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史上最強の期を決めよう!トップ争いは花の69期VS銀河系85期 ダークホースも!? / 期の考察【後編】


デビューして各地の支部に所属するようになっても、同じ期の選手たちの成績や活躍は気になるもの。もちろん交流の濃淡に個人差はあるものの、引退の日まで続く選手も少なくない。

登録更新で顔を合わせて…

新人がまず目指すのは初勝利、そして初優勝。各地に離れ離れになっても、同期の活躍は耳に入ってくる。運よく同じ場所にいることがあれば、水神祭で祝うのは、同じ支部と同期の選手たちだ。
そして同期で結婚するカップルも出てくる。先日のオールスターで大暴れした浜田亜理沙と中田竜太は104期の同期生だが、現役でも他に10組以上いる。
活躍するようになっても、プロペラやエンジン、あるいは整備の情報などを交換することもある。しかし同じレースに乗れば今度はライバルとなることも。やがてPGⅠやSGを勝つ選手が現れれば、同期生が集合して祝う。
そしてどの選手にも3年に1回、登録更新の義務がある。その際は更新日を合わせて同期会を開いたり、旅行などを組むグループも見られる。やがて引退する時も、この登録更新をメドにする選手は少なくない。そこで同期に引退の報告をするのだ。デビューから引退まで、同期の絆は続く。

64期以降が平成デビュー

では主な同期生たちをピックアップしてみよう。
まず表6-1は、59期までの名選手たち。

5期、歴代最多勝の北原友次と、数々の最年長記録を作った加藤峻二はレジェンド同期生だ。22期はSGが今の半数しかない時代に、黒明良光や中道善博ら4人が奪取。27期も野中和夫を筆頭に4人がSGを制した。48期の今村豊と鵜飼菜穂子は、ともに革命児と呼ばれるべき存在。今村は説明不要だろうが、鵜飼も女子選手の底上げに寄与した。
表6-2は、60〜105期の同期生たち。

現役の強豪も多い。63期までが昭和デビュー組だ。歴代賞金王に長らく君臨する松井繁と、史上最年少のSG制覇記録を作った服部幸男の64期からが平成デビュー。69期では初めてSG覇者5人が同期で誕生した。
70期代で最も強い印象を残したのは76期だろう。瓜生正義や原田幸哉に加え、女傑・横西奏恵がSGに迫った。85期は『銀河系軍団』。田村隆信が4000番台の時代を切り開き、最多タイの5人がSGを制している。
90期以降は、SGまで到達できる選手は各期でほぼひとりずつとなっている。96期の3人が目立つくらいだ。GⅠ覇者の多い102期だが、SGを最初に手にしたのは女子の遠藤エミだった。

1期違いのカップルも

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