幸福を呼ぶ青い鳥
長いことオモチャを集めていると、欲しくて欲しくてたまらないものあったりします(それがひとつやふたつですまないのが何とも救われないのですが)。ビンテージショップやイベント、ネットオークションなどに目を凝らし、ひたすら探し続けるのです。
自分の場合はひとつのジャンルにこだわることはなく、何年か周期でマイブームが切り替わるので、マイブームが発症したときには欲しいアイテムが市場から消え去っているということが少なくありません。
ところが、そうした恋焦がれていたアイテムがひょっこりと手に入ってしまって拍子抜けしてしまうことがあります。しかも、それが自宅の未開封のダンボール箱から出て来るのですから、毎日必死に探した日々は、何だったのかと自問することしきり。
そもそも、何でそんなことが起きるのかというと、購入時にはマイブームになっておらず、何かのついでに手に入れたのですが、興味がないのでそのままダンボール箱にしまい込んで、そのまま忘れてしまうというわけで。
「偉いぞ昔のオレ!」という気分ととももに「覚えておけよな!」という気分に。
有名な童話に「青い鳥」という作品がありますが、幸せを呼ぶ青い鳥は自分の家の鳥籠(という名のダンボール置場)にいたというお話。
ここまでならコレクターあるあるの類であるのかと思うのですが、さらに度し難いのは、青い鳥が二匹も三匹も出てくることだったりします。同じオモチャを何度も買って、さらには買ったことも忘れて、なおも探し続ける……。
2度目は悲劇、3度目は喜劇と言いますが、自分の場合は一生こんな感じなのでしょうね……。
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