見えなくなるようです。
なので、コメント欄に批判的なことを書き、それのGood(高評価)が多い場合は、その動画は質の悪い動画って判断をすることができるかな?

ともあれ、再生回数に対する高評価の割合。
これでその動画がいいか悪いかを判断していきましょう!

良さの程度を測る!
あ、これって品質工学の思想と同じじゃん。(^^)


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