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【ホリスティック氣幸の診断・見立て】#9

ホリスティック氣幸では治療法、ケアを決めるために、体の状態、体質の状態の情報を集めます。

そのときに行うのが、四診(ししん)と高次元診断です。

9-1 望 診(ぼうしん)

望診(ぼうしん)とは目で観察する診察法です。

顔色、唇、動作、形態、皮膚の色、筋肉の膨隆を観ます。

その中で重要視されるのは目の診察、瞳孔、虹彩の状態、舌の色、舌苔の状態を観察します。

目は交感神経、副交感神経のバランス、動脈硬化などの情報が得られます

また顔色も重要で青いと「肝」に、赤いと「心」にトラブルがあるなど、顔色にもさまざまなサインがあらわれます。

9-2 聞 診(ぶんしん)

聞診(ぶんしん)とは耳と鼻で観察する診断法です。

耳で聴き、鼻で臭いをかぐのが聞診です。

声の抑揚、強弱、話し方、声にかすれがないか、呼吸の速さ、息切れしていないかをみるのが聞診ぶんしんです。

口臭、体臭、汗、鼻水、大便、尿などの排泄物のにおいをかぐことも重要。

9-3 問 診(もんしん)

問診(もんしん)とは実際に状態を聞く診断法です。

過去の病歴、食欲はあるか、どうか、手足の冷えはあるかなどの全身症状、四季において、寒暖における体の傾向、人生のプロセスで起こった困難にどう対処したか、家族、友だちとの関係、一日の起床から就寝までの過ごし方なども聴いていくことが問診もんしんです。

9-4 切 診(せっしん)

切診せっしんとは直接ふれて観察する診察法です。

直接、患者さんの体にふれて診察し、手足の冷え、脈を見る(脈診みゃくしん)、お腹を見る(腹診ふくしん)、背中を見る(背候診はいこうしん)、頭を見る(頭診とうしん)、手足のツボを見る(経穴診けいけつしん)、経絡の流れを見る(経絡診けいらくしん)と直接ふれて診察するのが(切診せっしん)です。

脈診は脈の緩急、強弱、浅いか深いかなどを感じ取り、診察します。

人差し指、中指、薬指のふれる部分で五臓と関連しており、元気があるか、どうか、熱があるか、冷えがあるかなどを診察する手がかりとしています。

9-5 高次元診

高次元診(こうじげんしん)とはふれないで観察する診察法です。

患者、家族、家系の潜在意識、集合意識を手でふれないで見ていくのが高次元診(こうじげんしん)です。四診で得られる情報よりもより高次の世界が関係している場合には必須です。




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