マイ・エレメント

ピクサーの作品は、大好きです。
今公開中の「マイ・エレメント」も、観たいと思って心待ちににしていた作品です。https://www.disney.co.jp/movie/my-element

優しいストーリーに、心が温かくなり涙が出てきました。
観てよかった!と思える作品です。
さすがピクサーだ!

Pixar の新しい作品が発表されるということで、楽しみにしていた。
そして予告を最初に観たとき、火、水、土、風って、なに?って思ってました。
擬人化するにしても動物やロボットで、無機質で感情移入しにくいのではと。
それよりも、火、水、土、風でどんな話になるんだ?と…

両親が経営するお店を継ぐと思ってこれまでお店を手伝っているエンバー。
自分には何ができるのかを悩みながらも役所勤めをしているウェイド。
そんな2人が、お店の漏水の時に出会う。
だが、エンバーは火、ウェイドは水。お互い近づけない存在。
感情的なエンバーと優しく色々なことを包み込んでくれるウェイド。
お店の漏水の原因を探してくうちに、お互いを理解していく。

作品の表現が、とてみユニークかつ素晴らしいです。
特に火の表現は、ゆらめきや色など、本当に素晴らしい。
水は、以前から表現が高度になってきていて、今回もそれが遺憾無く発揮されています。
海、水路の水。
逆にウェイドたちの水はデフォルメした漫画的な感じもいいんですよね。
そして、エレメントシティの世界観もすごいなぁと感心しかりです。

多様性、個人、思いやり、そんな要素が溢れた作品でした。
色々な人種、宗教、性格を持って人は生きている。
そして、今の世の中では多様な人たちと関わりを持たずに生きていく方が難し苦なっている。
マイ・エレメントという作品は、そんな世の中にお互いを知り生きていくことができるとう提案をしてくれている。
同じ生活をしていても全てを理解することは難しいので、違う価値観を持つ人を理解するのは難しい。
でも、知ろうとすることで、その人に興味があるということが伝わり、少しずつ心を開いて心が触れ合っていける糸口ができるのだと思う。
時には半目し合うこともあるだろう。
でも、そんな本気のコミュニケーションも時には必要になるのだと思う。
そうやって時間をかけて、お互いに本音で話ができる関係になっていくのでしょう。

ラストは、思いやりの溢れ出すシーンで、涙が出て止まらないくなりました。
いい作品に出会えると、心が豊かになります。

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