見出し画像

師匠不要?急増する"師匠を持たない若手たち"~現代の師弟関係・グループの真実~


ボートレース界も70年が経過し4000番台の選手が中心となり、5000番台も360人を超えた。世代交代を繰り返すことによって、師弟関係のスタイルは様々になってきた。今回は新世代の師弟関係について、様々な角度から眺めていこう。

最近の「タテ」社会と「ヨコ」社会〜変化する師弟関係〜

師匠を持たない若手が急増中

選手の関係性でベースとなるのは、やはり"土地"である。デビューする選手は、出身県を元に全国各地の18支部に所属する。そこでまず居住地に近いグループに所属、先輩選手と師弟関係を結ぶ。支部によって違いはあるが、どこかのグループに所属、師匠を持つことが義務付けられている支部もあった。
またその他の繋がりでは、養成所で苦楽を共にした同期会や、支部によっては「ヤング会」など若手同士によるグループも結成され、情報交換の場になっている。
ただ、最近はそんな関係性に変化が見られる。それは「師匠を持たない若手」が急増していること。なぜそうなったのか。ひと言で言うのなら

ここから先は

2,503字 / 8画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?